トップページ他山域山行リスト>要害山・屏風山_記録20181110


要害山・屏風山

 山行日
2018年11月10日(土) 晴後曇 同行者:「山の会2」メンバー 13名
 コース
箱根町港(10:07)〜(10:18)芦川入口〜(10:27)おむすび広場〜(10:28)畑引山最高地点(10:31)〜(10:40)白浜入口(10:48)〜(11:16)箱根町港(11:25)〜(11:28)箱根関所入口〜(12:18)要害山(12:22)〜(12:36)屏風山〜(12:48)屏風山三角点(12:52)〜(12:56)屏風山〜(12:53)甘酒茶屋(14:04)〜(15:07)畑宿
 今回は、「山の会2」山行で、箱根の山に行ってきました。この辺りは、初訪問の山ばかりでしたので、極めてワクワクしながらの山歩きとなりました。
 詳細は、下記をご覧下さい。


 箱根湯本駅にて集合し、箱根町港行きのバスに乗車。(9:15) 湯本駅から箱根町港行きのバスに乗るのは、生まれて初めてだと思う。(20代の頃は、バイクで、毎週のように走ったコースではあったが)
 箱根駅伝と同じルートで、芦ノ湖湖畔に出て、箱根町港バス停に到着。(9:59)
 自宅を出た時は、一面曇り空だったが、今では、見事な青空が広がり、雲が全く見当たらない。素晴らしい天気となった。
 10:07、本日の山行説明を聞いた後、出発。
[箱根町港バス停降車地点からスタート(振り返って撮影)]

 今回は、まず屏風山とは反対方向に歩き、畑引山を目指す。畑引山というのは、芦ノ湖の南端に位置する山で、「箱根やすらぎの森」という森林公園の中にあるのだが、インターネットで事前調査したとき、どこが山頂かわからなかった。よって、現地で確認しながらの訪問予定だ。

 箱根峠に続く箱根旧街道方面に進み、途中で、右手の湖岸沿いの舗装路を歩いていく。
 10:18、芦川入口に到着。(写真下)
 ここで、舗装路から外れて登山道に入る。
[芦川入口にて]

 階段を登っていき、おむすび広場に向かっていく。すると、前方に緩やかな登りの芝生斜面が広がる。右奥に東屋が見える。このあたりが、おむすび広場のようだ。
 芝生の斜面を登り切った所で、登ってきた斜面を振り返る。(写真下)
 地図やGPSで確認すると、この芝生が終了した辺りが最高地点で、畑引山のピークだと推察。だが、周りには、畑引山の標識は見つからなかった。
[畑引山最高地点あたりから振り返って、おむすび広場、奥に二子山を望む]

 その後も、箱根やすらぎの森エリア内を歩き続け、白浜入口まで歩き、そこから国道1号線の方に戻り、同じ道をなるべく通らないようにして、箱根やすらぎの森の入口の前を通過する。(写真下)
[箱根やすらぎの森入口にて]

 11:16、再び箱根町港バス停に戻ってきた。ここでトイレ休憩とし、11:25出発。
 いよいよ、本日山行のメインである屏風山方面へ向かう。
 
 11:28、国道1号線を歩き、左折すると箱根関所に入る道を見たところで、国道を渡り、関所と反対方向にある登山道に入る。入口には、道標が立っている。(写真下)
[箱根関所から右折する]

 登山道に入った最初の頃は、たいした登りではなかったが、そのうち、急登が続き、難所となった。こんな急登が続く登山道は、あまり記憶にない。左右は、ハコネダケが密集していて視界が広がらない中、標高差100mぐらいをほぼ一直線に登っていく。途中から、階段登りの横にクサリも現れた。本当に長い登りだな〜と、ブツブツ言いながら、足を上げる。
 登山道に入ってから約30分で、ようやく急登が終わった。
 左に進んでいくと、植林帯となった。その中で小休止とする。
[急登が続く]

 小休止後、屏風山に向かうが、我々4人だけは、途中の左手にある要害山のピークに寄り道する。地図上では、934m地点が要害山のピークのようだが、等高線から見ると、ほぼ真っ平なピークのようだ。
 12:15、登山道から外れ、左手の植林帯に入る。この西側が937m地点だ。
[要害山の頂上を注意しながら登山道を進む]

 植林帯の中は、下草が少なく歩き易かった。
 だが、予想した通り、真っ平で、どこが山頂か、わからない。他事鉄さんがGPSで確認し、このあたりが937m地点ということで、山頂標識を探してみたが、見つけることはできなかった。
 12:18〜12:22、山頂付近をウロウロした後、登山道に戻った。
[要害山の頂上あたり]

 登山道に戻ると、両側がハコネダケが密集しており、人の背丈以上にあるので、周囲の景色もよく見えない。(写真下)
[登山道に戻る]

 12:36、突如、左手に屏風山の説明板が現れた。どうやら、ここが一般的な屏風山の山頂のようだ。この屏風山には、三角点があるのだが、地図では、登山道上ではなく、少し西側にずれて記載されている。そこで、三角点を探すために左手のササヤブの中に入れる箇所をバックしながら探す。
[屏風山の説明板]

 ササヤブに突入。当然のことながら、歩き難い。
 先頭を行く他事鉄さんが左手に踏跡があることを発見。そちらの方にルート変更していく。
[少し戻って、三角点を探すため、ヤブ突入]

 踏跡に出た後、進んでいくと、目の前に金網が現れた。(写真下左)
 金網の中には、屏風山雨量観測局のプレートがあったが、どうやら無人雨量計のようだ。太陽光パネルが取り付けられた柱が立っていたが、これは、登山道から見えないだろう。
 三角点は、金網の外側の草原にポツンと設置されていた。(写真下右)
 目的だった三角点を撮影後、先程の踏跡沿いに戻っていく。

 今日は、薄灰色の長袖Tシャツを着用していたのだが、先ほどのヤブ漕ぎで、両袖の部分は、真っ黒となってしまった。
 ....ちょっと服の色を間違えた。
[金網が出現] [金網の外側に三角点発見]

 踏跡沿いに進むと、先程の登山道に出た。どうもササヤブに突入するポイントが早すぎたようだ。
もう少しバックし続ければ、今、出てきた踏跡に気がつき、ヤブ漕ぎしなくても三角点にいくことが分かった。
 12:56、再び屏風山の説明板の前に出た。
[再び、屏風山の説明板]

 屏風山の説明板からさらに少し下っていった所で、ランチタイム中の他メンバーと合流。
 12:59、遅めのランチタイムとした。メインメンバーは、先に出発してもらい、我々4人組は、後発となる。
[屏風山から少し下ったところでランチタイム]

 13:18、出発。この先は、紅葉あり、巨木ありと、樹木を観賞しながらの歩きとなった。
 ただ、午前中あれほど、好天だったのに今は、曇り空となっていた。このため、せっかくの紅葉が映えなかったのが残念。
[紅葉を見る]

 13:53、甘酒茶屋に到着。ここで先行メンバーと合流した。
 茶屋では、ハイカーやドライブ客が休憩中で、賑わっていた。いきなり観光地に来た気分だ。
[甘酒茶屋に到着]

 甘酒茶屋を14:04、出発。
 石畳歩道に入ったところで、左手に説明板が立っていた。
 『石畳み歩道について
 この石畳は、旧東海道(江戸時代西暦1680年頃)の歴史的な街道に沿った歩道です。
 旧東海道は、関東大震災(西暦1923年)及び北伊豆地震(西暦1930年)等たびかさなる災害により大半が崩壊、埋没しましたが、残された一部の石畳を再現し、自然歩道として神奈川県が整備したものです。 神奈川県』
[箱根旧街道を下っていく]

 旧東海道の車道沿いを歩いていく。(写真下)
 この辺りは、旧東海道の車道と、箱根新道が入り組んでいて、車の走行音が大きい。
 その後、再び石畳となる。
 だが、この辺りの石畳は、少し濡れていて、非常に滑りやすくなっていた。こんな滑りやすい石畳って、本当に歩き易かったのだろうかと思っていたが、江戸時代は、草鞋だったことを忘れていた。
 20年以上も前、沢登りのとき、使用した草鞋の経験から言うと、確かに草鞋だったら、滑らなかったかもしれないなと思った。
 ....現在では、非常に危険な路面だ。
[車道横を歩く]

 石畳が終わり、舗装路を少し下った後、車道に出たら、そのすぐ先にバス停が見えた。
 15:07、畑宿バス停到着。
 甘酒茶屋では、大勢の観光客、ハイカーが目立ったのだが、ここ畑宿は、ひっそりとしており、観光客の姿が見当たらなかった。
 到着した箱根湯本行きのバスは、それほど混んでおらず、ちょっと予想ハズレ。もっと激混みのバスを想定していた。
 [畑宿バス停に到着]


 「山の会2」メンバーの方々
 本日は、ご同行ありがとうございました。要害山ピークや屏風山の三角点での探索は、なかなか面白いイベントでした。今後とも、宜しくお願い致します。

 箱根の山々は、興味深いエリアです。今後ますます入り込んでいきそうです。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。