トップページ>他山域山行リスト>岩堂山_記録20200111
2020年1月11日(土) 曇 |
同行者:「山の会2」メンバー 21名 |
松輪入口(10:47)〜(11:13)岩堂山(11:46)〜(11:57)大乗 |
「山の会2」において、2020年初の山行は、三浦半島でも最低の標高クラスと言える岩堂山(標高82.1m)でした。初めての訪問でしたので、ワクワクしながら登ってきました。
詳細は、以下をご覧下さい。 |
岩堂山って、三浦半島のどこにあるのだろうと、事前に調べてみると、京急三崎口駅と城ヶ島の間にあることがわかった。標高は、82.1m。昨年秋、登った、同じく三浦半島にある山崎山の標高は、78m。(このため、頂上には、神奈川県最低峰(78m)という肩書のついた山頂標識があった)
今回の岩堂山は、それに次ぐものだろう。
三崎口駅前でメンバーと集合。
今回は、21人と参加者が多い。というのも、この後、横浜での新年会を兼ねているからだ。
....実際のところ、新年会があるから、岩堂山が選択されたと言えるだろう。
10:37、京急油壷マリンパーク行きバスに乗車し、10:47、松輪入口にて下車。 |
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[松輪入口バス停にて下車(振り返って撮影)] |
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最初は、住宅街を進んでいく。
どこに目指す山があるのか、まったく分からない状況だ。 |
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[住宅街を歩く] |
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住宅街を抜けると、畑が広がる。目の前を大根を大量に積んだ軽トラックが追い越して行った。(写真下) 道の反対側では、大根をまさに収穫していた。この丘陵地帯は、一面、名物三浦大根の畑だった。 |
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[大根の収穫がピークのようだ] |
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のんびりと大根畑横を歩いていくと、海の向こうに薄らと、大島が目に入った。
視点を周囲に向け、どこが岩堂山?と思いながら、道を行く。 |
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[大根畑の奥に大島を望む] |
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どうやら、あの辺りがピークかなと思いながら、南へ進み、右側の未舗装路に入る。
この先が岩堂山のようだ。 |
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[車道から離れ、岩堂山へ] |
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緩やかな未舗装路を上がっていくと、視界が広がった。ここが山頂のようだ。 |
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[頂上が見えてきた] |
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前方には、平らな台地が広がり、海も見える。遠く海に突き出ている陸地は、城ヶ島のようだ。
手前の畑を見ると、その中に三角点が見えた。完全に埋設されておらず、ちょっと高さのある三角点だ。なんで三角点が畑の真ん中に?と不思議に思う。 |
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[頂上からの眺め(畑の中に三角点がある)] |
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実は、三角点のある位置よりも、今、立っている展望のきく場所の方が、高い。そして、背後には、もっと高い箇所があり、ヤブを掻き分け、そちらに行ってみる。
すると、何やらコンクリートの廃墟のようなものに遭遇する。(写真下)
帰宅後、調べてみたら、下記文章を見つけた。
『明治時代に入ると三浦半島は要塞化(東京湾要塞)され、岩堂山山頂にも三崎砲台の観測所が設置された(砲台跡は山の北東1kmほど離れた場所にある)。三崎砲台は第二次世界大戦の頃には廃止されているが、現在も山のいたるところにその遺構を見ることができる。(出典:Wikipedia)』
どうやら、ここは、観測所跡のようだ。 |
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[裏のピークを訪問] |
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食事を終えたところで、頂上を出発。
登ってきた未舗装路を下っていく。 |
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[岩堂山を後にする] |
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途中、ちょっと寄り道して、岩堂山の説明板を撮影する。
手前に木の枝が絡み、よく読めないが、下記のような内容が記載されてあった。
『岩堂山
三浦市内には山岳といえるほどの高い山はなく、いずれも丘陵程度ですが、この岩堂山は三浦半島南端では最も高い山で、海抜89.9メートルです。晴れた日、頂上からは房総半島、伊豆連峰、そして伊豆大島が眺められ、夏は三浦スイカ、冬は三浦大根の緑と空の青さを満喫できる市内で最も展望を楽しめる丘陵です。
大昔、毘沙門の白浜海岸に正月三日の朝方、鶏の鳴き声とともに東方から竜燈があらわれ、一体の仏像が流れつきました。村人はこの仏像をお祀りしておりましたが、その後行基菩薩がこの地をお通りになったとき、その像をご覧になり、尊い毘沙門天像であるとお教えになりました。そして菩薩はこの山にこもりさらに一体の毘沙門天像をお刻みになり、ともに祀るようにお告げになり去られたといいます。なおそのとき、像を刻んだときに出た木片が寄り集って塚になり、その木っぱ塚が山中にあったとも伝えられております。 三浦市 』 |
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[岩堂山の説明板あり] |
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車道を下っていくと、大乗バス停が見えてきた。
頂上から下ってきて、11分で到着。
こうして、岩堂山の登山は、終了した。 |
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[大乗バス停に到着] |
[大乗バス停] |
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歩いた時間は、約40分弱。今までの山行で、最短時間でした。
岩堂山の三角点標高は、82.1mでしたが、三角点は、畑の中にあり、実際の山の高さは、もっとあることが分かりました。また、観測所跡は、ちょっとミステリアスでした。
超低山であっても、展望や伝説・歴史のある場所であれば、興味が湧きます。
新年会の前に、こんな山行があってもいいかなというのが、率直な感想です。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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