トップページ他山域山行リスト>イタドリ沢ノ頭・矢ノ音_記録20190914


イタドリ沢ノ頭・矢ノ音

 山行日
2019年9月14日(土) 曇 同行者:「山の会2」メンバー 7名
 コース
日野(9:25)〜(9:38)分岐点〜(10:26)大沢ノ頭(10:32)〜(10:40)イタドリ沢ノ頭(10:50)〜(10:54)奈良本峠〜(11:45)矢ノ音(12:19)〜(13:04)孫山(13:09)〜(13:22)子孫山ノ頭(13:32)〜(14:15)与瀬神社(14:18)〜(14:33)相模湖駅
 今回は、「山の会2」メンバーと共に相模湖北部の山、イタドリ沢ノ頭と矢ノ音を歩いてきました。ちょっと地味な山域ですので、そんなに登山者が歩いているようには、思えません。果たして山道は、明瞭なのか気になってました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 藤野駅発、和田行きバスルートの日野バス停が、本日のスタート点だ。
 上空は、曇り。ちょっと天気が気になるところ。
[日野にて(振り返って撮影)]

 バス通りを横断し、小道を通って、東側に延びる車道を進む。周りは、民家と畑が続く。
 やがて、左手が法面となり、上り坂となる。
 9:38、車道から分岐する未舗装路を発見。(写真下)
 「明応峠.陣馬山」という道標が目立っていた。ここで左折し、未舗装路に入る。
[車道から登山道に入る]

 細い経路となるが、迷うことはない。
 9:46、右手の視界が広がり、山の中に中央高速の橋が遠く見えた。だが、上空が雲に覆われ、眺めていても、今一つ爽快感が味わえない。
 その後、黙々と登り続ける。
[登山道は、明瞭(振り返って撮影)]

 連続した登りが終わり、少しフラット気味を歩いた後、再び植林帯の登りとなる。
 10:26、大沢ノ頭に到着。「477m大沢の頭」という小さな手書き標識を見つけた。(写真下左)
 ここで、小休止。山頂といっても、植林帯に囲まれ、展望は無い。地図を取り出し、もう少しでイタドリ沢ノ頭だと知る。標高差は、約30mなので、すぐに着くだろうと思えた。
[大沢ノ頭頂上での山頂標識] [大沢ノ頭頂上にて小休止]

 大沢ノ頭を出発して、8分後、イタドリ沢ノ頭に到着。
 ここが頂上?と思えるほど、フラットなピークだったので、頂上らしくなかった。二等三角点があるピークなので、展望を期待したのだが、ここも植林帯の中だった。
 特徴的だったのは、「虎杖沢の頭」という立派な山頂標識だ。「虎杖」をイタドリと読むのは、この後、スマホでネット検索して初めて知った。
[イタドリ沢ノ頭頂上にて]

 イタドリ沢ノ頭からは、比較的アップダウンの少ない歩きとなった。
 10:54、奈良本峠を通過。ここは、栃谷方面への分岐点となっている。
 その後も、登山道は、明瞭で、時々、道標が立っている。というのも林道や経路と合流したりするので、分岐点が多い。このため、誤ルート防止のために道標が立っているようだ。
 11:33、明王峠と矢ノ音との分岐点を通過。(写真下)
 ここで、直進の矢ノ音へと向かう。ここから、登りらしい登りとなる。
[矢ノ音に向かう(振り返って撮影)]

 11:45、矢ノ音頂上に到着。
 周囲は、植林帯で眺望は望めない。大沢ノ頭、イタドリ沢ノ頭といい、今回は、眺望を得られないピークが続く。ここで、ランチタイムとし、腰を下ろす。
 頂上には、藤野町十五名山の山頂標識の他、ロープで囲まれている装置がある。よく見ると気象観測装置と書かれてあった。
 今にも雨が降りそうな天気に変わってきたので、先を急ぐことにした。
[矢ノ音頂上にて]

 12:19、矢ノ音を出発。南側の植林帯斜面を下っていくことにする。
 だが、これがとてつもない急斜面で、時間がかかってしまった。
[矢ノ音からの急な下り(振り返って撮影)]

 下り切った先が、大平で、屋根と柱だけの小屋が1軒、建っていた。
 ここは、以前、明王峠から相模湖に抜ける時、通ったことのある場所だ。
[大平にて]

 今回は、孫山、子孫山ノ頭のピークを踏むことを目的としていたので、大平から、途中、登山道を外れ、斜面を登り、孫山のピーク(548m峰)に立つ。(13:04)
 何か山頂標識でもないかと見渡したが、何も見つけることが出来なかった。目立ったのは、ティーピー型に組まれた木の枝で、焚火の準備のように見えた。(写真下)


 国土地理院地図では、「孫山」は、三角点のあるピークとなっているが、山と高原地図「高尾・陣馬」では、三角点のあるピークが、「子孫山ノ頭」となっている。また、高尾山登山詳細図でも、後者と同様で、さらに北部の548m峰が「孫山」となっている。ここでは、548m峰を「孫山」、三角点ピーク543mを「子孫山ノ頭」としている。
[孫山頂上にて]

 登山道に戻り、次のピーク子孫山ノ頭へと向かう。
 13:22、一登りして、ピークに到着。残念ながら、ここも展望が無かった。
 ここで、「孫山」という山頂標識(相模原市)と、手書きの貼り紙「子孫山ノ頭543m」を見つけた。
 相模原市は、国土地理院の情報を元に建てたのだろう。貼り紙の方は、山と高原地図「高尾・陣馬」を見ての判断だろう。
 いずれにしても地図によって山名が異なるのは、山仕事の人々や登山者にとって面倒な話だ。
[子孫山ノ頭への登り(振り返って撮影)] [子孫山ノ頭頂上にて]

 子孫山ノ頭から相模湖の方へ南下していく。
 途中、相模湖を見下ろせるビューポイントがあり、そこで立ち止まったのだが、曇り空と、湖面が若葉色で、今一つ情景は冴えない。
[相模湖を見下ろす]

 ジグザグ路の下りに飽きた頃、与瀬神社の前に出た。
 説明板を読むと、明治37年火災にて社殿を焼失。大正3年本殿を再建。昭和24年拝殿再建との事。
[与瀬神社前を通過]

 神社を下り、中央高速を渡る。
 この中央高速の走行音が聞こえてきたとき、ようやく下山したな〜と思えた。
[中高高速を横断]

 14:33、相模湖駅に到着。本日も無事、山行を終了。
 [本日のゴール:JR相模湖駅に到着]


  今回は、登山道が明瞭かどうかが気になりましたが、全くの杞憂に終わりました。道標も整備され、安心して歩けました。ただ、視界が広がる箇所が少なかったのは、残念でした。今回は、曇り空でしたので、見落とした箇所があるような気がして、晴れた日に再度、歩いてみたいと思っています。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。