トップページ他山域山行リスト>滝子山_記録20210418


滝子山

 山行日
2021年4月18日(日)  晴  同行者:5名
 コース
中央道笹子降車場(8:31)〜(9:13)道証地蔵(9:18)〜(10:19)迂回ルート分岐点〜<難路ルート>〜(10:48)迂回ルート合流点(10:56)〜(11:41)大谷ヶ丸分岐点〜(11:46)白縫神社〜(12:01)滝子山(12:13)〜(13:12)男坂女坂分岐点〜<男坂>〜(13:26)桧平(男坂女坂合流点)(13:28)〜(14:17)水場ベンチ(14:34)〜(15:07)滝子山入口〜(15:41)初狩
 今回は、滝子山に行ってきました。この山は、結構、登っていてキツく感じるのですが、周囲の光景が変化に富んでいるため、チョコチョコ訪問したくなる山です。
 ということで、詳細は、以下をご覧下さい。 


 今回は、趣向を変えて、リーダがJRを使用せず、新宿バスタから甲府行きの高速バスを利用。
 バスだと、中央高速の渋滞が気になるが、この時期、コロナ禍のせいか、道は空いていた。
 8:26、中央道笹子降車場にて下車。ここから、滝子山登山口を目指す。
 バス利用のお蔭で、(1)中央線の笹子駅から歩くよりは、若干アプローチが短くなる、(2)運賃は、JRより安価だ。(但し、横浜から新宿経由だと割高になる) また、中央線よりも高い所を中央高速は、走り、かつバスは、座席が高いので、途中、丹沢方面の山々が眺められるのが嬉しい。
[中央道笹子バス停にて下車]

 テクテクと歩き、中央高速を渡る。道路左手奥には、先程降りたバス降車場が見える。(写真下では、ちょっと見えない)
 高速道路の交通量は、少ないままだ。
[中央高速を渡る]

 前方に桜森林公園が見えてきた。
 また、その手前に新しいゲートが設置されている事に気がついた。このゲートは、害獣用のようで、鍵は無く、登山者は、通過後、閉めれば、OKだった。
 初めて、この桜森林公園を通った時(2016/4)、ソメイヨシノが満開だったのを思い出す。だが、今日は、訪問タイミングが遅く、ソメイヨシノは、すでに葉桜となっていて、八重桜が何本か、ひっそりと咲いているだけだった。
[前方にゲートあり]

 緩やかな舗装路を進み、道証地蔵までやってきた。(写真下左)
 道証地蔵自体は、小さなお地蔵さんだ。元号は、文政と読める。今から約180年前ぐらいのお地蔵さんということになる。
 ここで、小休止した後、舗装路から登山道へと進路を変えていく。(写真下右)
[道証地蔵] [道証地蔵を出発]

 沢沿いのルートを辿り、分岐点に到着。(10:19) (写真下)
 ここで、迂回ルートではなく、難路を選択し、沢沿いに進む。
 振り返った時、富士山の頭が見えたのだが、すぐ雲に隠れてしまい、シャッターチャンスを逃してしまった。富士山を撮り逃すのは、非常に悔しい。
 ....撮れないと、ストレスが溜まってしまい、何のための山歩きか分からなくなる。
[分岐点にて]

 左手上部にはミツバツツジが咲いていた。
 今年は、サクラと同様、ツツジの開花も早いようだ。
[ミツバツツジが咲いていた]

 右手にすみ沢の滝を見る。
 ここから登山道は、ちょっと急登となり、息が切れそうになる。まあ、毎度のことなのだが。
[滝を右に見る]

 右岸沿いのルートを進むが、途中、砂地の斜面で、登山道が崩れている箇所があり、以前と比べて、だいぶ難路(道標の記載通り)になっていた。慎重に通過していく。
[砂地で滑りやすい登山道]

 滑りやすい箇所を通過すると、ナメ滝が見えてきた。その先もナメが続いている。
 このあたりは、癒しの光景と言ったところ。(写真下)
[ナメ滝を見る]

 さらに沢沿いに進んでいくと、倒木のために道が塞がれ、左の山側へ進路を変更せざるをえなくなった。その結果、合流点手前で迂回路に飛び出してしまった。
 10:48、本来の迂回路との合流点で小休止とした。(写真下)
[合流点にて]

 やがて、沢沿いのルートから、尾瀬筋へのルートへと変化する。このあたりが、滝子山の面白いところだ。

 11:25、大谷ヶ丸分岐点に到着。(写真下)
 分岐点だと思っていたら、大谷ヶ丸への左折ルート道標が従来と異なり、消えていた。ということで、今は、分岐点でなかった。
[防火帯の斜面を登っていく]

 防火帯のような尾根を登っていくと、北西側を登っていくためか、どんどん気温が下がっていくのがわかる。
 大谷ヶ丸分岐点を過ぎ、11:46、小さな祠のある白縫神社を参拝。(写真下) ここまで来れば、頂上が近いと感じるが、最後に急登があるので、歩行ペースは、上がらず。
[白縫神社前にて]

 12:01、ようやく滝子山頂上に到着。
 意外にも、登山客は多く、15、6人が細長くて狭い山頂で、休憩していた。
[滝子山頂上に到着]

 富士山側を眺める。
 残念ながら、富士山の頭の上に雲がかかっていた。まあ、前回の三ツ峠山に比べたら、一歩前進だろう。富士山の写真を何枚も撮っていたら、富士山手前の山が三ツ峠山だと気がついた。
 また、秀麗富嶽十二景「滝子山」の山頂標識が、富士山側に立っていた。以前は、北側に立っていたのだが、やはり、この山頂標識の場合、富士山がバックに写らないと、クレームが多発するのだろうか。
[富士山方面の眺望]

 反対側(北側)の山々を眺める。
 昨年登った雁ヶ腹摺山が右奥に見える。その左側の鞍部は、大峠。そして、その左奥には、黒岳。その左手前のなだらかなピークは、ハマイバ丸。更に左手前の尖がった山が大谷ヶ丸だ。眺めていて、奥に聳える黒岳にそのうち行ってみたいなと思った。
[大谷ヶ丸・黒岳・雁ヶ腹摺山方面を望む]

 滝子山頂上で、ランチと思っていたが、予想通り、気温が低いので、山頂でのランチは、諦め、初狩方面に下っていく。最初は、急斜面の下りだが、そのうち、傾斜が緩くなり、ポカポカ陽気に包まれたフラットな幅広の尾根に出てきた。
 ここで、ランチタイムとした。(写真下)
[無風のポカポカ地点でランチタイム(奥は、滝子山)]

 ゆっくりと昼食をとった後、初狩へと下っていく。
 13:12、男坂・女坂分岐点に到着。
 前回は、確か女坂を下ったので、今回は、男坂とした。
[男坂女坂分岐点]

 男坂というので、かなりの急斜面かと思ったが、それほどでもない。
 天気が良くて、風もないので、テンポよく下っていけた。
[男坂を下る]

 やがて、緩斜面となり、冬枯れの林が続く幅広の尾根となる。
 この先が、桧平のようだ。
[傾斜が緩くなってきた]

 13:26、桧平到着。
 ここで、富士山を眺望するも、やはり頭に雲がかかっている。今年は、富士山と相性が悪いのかなと思いつつ、シャッターを押下。(写真下)
 手前には、マメザクラが咲いていた。もう咲いているのかとちょっとビックリ。ここの標高は、1330mぐらい。深く考えず、単純な比較だが、標高1400m程度にある丹沢のマメザクラが咲くのは、例年5月GWあたりだから、4月中旬で咲いているのは、やはり早い方だろう。 
[マメザクラと富士]

 初狩に下っていくときのアングルで気に入っているのは、何といっても樹高のある冬木立だ。
 この光景が楽しみなのだ。(写真下)
[冬木立の中を行く]

 13:57、尾根の下り点に到着。
 ここから、登山道は、尾根筋から外れ、左に折れ、山腹を下っていく。
[尾根筋から左折する]

 やがて、沢沿いの道となるのだが、これが長く感じてしまう。このあたりは、早く車道に出ないかなと思いながら、前進。
 なお、今回のメンバーは、健脚が多いのか、ちょっとペースが速いような気がしている。それとも自分のペースが落ちているのか?
 ....最近、終盤になると、足の裏が痛くなり、ペースダウンするケース多し。
[沢沿いに下っていく]

 車道に出て、ホッと一息しながら、歩いていると、目の前に突如、富士山が現れた。
 予想外の遭遇で、一瞬、オッとなったが、まだ山頂付近に雲がかかっている。最後のチャンスだったが、今日は、最後まで、雲の無い富士山の頭を拝むことができず、残念。
[車道に出た後、富士山を望む]

 中央高速をくぐり、国道20号線を横断し、初狩駅に到着。
 中央線の登り電車時刻を意識していなかったが、約30分後の電車だった。
 顔や手を洗ったりして、ゆっくりと時を過ごす。
 [初狩駅に到着]


 ルートに変化があり、何度登っても飽きないのが、滝子山です。まだ紅葉のシーズンに行った事が無いので、そのうち実行してみたいと思っています。
 今回は、前回の三ツ峠に続いて、富士山眺望を期待していたのですが、今回もダメで、2連敗となりました。まあ焦らず、今後の富士山の眺望を期待しましょう。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。