トップページ他山域山行リスト>明神ヶ岳・芦ノ湖西岸歩道_記録20181117


明神ヶ岳・芦ノ湖西岸歩道

 山行日
2018年11月17日(土)・18日(日) 晴・晴
同行者:「山の会」メンバー 14名・7名
 コース
2018/11/17:道了尊(8:36)〜(9:43)見晴小屋(9:55)〜(10:13)神明水(10:15)〜(11:21)分岐点〜(11:27)稜線合流点〜(11:30)明神ヶ岳(12:09)〜(12:11)稜線合流点〜(12:45)宮城野分岐点(12:50)〜(13:23)別荘地現れる〜(14:03)宮城野営業所前バス停(14:15)=(バス)=(14:57)桃源台〜(15:15)芦ノ湖キャン村(泊)
2018/11/18:芦ノ湖キャンプ村(9:50)〜(10:15)深良水門分岐点〜(10:29)亀ヶ崎〜(10:52)小杉ノ鼻〜(11:35)真田浜(11:48)〜(12:23)箒ヶ鼻〜(12:44)白浜〜(12:48)白浜入口(12:53)〜(13:25)箱根町港
 先週は、箱根の屏風山に行ってきましたが、今週も箱根となりました。
 今度は、「山の会」1泊2日の山行で、明神ヶ岳、芦ノ湖西岸歩道を歩いてきました。明神ヶ岳は、3度目の訪問でしたが、芦ノ湖西岸歩道は、初めてのルートです。また、宿泊地は、芦ノ湖キャンプ村で、テント泊を存分、楽しみました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


<第1日>
 小田急新松田駅で、全員集合し、バスを乗り継いで、終点道了尊にて下車。
 ここから、本日の山行がスタートする。
 初日の参加者は、「山の会」メンバー15人。そこで、5人ずつのグループに分かれて、行動することにした。今回の山行は、1泊2日で、男性は、テント山行。久々に背負ったせいか、テントが重く感じる。
 8:36、道了尊入口を出発する。道了尊からの明神ヶ岳へのルートは、2015年5月以来、3年半ぶりだ。その時、境内の大きな赤い高下駄を見物できなかったので、今回、寄り道して見たいと思っていたのだが、時間的に余裕がなかったため、今回もパスすることになってしまった。
 境内の左寄りの舗装路を進み、途中で左折し、階段を登っていく。(写真下)
[道了尊からスタート]

 尾根の背に乗った後は、尾根の背沿いに進んでいく。周囲は、植林帯だ。
 林道を横断し、そろそろ見晴小屋かなと思っていたら、案の定、前方に小屋が見えてきた。
 9:43、見晴小屋到着。この見晴小屋は、建っているだけの小屋で、実際は、廃屋状態だ。だが、小屋前にベンチがいくつかあることと、振り返ると大山や丹沢が見えるので、休憩場所としては、ふさわしい所だ。
 (ただ丹沢方面は、木枝や葉が邪魔をして、それほど良くは見えないが)
[明神岳見晴小屋]

 10:13、神明水に到着。神明水では、チョロチョロの水しか出ていなかった。そんな訳で休憩せずに、そのまま登っていく。
 10:20、振り返ると、見晴らしがよくなっており、酒匂川周辺の平野部と、その奥、曽我丘陵(不動山など)の山々が眺められた。前回は、ガスが湧き、よく見えなかったので、今回、この光景を目にすることができて、素直に嬉しく思う。
[振り返ると、酒匂川周辺の平野が見えた]

 防火帯のような斜面を登っていく。道は、ほぼ一直線で、無駄な歩きが無く、効率がいい。
 途中、紅葉した一本の木に出会う。太陽光が当たり、より一層、赤色が映える。思わず、デジカメ撮影。(写真下)
[見事な紅葉を見る]

 防火帯の尾根登りを終え、左にトラバース気味に進んでいく。
 やがて、冬枯れの林の間を歩いていくようになる。(写真下) この辺りの樹林は、絵画になるような光景で、とても印象的だ。
[葉を落とした樹林帯を進む]

 最後の急登を終えると、11:27、稜線の丁字路に出た。
 ここで、初めて西側の光景を眺める。
 ....5人ずつのグループに分けたのだが、第2隊と第3隊は、殆どくっついたままの状態だった。
[明神ヶ岳の稜線に出た]

 西側には、神山、駒ヶ岳が見える。また、大涌谷の白い噴煙も眺められた。結構、山の斜面の高い所まで家屋が点在しているのが見える。そのせいだろうか、何となく山が小さく感じられる。
[目の前は、神山、駒ヶ岳]

 11:30、明神ヶ岳頂上到着。休憩している登山者が意外にも多いので、ビックリしてしまった。スタート地点での道了尊や、歩いてきたコース上の登山者は、極めて少なかったのに、この登山者の数(ざっと数えても30人以上いた)である。いったいこの人たちは、どこから登ってきたのだろうかと、疑問に思ってしまった。
 ここで、全員での記念撮影後、ランチタイムとした。

[明神ヶ岳頂上光景] [明神ヶ岳頂上で全員での記念撮影]

 前回(2015年)に登った時は、手前の金時山しか見えなかったが、今日は、そのバックに富士山をしっかりと眺めることが出来た。やはり、晴れた時の山頂を登っていないと、どうしてももう一度、登りたくなってしまう。
[明神ヶ岳頂上からの富士山、金時山]

 明神ヶ岳頂上を出発し、来た道を引き返す。
 先ほどの分岐点で、その奥に相模湾が広がっていた。登っている時には全く気がつかなかった。
[来た道を引返し、相模湾を望む]

 左右がササだらけの緩やかな下りとなり、箱根を歩いているなぁ〜という気分に浸る。
 何とも言えない光景だ。
[緩やかな下りとなる]

 12:45、宮城野分岐点にて到着。(写真下)
 ここで小休止した後、右折して、宮城野へ下っていく。この下りルートは、自己未踏ルートなので、ちょっと楽しみだ。
 下り始めると、すぐに団体さんとすれ違う。えらく長い列だなと思ったら、37人との事。どうやらバス1台を貸し切ったツアー登山のようだ。このコースを登って、どこまで行くようなコースなのだろうか。我々の逆コースだろうか。ちょっと気になってしまった。

 13:17、涸沢を渡ったところから、少し下り斜面が緩くなった。ものの5,6分で、右手に別荘地を見る。この先、右手に別荘地の建屋を見ながら、ほぼ一直線に下っていく。
[宮城野分岐にて右折]

 宮城野のバス通りに出た。
 ここで、日帰り組の5名と別れる。彼らは、勘太郎の湯に立ち寄ってから帰路につく予定だ。
 我々は、トイレと缶ビールを探すため、箱根裏街道(国道138号線)を少し小田原方面に戻ってみる。すると、左手にコンビニを発見。また直進すると、宮城野営業所前のバス停が見えてきた。ここには、トイレがあった。
[「勘太郎の湯」の手前にて、日帰り組と別れる]

 宮城野営業所前バス停にザックを置き、まだバスの発車時刻まで時間があったので、コンビニまで行って缶ビールを購入。(写真下)
 飲み干した後、桃源台行きのバスに乗車。
[宮城野営業所前バス停にて]

 宮城野営業所前バス停では、予定より早いバスに乗車できたので、時間的に余裕が出来たと思っていたのだが、途中のバス停での乗降者が多く、桃源台までえらく時間がかかってしまい、結局、予定していた時刻と同じになってしまった。(これからは、ちょっとスケジュールが詰まっているので、時間が気になるのだ)
 
 14:57、終点桃源台バス停から芦ノ湖キャンプ場に向かう。
 キャンプ場前の、少し紅葉に色づいていた樹林帯が、我々を迎えてくれた。
 NASさんが、思わず、素晴らしい景色だとカメラを取り出す。ちょうど太陽光が眩しく、逆光だったのが、好印象となったようだ。(写真下)
[桃源台から湖岸を歩いていく]

 キャンプ場では、「山の会」メンバーのうち、車でやってきて、キャンプだけ参加するというメンバーが2人(TOIさん、KEKさん)いて、そのメンバーが先に受付を済ましてくれていた。
 
メンバー2人に案内されて、テント場に到着。(15:15)
 すでに2人のテントは設営済で、おまけにタープまでセットされてあった。
 
 ザックからテントを取り出し、設営開始。
 2張のテントしかなかったところに、さらに4張、増えた。
 この後、16:00になったところで、共同浴場に向かう。
[テント設営完了]

 共同浴場は、空いていて、文句なしの状態。だが、長湯は、できない。
 一風呂浴びた後、一旦、テント場に戻った後、すぐに雨天用BBQ場に移動。
 このキャンプ場では、屋外のBBQ場の他に雨天用BBQ場(レストハウス)も用意されてあり、今回、陽が落ちた後は、寒いということで、室内用BBQ場を事前に予約しておいたのだ。
 17:00から、BBQがスタートする。参加人員は、15名−5名(日帰り組)+2名(車組)=12名。
 ここでは、予約していた料理を種類を変えて8人分。4人分は、車で来たメンバーに食材を持参してもらう。缶ビールなどは、自販機で買えるので、便利だ。
 外は、かなり冷え込んできているが、この室内であれば、風は来ないし、夏のように虫や蚊が入り込むこともないので、快適なBBQが味わえた。
 ....牛肉あり、ソーセージあり、キノコあり、野菜あり、パエリアあり、まあ豪華
 但し、締め切っていると、少し煙が気になったので、時々、出入口を開ける。(我々は、ドアに近い場所だったので、空気の入替えが自由に出来た)
[室内BBQ場で、BBQを楽しむ]

 結構、飲んで食べたな〜という満足感の後、テント場に戻ってきた。
 さすがに気温は、下がっていて、ダウンのような防寒着は必須だ。
 ここで、車で来たメンバーが持参したタープの下で、炭を燃やして暖気をとりながら、酒を飲み続ける。
[テント場で、酒盛り]

 女性メンバーには、今回、ケビンを1棟(6人用)、予約しておいた。中に入ってみると、きれいな装備で、これなら、食材だけ持参すれば、料理も可能で、人気が高いことも頷けた。

 その後、テント場に戻って就寝。今回は、大型テントには、3人、それ以外は、各1人ということで、私は、持参したテント(2人用)を1人で使用。お蔭で、スペース的には問題なし。寒さも、それほどでもなく、快適な夜だった。
[ケビン内を見学]

<第2日>
 朝食後、車組の2人と別れて、芦ノ湖キャンプ村から、芦ノ湖西岸歩道に向けて出発する。
 ここで、メンバーは、12名ー2名(車組)ー2名(宿泊後、即帰宅組) = 8名となる
 この西岸コースは、初めてなので、ちょっとウキウキしてしまう。
[芦ノ湖西岸歩道に向けてキャンプ場を出発(振り返って撮影)]

 歩き始めは、幅広の歩道だった。(写真下)
 ほとんどアップダウンがないので、歩き易い。左手には、芦ノ湖が林の奥に見え続ける。
[最初は、幅広の路(振り返って撮影)]

 亀ヶ崎、小杉の鼻、立岩と通過していき、真田浜に到着。(写真下左)
 ここで、左折し、芦ノ湖の浜辺に向かう。
 浜辺に出て、小休止とした。(写真下右)

[真田浜に到着] [浜辺で小休止(振り返って撮影)]

 芦ノ湖に浜辺があることを初めて知ってビックリ。まして、浜辺に降り立つことができることにもビックリ。時々、遊覧船や海賊船が湖の真ん中あたりを通るが、その船が起こした波が浜辺に打ち寄せてくるのがわかった。
[真田浜にて神山・駒ヶ岳を望む(振り返って撮影)]

 左手に見える駒ヶ岳の位置がどんどん変わってくるので、自分がどれだけ歩いてきたのかがよく分かる。
 12:48、白浜入口にて小休止。(ここには、トイレあり) ここで、先週の畑引山の方へ山の中を歩いていくか、このまま湖岸沿いを歩いていくか、皆に相談したところ、このまま湖岸路を歩くこととなった。だが、この先は、舗装路となってしまったので、ちょっと足の裏が痛く感じる。(写真下)
[最後は、舗装路(振り返って撮影)]

 芦川入口のところで、「箱根やすらぎの森」の案内板を見る。
 ここは、一週間前に反対側から歩いてきたところだ。

 さらに進んで、国道に出る前、モミジの紅葉に遭遇する。ちょうど太陽光が当たっていたので、本日のフィナーレに相応しい鮮やかな色だった。(写真下)
[国道に出る前に紅葉したモミジに遭遇(振り返って撮影)]

 帰りは、途中で、箱根駅伝の往路ゴール地点(復路スタート地点)の石柱に寄り道して、箱根町港バス停に向かう。(写真下)

 13:35、箱根町港バス乗り場に到着。ここには、乗り場がいくつもあり、箱根湯本行きのバス乗り場に行くと、ちょうど臨時の急行箱根湯本行きのバスが発車するところで、極めてラッキーだった。
 お蔭で、箱根新道経由で、一気に箱根の坂を下っていき、次の停留所が箱根湯本だった。
[箱根駅伝復路スタート地点(振り返って撮影)]

 バスを降りて、箱根湯本の蕎麦屋にて、生ビールで乾杯。
 2日間、なんとか雨が降らずに過ごせたことは、非常にラッキーだった。
 [箱根湯本にて乾杯]


 「山の会」メンバーの皆様
 ご同行ありがとうございました。中身の濃い、充実した二日間でした。
 「山の会」では、初めてのテント&ケビン山行でしたが、参加されたメンバーには、好評だったことが分かりました。今後も、こういった山行を企画していきたいと思っています。
 ....今回は、初日の山行リーダがAKFさん。キャンプ&2日目の山行リーダ(世話人とも言う)は、花立小僧でした。




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。