トップページ他山域山行リスト>日向山_記録20181104


日向山

 山行日
2018年11月4日(日) 曇 同行者:「山の会」メンバー 7名
 コース
矢立石登山口手前(10:15)〜(10:21)矢立石登山口(10:22)〜(10:51)日向山三角点(10:53)〜(11:56)雁ヶ原(12:54)〜(13:59)矢立石登山口
 今回は、「山の会」で、山梨県の日向山に行ってきました。この山は、今年8月に登頂しました長野県の飯盛山と同様、昔から知っている山で、いつかは行ってみたいと思っていました。
 この度、そのチャンスがついに到来しました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 日向山の矢立石登山口に行くには、下記2通りの案があった。
(1)特急スーパーあずさ1号で甲府まで行き、各駅停車に乗り換え、長坂にて下車。そこからタクシーで、登山口。
(2)特急スーパーあずさ1号で小淵沢まで行き、そこからタクシーで登山口。
 時間的には、(2)の方が早いのだが、新宿からだと甲府と小淵沢で自由席特急料金が800円ぐらい違うのと、タクシ−代が少し高い。
 そんなに急ぐ旅でもないので、今回は、(1)の各駅停車松本行きで長坂という案を採用。すると、この各駅停車、日野春駅で特急の通過待ちということで、停車時間が長い。お蔭でホームに出て、目の前の甲斐駒を撮影することができた。(写真下)
 ....何が幸いするかわからない。
[甲斐駒ヶ岳:日野春駅のホームから]

 9:36、長坂にて下車し、駅前から予約しておいたタクシー2台に分乗して出発。

 目的地は、矢立石登山口だったが、運転手さんから、路上でのマイカー駐車が多く、このまま登山口まで進むと、ターンできないということで、少し手前で、降ろされてしまった。(10:14) (写真下)
 降りた瞬間、周囲の紅葉が目に入る。この辺りは、昨日の丹沢と違って、紅葉が素晴らしく色鮮やかだった。
[登山口手前でタクシーから降りる]

 5,6分で、矢立石登山口に到着。ここまで、マイカーがびっしりと駐車しており、先程のタクシーの運転手さんの通り、車が方向転換するスペースは、無かった。
 なお、事前調査通り、日向山〜錦滝間、及び尾白川林道もこの先で通行止めというカンバンあり。ということで、今回は、日向山往復となることを再確認。

 10:22、登山口を出発する。
 歩き易い登山道が続く。そして周囲の木々は、見事な紅葉の時を迎えていた。
[矢立石登山口にて] [周囲は、完璧な紅葉]

 ちょうど陽が照っており、紅葉がより一層映える。撮影のために立止まること多し。
[紅葉が素晴らしい]

 11:44、カラマツ林の中を進む。いつのまにか太陽は雲に隠れ、上空は雲が多くなってきた。
 ここまですれ違うハイカーの多さに驚く。家族連れや、カップルが目立つ。歩き易い山と、独特の景観に惹かれるのだろう。
 ....ここまで登山口から約90人とすれ違った。 
[カラマツ林を行く]

 11:51、丁字路に出た。
 左は、雁ヶ原、右は三角点ということで、三角点に寄り道する。
 右折すると、すぐに三角点を発見。ここは、林の中で展望無し。ということで、すぐにUターンし、先程の丁字路に戻って、雁ヶ原へと向かった。
[日向山の三等三角点に寄り道]

 ほぼフラットな山道を進んでいくと、正面の林の奥が真っ白な光景となる。(写真下)
 この先が雁ヶ原だと思われ、少し速足となる。
[日向山雁ヶ原の直前にて]

 11:56、雁ヶ原に到着。
 目の前は、真っ白。ガスが湧いて、甲斐駒どころか、すぐ前の斜面の先も見えない。この光景には、正直ガッカリ。
 まあ、天気には勝てないということで、ランチタイムとし、少し手前の樹林帯の方へ戻った。
[日向山雁ヶ原にて:ガスの中]

 足下の砂地だけが、日向山の印象かと、パンを食べていたら、段々とガスが消えていくのが分かった。あれっと思った時は、手前のガスが切れて、白い急斜面の岩場が目の前に現れた。(写真下)
[日向山雁ヶ原にて:白い斜面が現れた]

 こうなったら、食事どころではない。皆、一斉に食事を中断し、デジカメやスマホを持って、砂地に向かった。メンバーのTOYさんが、踏跡のある斜面の先端まで下っていく。(写真下)
 ....画像では、たいした斜面でないように見えるが、実際のところ、あそこまで、わたしゃ、恐くて行けない。

 ここは、安全面を考えたら、ロープを張るべきエリアだと思うのだが、ロープ等の設備は全くない。斜面で転落してしまったら、まず助からないだろう。
[日向山雁ヶ原にて:砂地斜面の先端にて]

 そのうち、遥か遠くの八ヶ岳まで見えてきた。
[日向山雁ヶ原にて:八ヶ岳が現れた]

 また、ガスが湧いてくるとも限らないので、今のうちに全員で記念撮影することに。(写真下)
[日向山雁ヶ原にて:全員で記念撮影]

 だが、ガスはますます消えていき、遠くの雲も消えていった。
 お蔭で、何年か前に登った雨乞岳を眺めることが出来た。山頂の左下の白い部分は、この日向山と同じような砂地となっている水晶ナギだ。
[日向山雁ヶ原にて:雨乞岳も姿を現した]

 結局、甲斐駒だけは、日野春駅の時と違って、最後までピークにガスが纏わりつき、イマイチの構図だったが、とにかく、ガスが切れてくれたことは、有難かった。気分を良くして、雁ヶ原を後にする。(12:54)
 
 帰りは、来た道を下っていく。行きで気がつかなかった紅葉ポイントがいくつもあり、撮影を楽しむ。
[来た道を引き返す]

  あと30分ぐらいで、登山口に着くだろうという地点で、NASさんがタクシー会社に携帯から電話する。前もって電話をしてほしいと、タクシー会社から言われていたのだ。
 実際は、電話した35分後に登山口に到着。タクシーは、既に我々を待っていた。
[登山口には、既にタクシーが待機中だった]

 途中、尾白の湯に立ち寄って、入浴。
 やはり、下山後の風呂は、気持ちいい。そして、お決まりの風呂上がりのビール。
 至福の時を味わう。
[尾白の湯に寄り道] [風呂上りに乾杯]


 今回は、陽が差したり、曇ったりと、天気がコロコロ変わり、日向山頂上でガッカリした時もありましたが、結果的には、大満足といった山行でした。歩いた距離が短かったという感想もありますが、昨日の丹沢の紅葉と違い、素晴らしい紅葉に出会えた事、天空のビーチと言われる砂地の光景を眺めることが出来た事がとても強く印象的でした。
 「山の会」の皆さん、お疲れ様でした。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。