トップページ他山域山行リスト>孫助山・鞍掛山_記録20200125


孫助山・鞍掛山

 山行日
2020年1月25日(土) 曇 同行者:「山の会2」メンバー 8名
 コース
箱根町港(8:27)〜(8:46)箱根新道横断点〜(9:12)孫助山取付点(9:16)〜(10:02)孫助山(10:15)〜(10:35)孫助山取付点(10:38)〜(10:41)鞍掛山入口〜(11:13)鞍掛山(11:33)〜(12:21)鞍掛山入口〜(12:40)箱根新道横断点〜(12:58)箱根町港
 今回は、「山の会2」で、箱根の山2つを登ってきました。事前のネット情報では、孫助山は、激ヤブ、鞍掛山は、頂上の三角点が見つけられるかが課題ということが分かりました。
 さて、実際のところ、どんな山だったのか....詳細は、以下をご覧下さい。


 箱根湯本駅前にて集合し、7:35発の箱根町港行きバスに乗車。
 バスダイヤだと、8:30到着なのだが、実際は、早めに到着。トイレ準備等を経て、8:27に箱根町港を出発する。朝が早いせいか、他に観光客も登山者も見かけない。
 上空は、曇り空で、ちょっと天気は、怪しい状況。
[箱根町港バス停から出発する]

 箱根駅伝の往路ゴール地点手前の十字路をゴールと反対側へと進み、県道75線を登っていく。
 前方に道路表示板があり、もう少しで箱根新道の上を通過することが分かった。また、正面左に見える緩やかな山が見えたが、これが孫助山だった。(写真下左)

 その孫助山を東側から、ぐるりと迂回していく。すると、左手に電波塔が1基立っている山が見えた。その山頂下には、ガードレールのようなものも見える。地図で確認すると、大観山のようだ。(写真下右)
 ....20代の頃は、バイクでよく通ったものだが、この何十年、全くのご無沙汰。
[県道を進む] [大観山]

 9:12、県道が左に少しカーブしている箇所に到着。ここが、ネット情報によると、孫助山取付き点だ。
 とは言うものの、入口は、はっきりしない。この辺りかと、見当をつけて、先頭部隊が、右手のササヤブに突入すると、何やら踏跡らしきものがあるということで、追従していく。
[孫助山の取付き点に到着]

 だが、奥に進むと、ルートが不明瞭となり、9人の列が自然と、2隊に分かれた。我々5人は、左手に進み、ササヤブ斜面を登った後、右手斜面を下っていく。別部隊の4人は、右側斜面を登っていく。途中で、別部隊は、舗装路跡を見つけ、それに沿って登っていくとの声を聞く。
 その後、2隊は、無事合流した。ヤブの中では、姿が全く見えず、声だけが頼りだった。
[ササヤブの洗礼を受ける]

 再び、9人が合流したのは、舗装路跡の上。
 だが、この先、舗装路跡を追っていくと、進路方向が孫助山のピークから遠のいてしまう。このため、舗装路跡から外れ、右手の斜面を登っていく。
[足下を見たら、舗装路の跡あり]

 ササヤブの中を登っていくと、その先に自然林が見えた。だが、その下は、小さな崖のようになっており、簡単には、登れない。結局、右へシフトして、ササヤブの中を突き進んでいく。
 厄介なことにササヤブの中に蔓が出てきて、やたらとザックや身体に引っかかるようになった。
[ササヤブの斜面を登っていく]

 グループの最後尾を歩いているのに、後方から人の声が聞こえてくる。我々以外にも孫助山を目指す登山者がいるのかと、振り向いたら、ゴルフ場のコースが見えた。どうやら、そこからの声が届いているようだ。
 ....聞こえた時は、ホントにビックリ。
[振り返るとゴルフ場(奥は、鞍掛山)]

 ササの丈が少し低くなると、歩き易くなった。頂上方向に向かって斜面を登っていく。
[ササの背が少し低くなった]

 傾斜が緩くなると、ササヤブだらけとなり、ササの丈が再び高くなってきた。
 だが、ようやく頂上付近に来たことがわかった。
[ササ原に出た]

 10:02、孫助山頂上と思われる地点(GPSが示すピーク)に到着。
 周囲はササヤブ、近くにアセビのような樹林があった。
 南西側には、鞍掛山が見える。(写真下)
[このあたりが孫助山頂上と推察]

 10:15、孫助山を出発。
 なるべくササヤブを回避すべく、樹林帯の中を進む。やはり、下りは、進路方向がよく見える。この間の文庫山のヤブ歩きと同じだ。ということで、行きの時よりも、東寄りを下っていくこととなった。
 すると、ササヤブの高さが首より低くなり、歩き易いルートとなった。(写真下)
[帰路は、別ルートとなる]

 登ってきたときと同じルートに近づいた。この下りもヤブの薄い箇所を選んで進んでいく。
[ササヤブに再び突入]

 10:32、再び舗装路跡に出てきた。
 ここから舗装路跡沿いに下っていく。すると、足下の舗装路が比較的残っている箇所は、左右のササが垂れるように覆いかぶさっているのが分かった。舗装路跡から外れないように腰を低くして進む。
[周囲は、ササヤブ]

 途中で舗装路跡が終わった後、そのまま踏跡らしき箇所を進むと、取付き点に戻ってこれた。(写真下)
 時間的には、登り46分、下りは、20分の行程だった。如何に下りが楽だったかが分かる。
 この後、県道を歩き始め、鞍掛山へ向かう。(10:38)
[再び県道に出てきた]

 10:41、県道から分かれ、鞍掛山へ続く道を進む。
 途中、右手に先程の孫助山が見渡せた。(写真下)
[先程の孫助山を望む]

 頂上付近まで行くと、駿河湾方面の視界が広がった。愛鷹連峰の裾野は見えていたが、残念ながら、その上の稜線は、雲に隠れていた。
[愛鷹連峰の裾野が一部、見えた]

 頂上付近の電波塔の右側のササヤブを進む。 
 一番高い箇所には、三角点がないということは、ネット情報で知っていたので、ササヤブの中、一旦下がった箇所を探す。すると、前方のメンバーから「発見!」の声があがった。
 三角点は、確かに分かりにくい所にあったが、周囲のササに隠れているような状況ではなかったのが幸いした。
[鞍掛山の三角点を発見] [三角点付近にあった私的山頂標識もどき]

 三角点付近から周囲を眺める。
 360度の見晴らしは得られず、南西方向の沼津アルプス方面だけが望めた。
[三角点からの眺望]

 鞍掛山の三角点から戻る途中、ランチタイムとし、その後は、一気に県道を下っていく。
 上空は、相変わらず曇り空だ。
 途中の箱根新道との分岐点で、進路方向を危うく間違えるところだった。
 ....箱根新道に合流するところだった。
[県道に出て、箱根町港に戻る]

 12:58、箱根町港に到着。(写真下)
 ここにきて、少し天気が良くなってきた。
 タイミングよく、急行箱根湯本行き13:20発のバスがあり、このバスに乗車して箱根湯本に向かった。
 ....その後、箱根湯本から小田原に出て、いつもの反省会。
 [箱根町港に到着]


 今回の孫助山は、なかなかササヤブの厳しいエリアでしたが、それでも距離は、非常に短いので、体力をそれほど使用せず、登ることが出来ました。また、幸いにも鞍掛山の三角点は、あっさり見つけることができました。
 箱根には、まだまだ未踏の山が多く、これからが楽しみです。
 ....丹沢と違って、箱根は、ヤブ山が多そう。 




※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。