トップページ他山域山行リスト>高倉山・金剛山_記録20201114


高倉山・金剛山

 山行日
2020年11月14日(土) 晴 同行者:「山の会2」メンバー 10名
 コース
葛原(10:06)〜(10:17)天神峠手前〜(10:25)高倉見晴し(10:29)〜(10:57)高倉山(11:05)〜(11:17)天神峠〜(11:35)見晴し台(11:42)〜(11:52)金剛山(12:25)〜(12:46)葛原神社(13:01)〜(13:27)一本松山(13:36)〜(14:03)京塚山(14:17)〜(14:29)緑のラブレターの上(14:34)〜(14:44)蕎麦屋(16:03)〜(16:17)弁天橋〜(16:27)藤野
 今回は、藤野駅から南部の山を巡ります。以前、「山の会」のメンバーとともに歩いたコースと一部重複しますが、紅葉のシーズン、今回も、十分楽しめました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 藤野駅9:40集合とのことだったが、早めに到着。
 改札口を出て、藤野駅を出た階段下が混雑していることに気がつく。何かと思ったら、9:15発の和田行きの神奈中バスに乗る登山者が長い列を作っていた。これは、バス1台では、乗れないなと思っていたら、後から増発のバスがやってきて、登山者は、無事全員乗ることができた。皆、陣馬山方面に向かうようだ。
 その後、9:45発の和田行きバスは、それほど混まずに出発。我々が乗る、同時刻に発車する名倉循環の富士急バスは、神奈中バスが発車した後にバス乗り場にやってきた。バス乗り場が接近しているので、物理的に同時刻発車は、ありえないのだが、なんで同時刻なのか、よくわからない。

 藤野駅を発車した車内は、地元の人々の他、若いハイカーと思われる客も結構乗っていた。
 9:58、葛原バス停で下車。
 葛原は、「くずはら」と読むのかと思っていたら、「とづらはら」だった。(地形図にカナが振ってあり、「ず」ではなく、「つに濁点」だった)
 ....地名は、本当に難しい。
[葛原バス停にて下車]

 葛原から舗装路を歩き、天神峠方面を目指す。坂道を登っていくので、徐々に身体が温まっていく。
 天神峠のほんの少し手前で左折し、高倉山へと向かう。
[天神峠手前にて]

 登山道に入ると、いきなり直線状の急登となった。(写真下左)
 おまけに足下は、落ち葉で滑りやすくなっており、歩き難い。ハアハアいいながら、登り切ったところが、小ピークとなっており、高倉見晴しという立札を見る。
 ここで、小休止。少し手前に送電鉄塔(東京電力道志川線3)が立っており、見上げて、鮮やかな黄葉とともに撮影。(写真下右)
[急登が出迎え] [送電鉄塔と黄葉]

 高倉見晴しを下っていく。(写真下) 
 これまた急斜面で、落ち葉で滑りやすい。下り切ると、再び登りとなる。結構、疲れる山道だ。
[高倉見晴しを下っていく]

 左手に「山の目」という立札を見る。
 その立札の指す方向を見下ろすと、布きれのような物が見える。これが、野外環境彫刻の現物かと思いながら、先を進む。

 その後、ちょっとトラブル発生。この辺りのピークかなと進んでいたのだが、だんだん下っていく方向となった。これは、おかしいと、伝家の宝刀、GPSを取り出し、三角点のある高倉山ピークを確認すると、だいぶ行き過ぎていることが分かり、急遽、バックとなった。
 バックしながら、前方の小ピークに着目。すると、ここだろうと思える小ピークを発見。登山道から外れて踏跡のある斜面を登っていく。
 10:57、三角点と山頂標識を見つけ、どうにか高倉山到着。(写真下)
 樹林帯の中で、展望は無し。小休止していると、別のパーティ3人組がやってきて、お互い、山頂を見つけることが出来たことが挨拶の言葉となった。
 11:05、出発。登ってきた方向とは逆の方に下っていく。

 下って登山道と合流すると、先程、見掛けた「山の目」の立札に出合う。
 なんということか、高倉山の下に「山の目」があるということに初めて気がついた。「山の目」について話し込んでしまい、すぐ先の小ピークを見過ごしてしまったようだ。
[高倉山に到着]

 再び、天神峠まで引き返す。もともと、高倉山の先は、登山道崩壊で通行止めとなっているためで、高倉山往復コースとなっていた。
 11:17、天神峠を越えてすぐ、金剛山登山口に到着。
 ここから、再び登山道に入る。
[天神峠のすぐ先から登山道に入る]

 いきなり直線状の階段登りとなり、高度を稼ぐ。一度、フラットになるが、再び登りとなる。結構、キツい登りだ。
 11:34、左手の視界が広がる。(写真下)
 尖がった山が見える。丹沢の大室山だ。思わず、何枚もデジカメ撮影。
 すぐ先にベンチがあり、ここが見晴し台だと分かって、小休止。
[途中で、大室山が見えた]

 フラットな歩きが続いた後、少し登ったところが、金剛山だ。
 金剛山は、この東側にもあり、区別する意味で、東側は、日連金剛山、ここは、名倉金剛山だ。同じ金剛山だが、こちらの金剛山は、山頂標識がなければ、ここが頂上?と思えるような場所だ。(祠は、あるのだが)
 時計を見たら、11:52ということで、ランチタイムとした。
 南側には、相変わらず大室山が、端正な三角の形を見せていた。
 北側には、連行峰あたりの稜線が見える。だが、南も北も手前の木が邪魔で、展望がいいとは言えないのが、ちょっと残念。
[金剛山に到着] [金剛山山頂標識]

 金剛山からの急斜面を下っていると、早くも太腿が痛くなってきた。この先、葛原神社へと向かう。
 12:46、葛原神社に到着。
 ここは、トイレもあり、小休止するには、都合のいい場所だ。
 すると、見事に紅葉した樹木を発見。(写真下) 何枚もデジカメ撮影。ちょうど順光となり、紅葉が一層引き立っていた。
[見事な紅葉]

 また、ここは、西側の展望が広がる。権現山あたりのクリアな稜線と雲一つない青空との組合せが、とても清々しい。
[権現山方面の眺め]

 葛原神社を出発し、北上するように車道を進んでいく。
 途中、振り返って、野外環境彫刻「山の目」を眺める。二つの目の上が高倉山だという事を今回、覚えた。
[車道から振り返って「山の目」を眺める]

 車道を歩きながら、幾つかの芸術作品を鑑賞した後、分岐点に到着。(写真下)
 ここから車道を離れ、一本松山へ向かう。
[車道から登山道に入る]

 ちょっとした登りを終えると、一本松山頂上に到着。
 ここにも高倉山同様、三角点が存在。だが、樹林に囲まれているので、展望は、残念な状況。
[一本松山に到着]

 一本松山から下り、京塚山に向かう。
 この周辺は、コースが多く、間違えないように進んでいく。途中、紅葉した樹木が目に入る。日が照っており、紅葉が一層、映える。
[紅葉を発見]

 京塚山に近づくと、黄葉した樹林帯が現れた。登りが続き、息が苦しくなるが、そのことも忘れ、光の加減が素晴らしく、何枚もデジカメで撮影してしまう。
[紅葉・黄葉が美しい]

 14:03、京塚山に到着。
 ここは、2度目の訪問だが、歩いたことのない別ルートで登ってきたので、新鮮な気分だった。
 ザックを下ろして小休止。
[京塚山の山頂標識]

 京塚山から焼山方面を望む。今日は、結構、クリアに見えている。
[焼山方面を望む]

 京塚山から「緑のラブレター」へと向かう。(写真下)
 「緑のラブレター」というのは、先程の「山の目」と同じ野外環境彫刻の一つで、中央線に乗っていると、藤野駅の南側の山の斜面に見える巨大な封筒だ。
 ここを左折して、ほんの少し登れば、緑のラブレターの上に出る。
[「緑のラブレター」へ進む]

 「緑のラブレター」の上に出た。
 ここからは、北側の展望が素晴らしい。ちょうど正面に陣馬山が見えた。陣馬山のピークは、それほど目立たたないが、左右に稜線が広がっていて、ヌシのような存在なのが分かる。
 ....なお、眼下にある緑のラブレターの画像は、今回、ボツとさせて戴きます。
[「緑のラブレター」の上から陣馬山方面の眺め]

 陣馬山の山容を目に焼き付けた後、山を下り、車道に出た。
 ここで解散とし、近くの蕎麦屋に希望者だけ、寄り道。ビールと蕎麦を味わう。
[蕎麦屋に寄り道]

 弁天橋を渡り、藤野駅に向かう坂道を登っていく時、右手の山の斜面に「緑のラブレター」を望む。
 ここからだと、封筒と指が見事に表現されて目に映るのが不思議だ。
[右手には、「緑のラブレター」が見えた]

 16:27、藤野駅に到着。
 こうして今回の山行も無事終了。
 [ゴールの藤野駅に到着]


 今回は、天気に恵まれ、紅葉を十分堪能することが出来ました。また、丹沢方面では大室山、中央線沿線の山々では、陣馬山といった雄姿を眺めることが出来たのは、ラッキーでした。
 この藤野周辺は、個人的に心惹かれるものがあり、四季を通じて訪問してみたいところです。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。