トップページ他山域山行リスト>矢倉岳_記録20201121


矢倉岳

 山行日
2020年11月21日(土) 晴 同行者:「山の会」メンバー 13名
 コース
矢倉沢(9:40)〜(9:43)矢倉沢公民館(10:01)〜(10:24)ゲート(10:27)〜(11:46)矢倉岳(12:27)〜(12:44)山伏平〜(13:09)分岐点(13:11)〜(13:21)浜居場城跡〜(13:38)セントラル広場(13:46)〜(14:17)テレビ塔手前〜(15:21)洒水の滝(15:26)〜(16:06)山北
 今回は、箱根の矢倉岳です。個人的には2回目の訪問ですが、前回は、ガスの中の山頂でしたので、矢倉岳が富士山のビューポイントだということを全く実感できませんでした。今回は、天気がよろしく、富士山の眺望が期待できそうです。
 詳細は、以下をご覧下さい。 


 小田急線新松田駅前にて集合し、地蔵堂行きのバスに乗車。(9:10)
 9:40、矢倉沢バス停で下車。
 見上げると、雲一つない青空が広がる。これは、富士山の雄姿が期待できそうだと、胸が高鳴る。
 ....激アツ。
[矢倉沢バス停にて下車]

 2、3分歩いていき、矢倉沢公民館前にやってきた。ここには、外にトイレがあり、出発点としては、有難い。西側には、矢倉岳が眺められる。ピークが見えているのかと思ったが、後日、カシミールで調べたところ、ピークの手前が見えていたことが判明。
 ミーティングと準備運動を行った後、いざ出発。(10:01)
[矢倉沢公民館前にて]

 民家エリアの中、分岐が多いが、矢倉岳という道標があり、それに従って進んでいく。
 民家が無くなると、坂道がキツくなってきた。(写真下)
 右手に茶畑が広がり、その奥に大山が見えていた。ゲートを通過したところで、小休止。ここで息を整える。
[急な登りとなる]

 小休止後、すぐに登山道となった。左右は、植林帯だったが、時折、涼しい風が当たる箇所があり、思わず、足が止まってしまう。
 やがて、傾斜がキツくなるとともに植林帯から自然林と変わると、紅葉した樹林が目に入ってきた。これは、気分がいい。(写真下)
[紅葉が現れた]

 11:27、頂上が近づいてきたせいだろうか。段差のある急登となった。とにかく歩き難い。
 しかし、その先に富士山の眺望があるかと思うと、ゾクゾクしてくる。
[段差のある登りとなった]

 ようやく、頂上に出たようだ。手前に休憩している登山者の姿が見えてきた。
[もうすぐ頂上]

 11:46、矢倉岳頂上に到着。
 まず目に飛び込んだのは、目の前の富士山だ。
 その後、気がついたのは、頂上の登山者の数。いったい何人いるのだろう。ざっくり数えても、50人以上は、休憩中だった。ここで、時間もちょうどいいので、ランチタイムとした。
[矢倉岳頂上標識] [頂上での一コマ]

 いや〜、満足、満足。
 富士山の姿をしっかり目に焼き付けた後、山伏平まで下ってきた。(写真下)
 今回は、ここで右折し、洒水の滝へと向かう。
[山伏平にて右折]

 13:09、浜居場城跡への分岐点に到着。ここで、浜居場城跡を訪問したいグループと巻いて構わないというグループに分かれる。集合場所は、その先のセントラル広場とした。
 私は、浜居場城跡コースに参加。
 いきなり急登となった。しかし、登り終えたピークは、浜居場城跡ではなく、すぐ下りとなってしまった。下り始めた時、眼下の左手に巻道グループの後姿が見えた。
 下り終えた後、再び登りとなる。地図で確認し、今度のピークが、浜居場城跡だと確信。
[浜居場城跡分岐点]

 13:21、植林帯の中、浜居場城跡に到着。
 パッと見た限り、山の上の平地だから、城跡かと思える程度の印象だ。
 その平地に浜居場城跡の説明板が立っていた。そこには、「後北条氏の時代に浜居場城は、対立が深まる甲斐の武田氏への国境防御の城として重要な役割を果たした」と記されている。
[浜居場城跡の説明板]

 浜居場城跡から下りとなり、13:38、セントラル広場に到着。すでに巻道グループは、休憩中。
 合流したところで、歩き出す。
[セントラル広場にて]

 セントラル広場を出発し、21世紀の森の中を歩いていく。
 テレビ塔の手前から丹沢の山並みが見えた。思わず立ち止まって、デジカメ撮影。


 テレビ塔手前で左折し、植林帯の斜面をジグザグに下っていく。(写真下)
[洒水の滝分岐点に出た]

 トラバース路になると、道幅が狭くなり、左は急斜面で、落ち葉に足を取られると、ちょっと危険なゾーンとなった。
 そのゾーンを終えると、林道終点が見えてきた。(写真下)
[林道終点に出る]

 15:14、洒水の滝分岐点に出た。
 正直なところ、林道終点から、ここまでの舗装路歩きが長く、足の裏が痛くなっていた。
[洒水の滝分岐点に出た]

 洒水の滝を見物。
 平日だと、この滝遊歩道は、滝沢川災害復旧工事のため、通行止めなのだが、土日祝日は、赤橋の手前まで行けるのだ。ということで、赤橋に近づく。
 洒水の滝は、3段の滝で、実際に見えているのは、最下段の落差69.3mの「一の滝」だけで、この上に、「二の滝」(16m)、「三の滝」(29.7m)が続いているという。全体が見えていたら、壮観な光景だろう。
[洒水の滝]

 その後、JR御殿場線山北駅まで歩く。ここも長い舗装路歩きとなった。
 それでも、喉ごしのいい冷えたアルコールを思い浮かべながら、足を前に出し、16:06、駅に到着。
 [山北駅に到着]


 前回の矢倉岳の鬱憤が晴れました。
 今回は、素晴らしい光景でした。矢倉岳は、箱根外輪山(金時山や明神ヶ岳等)よりも標高が低いので、登りやすい山ですが、富士山の眺望は、負けていないことが分かりました。
 何度も訪れてみたい山です。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。