トップページ他山域山行リスト>入道丸・峰山_記録20210327


入道丸・峰山

 山行日
2021年3月27日(土)  晴     同行者:「山の会2」メンバー 7名
 コース
奥牧野(9:00)〜(9:30)藤野さつき学園〜(10:19)490m圏峰(10:27)〜(10:35)大平山(10:43)〜(11:27)綱子峠〜(12:03)入道丸(12:33)〜(12:46)平野峠〜(12:53)平野山(12:59)〜(13:03)平野峠〜(13:43)天神峠(13:50)〜(14:06)舟山(14:16)〜(14:46)青根・峰山分岐〜(15:18)峰山(15:30)〜(15:59)やまなみ温泉
 今回、神奈川県北部での県境あたりの低山に行ってきました。この山域は、自己未踏エリアでしたので、出発前から、とても楽しみにしておりました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 JR中央線上野原駅から無生野行きの富士急バスに乗車し、奥牧野で下車。(写真下左)
 道路が狭いせいか、バスが直進する道にぶつかる通りの方にバス停があった。
 
そのバス通りを西に進むと、左下りカーブの途中にバス停があり、ここも奥牧野というバス停だった。よく見ると、こちらは、神奈中バスだ。(写真下右)
 ちなみに富士急は、「Okumakino」、神奈中は、「おくまぎの」と読み方が異なっていた。Wikipediaによると相模原市緑区の大字としての「牧野」は、「まぎの」と濁る。
[富士急バス:奥牧野バス停] [神奈中バス:奥牧野バス停]

 バス通りから離れ、左の細い道を下っていくと、吊り橋に出た。
 古そうな吊り橋だ。足下が揺れるので、ちょっと緊張。
[吊り橋で秋山川を渡る]

 吊り橋を渡って、樹林帯を歩いていると、すぐに右手に説明板が立っていた。
 内容を見ると、「奥牧野城山」というタイトルで、この右手の丘は、戦国時代、北条方の出城であったことが説明されている。
 帰宅後、改めて地形図を見たら、説明板通り、今でも、この西側は、秋山川が蛇行して三方が川に囲まれていることが分かり、なるほど、城があってもおかしくない地形であることを知る。


[奥牧野城山の説明板]

 綱子川右岸沿いに続いている車道を南下していく。
 9:32、右手に峰山の紹介と書かれた説明板を見る。(写真下)
 『峯山(峰山)は、古くから燃料の宝庫といて地域住民の生活を支えてきた。木拾い、薪造り、炭焼き、茅刈り等々四季折々の山の幸と共に大変親しまれてきた山である。
 (以下略)』

 説明板右の地図を見ると、峰山周辺には道が多い。やはり長年、人々に親しまれた山なのだろう。今日のルートで、峰山は、最後に登ることになっている。楽しみだ。
[「峯山(峰山)の紹介」説明板]

 9:40、車道から離れ、右手の綱子川に下りていき、対岸に渡る。幸い、川の水量は、たいしたことなかった。今回は、地理院地形図に載っている破線ルートを辿るルートで、これから、山梨県との県境となる尾根に取り付く。
[道を離れ、綱子川を渡る]

 意外だったのが、破線ルートの先にある490m圏峰への登りだ。等高線での表記は、そんなに急斜面には見えなかったのだが、実際は、この直登がキツかった。
[地形図上の破線ルートを登る]

 ようやく、490m圏峰ピークに到着。ここの西側は、山梨県となり、県境の尾根にようやく辿りついた。
 周囲は、樹林に囲まれ、視界は、それほど良くない。だが、その樹林の間から見える峰山が大きい。また、南西側に高くて大きい山が見えるなと思ったら、大室山だった。
 ....ここからの大室山は、三角形の山なので貫禄があるのだ。

 小休止後、出発する。これから当面の間、県境を歩くことになる。
[小ピーク(490m圏峰)に到着]

 少し下った後、登り返したところが、大平山だった。
 ここも樹林に囲まれ、展望は、あまりよくない。
 擦れてしまった山頂標識は、もはや大平山とは読めない状況だった。
 ただ、三角点があるので、それを撮影したりして、時を過ごす。
[一旦下って登り返し、大平山頂上に近づく] [大平山頂上]

 大平山の下りから、再び登り返す。これまた急登だった。登り終えたかと思ったら、今度は急な下り。こんなアップダウンが続くとなると、この先が思いやられる。
 鞍部にて、右手にミツバツツジが咲いていた。(写真下)
[再び下り、鞍部にて]

 鞍部から、登り返し、小ピークに着くが、やはり周囲は樹木だらけ。
 その後は、緩やかな登りとなる。(写真下)
[ようやく緩やかな登りとなる]

 11:27、綱子峠に出た。地図上では、綱子峠なのだが、立っている道標は、この先が綱子峠と示していた。(帰宅後、GPSで確認したが、やはり、ここが綱子峠だった)
 また、山と高原地図「高尾」(2021年)では、左折の綱子川に下っていくルートが表記されているが、道標には案内が無かった。逆に右折には、安寺沢という案内が表示されているが、山と高原地図には、このルートの記載はなかった。
 ちょっと不思議な道標だ。
[綱子峠にて]

 11:40、送電線下に出た。
 ようやく視界が広がり、気分がいい。
 東側を望むと、石老山の稜線が見えた。その右手奥、送電線の間のピークが、高塚山のようだ。
[送電鉄塔の下にて]

 植林帯の緩い登りの一本道を辿っていくと、途中で、クシャミ連発となる。どうやら花粉症が発症してしまった。だが、そのうち、クシャミが自然と止まった。まだ植林帯の中ではあるが、花粉の量が違うようだ。
 緩やかな斜面を進むと、少し高い箇所があり、そこが入道丸頂上だった。
 手製の山頂標識が大平山と同様、設置されてあった。(写真下)
 時計を見ると、12:03。ランチタイムとする。日が照っていて暖かい場所にて腰を下ろす。
[入道山頂上]

 入道丸からは下りが続く。
 やがて小さな鞍部である平野峠に出た。(但し、平野峠という標識は見当たらず)
 ここで右折し、今回の目的の山の一つである平野山に向かう。
[平野峠]

 最初の小さなピークを越えた後、先に見える、もう少し大きいピークを目指す。
 12:53、そのピークに立つと、そこで平野山の山頂標識を発見した。この山頂標識は、入道丸と同じ手製のものだと気がつく。同じ人が作成したようだ。(写真下)
[平野山頂上]

 平野山頂上からは、樹林の向こうに大きな山並が見える。
 よく見ると、三角形の山は、大室山だと分かった。すると、その左は?
 檜洞丸の山並みだった。
 丹沢の山々が、こんな風に見えるなんて...しばし、眺め入った。
[平野山頂上にて(左:檜洞丸方面、右:大室山)]

 再び平野峠に戻り、今度は、そのまま直進し、東に続く尾根筋を進む。
[平野峠に戻る]

 この東に続く尾根に対し、地形図では、677m地点で尾根筋から外れ、右手に下っていくような破線ルートが記載されているのだが、現地では、どこが経路なのか、よく分からなかった。(写真下)
[677m地点を振り返って撮影]

 この東に続く尾根は、何とも歩き易い尾根だ。地形図上に破線表記がないのが不思議なくらいだ。
[歩き易い尾根歩きが続く]

 やがて、天神峠を見下ろすような所に出た。(写真下左)
 斜面を下って、天神峠に到着。(写真下右)
 ここからは、東海自然歩道ということで、道標が現れた。
[天神峠が見えた] [天神峠にて]

 だが、我々は、東海自然歩道から外れて、目の前のピーク(587m峰)を目指す。
 この587m峰は、舟山といい、本日の目指すべき山の一つとなっている。
 ここも490m圏峰への登り同様、直登のキツイ登りとなった。だが、ここには、トラロープが用意されてあったので、それなりに楽は、できた。
[舟山への登り]

 14:06、舟山到着。(写真下)
 ここでも山頂標識を発見。これは、入道丸、平野山と同じタイプの標識だ。
 四方が樹木に囲まれ、視界が広がらないのが残念。
[舟山頂上]

 舟山からの下りは、北側斜面の植林帯の中の直線路。結構、下り易いルートだった。
 やがて、舟山を左から巻いている東海自然歩道に合流した。
[舟山からの下り]

 14:16、丁字路に着いた。
 直進は、東海自然歩道経由で菅井に向かう道で、左折は、峰山への道だ。
 今回は、ここで左折し、峰山へと進む。
 東海自然歩道ではなくなったのだが、道は、歩き易い。
[丁字路に出た]

 14:49、送電線下に出た。
 今回は、送電線下でないと視界が広がらないルートなので、ちょっと立ち止まって景色を堪能。
 ちょうど、今まで歩いてきた入道丸方面の稜線が見える。
 左手奥にここでも大室山の姿が薄らと見えていた。
[歩いてきた方向を眺める]

 峰山の登りとなる。
 整備された階段が続いていた。これは、キツイ。
[峰山への登り]

 15:18、ハアハア言いながら、峰山頂上に到着。
 ここには、藤野町十五名山の山頂標識が立っていて、その一つだということを初めて知った。
 それ以外にも 峰山や雛鶴姫(大塔宮の侍姫)の故事等の説明板、峰山の説明板(綱子川を渡る前に見かけた説明板と似ていたが、記載内容が異なっている)が立っていた。
[峰山頂上]

 また、峰山は、今回の山で、頂上からの展望が広がる唯一の山だった。
 南西方向に目を向けると、薄らと富士山の頭を発見。だが、富士山の割には、何となく標高が低いように見えた。(写真下)
[峰山頂上にて(1)]

 もう少し南側に目を向けると、大室山が見え、鞍部の犬越路、その左には、檜洞丸のピークがギリギリ見えるアングルだった。その手前には、袖平山が見えている。
[峰山頂上にて(2)]

 南側を眺めると、焼山、黍殻山、袖平山の稜線が現れた。
 今日は、少し霞んでしまっているが、冬に訪問したら、もっと印象的な光景となるだろう。(逆光になってしまうのは、仕方がないが)
[峰山頂上にて(3)]

 15:30、峰山を出発。
 北側に下っていく。ここも植林帯の中となる。
[峰山を出発]

 本格的な下りの手前で、石碑3体に気がつく。標柱には、「石碑・雨神・大龍王・風神」と書かれてある。先程の頂上の説明板では、「五穀豊穣を願って建てられたものと思われる」とあった。
 参拝し、後にする。
[左から雨神、竜神(大龍王)、風神]

 15:34、大鐘への分岐点を通過。直進して、大久和(やまなみ温泉方面)へと向かう。
 すぐ急斜面となった。滑りやすく、慎重に下っていく。
 頂上の説明板では、「峯山散策路」と書かれてあったが、この登りは、散策路という名と違って、相当、汗をかきそうだ。
[峯山散策路を下る]

 下りが緩やかになると、前方に民家が見えてきた。
 どうやら、やまなみ温泉に近づいたようだ。
[民家が見えてきた]

 15:59、やまなみ温泉バス停に到着。
 自販機が手前にあったので、思わずコーラのペットボトルを買って一気に飲んでしまった。
 ...やはり、冷えた炭酸飲料は、喉ごしがいい。
 [やまなみ温泉に到着]


 今回は、アップダウンがキツかったですが、面白いコースでした。また、最後を峰山としたことで、景色を楽しむという面で、フィナーレを飾ることができました。
 この旧藤野町の山域は、歴史を感じさせ、山行ルートも多岐に亘り、そしてアート作品もありと、個人的には、いろいろと里山の醍醐味が味わえるので、大変気に入っていまるエリアです。まだ訪れていない山々がありますので、興味も尽きません。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。