トップページ他山域山行リスト>扇山・百蔵山_記録20200919


扇山・百蔵山

 山行日
2020年9月19日(土) 曇 同行者:「山の会」メンバー6名
 コース
扇山梨ノ木平(9:18)〜(10:38)稜線合流点〜(10:46)扇山(11:05)〜(11:10)稜線合流点〜(11:15)大久保山〜(11:53)小ピーク(12:16)〜(12:39)宮谷分岐点〜(13:35)百蔵山(13:50)〜(14:03)猿橋駅分岐点〜(14:23)三角点(14:25)〜(14:39)祠(14:45)〜(15:12)舗装路合流点(15:25)〜(15:42)戸並入口(15:49)〜(15:51)福泉寺前
 「山の会」では、今シーズン、新型コロナのため、遠出の山行を自粛し、近場の山行としています。今回は、中央線沿線の山である扇山・百蔵山です。個人的には、今まで、それぞれ2回ほど頂上を訪問していますが、今回は、北上して扇山、その後、百蔵山へ行き、その後、西側に下っていくコースを選択しました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 JR中央線鳥沢駅前に約束の集合時刻8:40に全員が集まった。見上げると、一面、曇り空。これでは、富士山の眺望は期待できないなと思いつつ、駅から少し離れた国道20号線沿いにあるバス停に移動する。
 扇山梨ノ木平行きのバスは、富士急ハイキングバスの一つで、4月〜7月、9月〜12月15日の土休日運行という季節運行だ。
 バスの発車時刻は、9:00。バスを待つ乗客は、我々以外にも見られた。
[鳥沢駅前の国道20号線でバスを待つ] [バスが到着]

 9:13、扇山梨ノ木平に到着。
 ここで、ザックの中にウェストバッグをしまい込み、出発。(9:18) この場所は、初めて扇山を登った時の登山口だ。当時も、このハイキングバスが運行されていたのだが、そのことを全く知らず、鳥沢駅から約1時間弱、歩いてきたことを思い出す。
 ....到着時、ここでタイミングよく、バスを見た時のショックは、忘れられない。

 初めての場合は、どこから登るの?と思えるぐらい、登山口が分かりにくい。現に同じバスから降りた他の登山客が車道をウロウロ。こちらは、以前、来たことがあるので、迷うことなく、北側の登山道のある方向へ進んでいく。
[梨ノ木平を出発]

 植林帯の登りが続く。だが、登山道には、階段状のような箇所が無いので、息が突然乱れるようなことはない。しかし、遠方は、見えず、ひたすら足下を見る我慢の登りだ。
 時折、見上げると、上に行くほどガスが広がっていることが分かった。どうやら、扇山の稜線部分は、雲に覆われているようだ。
[植林帯を登っていく]

 10:25、歩き始めてから1時間ちょっと、周囲の光景が、植林帯から自然林に変わった。ようやく稜線が近づいてきたようだ。歩き続けると、樹林帯にガスが漂ってきた。
[自然林に変わった]

 10:38、稜線に出た。ここまで来ると、ガスに包まれているのがはっきりと分かった。かなり薄暗い。
 今にも雨が降ってきそうな雰囲気だ。
[稜線に出た]

 扇山の頂上に緩やかな斜面を登っていく。
 すると、ガスが一段と濃くなったと思ったところで、小雨が降り出した。しかし、すぐ先が頂上ということもあり、立ち止まらず、どんどん進んでいく。すると、小雨が止んでしまった。どうやら、局所的に降っていたようだ。
[扇山頂上に向かう]

 10:46、扇山頂上に到着。
 完全にガスに覆われ、周囲は、全く見えない状況。だが、雨は降っていなかった。
 この扇山、過去2回のうち、1回だけ富士山を見ているが、それは、ほんの一瞬だけ。そんな訳で、今回、3度目の正直を狙ったのだが、残念な結果となった。せっかくなので、全員の登頂記念撮影を実施。
 少し粘ってみたが、状況は、全く変わらないので、11:05、出発する。
[扇山頂上に到着] [扇山頂上]

 来た道を引き返す。すると、先程小雨が降っていた箇所は、今も降っていた。だが、そこを抜けると、小雨は止んでしまった。ほんのわずかなエリアだけ、行きも帰りも降っていたことになる。

 11:15、大久保山(1109m峰)を通過。ここから、急な下りが始まる。相変わらず、ガスに覆われている。(写真下)
[大久保山からの下り]

 下り終えた後、登山道は、カンバの頭(818m峰)の登りを避け、左折して鞍部に向かっていく。
 この鞍部でランチタイムとしようとしたが、薄暗くて、倒木や枯れ枝が多く、イマイチの光景。そこで、少し先を進み、小ピークでランチタイムとした。(写真下)
[小ピークでランチタイム]

 12:39、宮谷分岐点を通過。
 ここから再び登りになり、コタラ山(849m峰)を左から巻くように通過。すると、ヤセ尾根が現れた。左右どちらの斜面も高度感があり、積雪期なら、ちょっと嫌らしいところだ。
 その後、短い急登を経て、一旦緩い登りとなった後、いよいよ百蔵山への急登が始まる。(写真下)
 やはり、この登りはキツかった。一気に登れず、途中で小休止。
[百蔵山の登り]

 13:32、緩い斜面になった所で、猿橋駅への分岐点と出合う。ここからは、ほぼフラットになって進むと、百蔵山の頂上に出た。(写真下)
 頂上には、若い男女の登山者4人組が休憩中だった。
[百蔵山]

 富士山側の景色を眺める。(写真下)
 扇山の時よりは、少しガスが切れて、町並み等が見えたのだが、やはり富士山は、見えず。今年は、どうも富士山と相性が悪い。
[百蔵山からの光景]

 13:50、百蔵山を出発する。
 猿橋駅分岐点から今回は、自己未踏ルートの西側を進んでいく。(写真下) 果たしてどんな道なのか楽しみ。
[猿橋駅分岐点を直進]

 14:23、突如、登山道の傍に三角点を発見。こんな場所にあるのかと地形図で確認したら、確かに載っていた。(標高800.1m)
 すぐ先に道標があり、左折するように方向板[葛野(福泉寺)方面]があった。地形図では、直進(西側)の尾根筋にもルートが載っていたのだが、そちらには、方向板が無かった。(写真下)
[道標あり]

 道標の立っている所を左折すると、ここから下り斜面となる。
 地形図では、そんな急には見えないのだが、これが、意外にも急斜面。見ると、固定ロープが設置されてあった。これは、先程登ってきた百蔵山ピークへの斜度よりも急だと感じた。
[急な下りとなる]

 14:39、祠の前に出た。今にも崩壊しそうな祠の奥には、不動明王のような仏像が見えた。(写真下) ここで小休止とする。山と高原地図で確認すると、ここは、金比羅宮と記載されている所だ。
[祠の前で小休止]

 自然林の樹林帯を下っていく。麓から不動明王を参拝する人たちがいるのか、祠を過ぎてから、道が歩き易くなった。ひたすら黙々と下っていく。(写真下)
[樹林帯の下り]

 15:12、舗装路に出た、(写真下)
 ここで、下山口のバス停「戸並入口」15:19発のバスには、間に合わないことが明確になった。
 次のバスは、16:23だ。ということで、ゆっくり休憩。
[舗装路に出た]

 舗装路を下っていくと、民家の横に出た。ここからは、バス通りを目指して下っていく。
 右手に岩殿山を見ながら進んでいくと、ようやくバス通りに出た。
 車道を横断すると、目の前に戸並入口のバス停を見つけた。(15:42)
 [戸並入口バス停]

 戸並入口バス停の周辺には、店も自販機もなかった。
 
そこで、飲料の自販機は無いかと、メンバーの一人が偵察に出発。すると、次のバス停である福泉寺前(戸並入口から100m程度)を過ぎたところにガソリンスタンドがあり、その奥に自販機を発見したと連絡があった。
 ということで、バスの乗車時刻には、まだたっぷりあるので、自販機を目指す。
 15:52、自販機に到着。アルコールは、無いけれど、冷えた炭酸があったので大満足。自販機前にて、しばし休息。
[自販機を発見]

 16:24、定刻通りにバスがやってきて乗車。
 こうして、無事、今回も帰路についた。
 [福泉寺前バス停]


 今回は、富士山眺望が期待できる山を二山登るという計画でしたが、残念ながら、富士山の雄姿を眺めることはできませんでした。是非、次回に期待したいと思います。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。