トップページ他山域山行リスト>大丸山_記録20210707


大丸山 〜円海山周辺の市民の森〜

 山行日
2021年7月7日(水)  曇時々晴      単独行
 コース
港南台(12:59)〜(13:20)横浜栄高校手前の分岐点(13:22)〜(13:36)港南プール分岐点〜(13:41)いっしんどう広場(13:46)〜(14:01)分岐点その1〜?
 今回も、大丸山界隈です。このエリアを何度か歩いてみますと、道標のない分岐路が、いくつかあることに気がつきました。(円海山周辺マップでは、2ヶ所、小さく盲腸のような線が記載されてあります)
 そこで、地理院地図で調べますと、メインルートから外れる破線ルートが4ヶ所、記載されてました。(そのうちの2つは、円海山周辺マップと同じ箇所)
 これらの分岐路は、どこに辿りつくのか、気になりましたので、今回、それらの分岐点調査を目的に出発しました。
 詳細は、以下をご覧下さい。

 最近、朝起きたら雨なので、今日の山行は、ダメだなと思うと、昼前ぐらいから明るい曇となり、天気が持つようなケースが多い。そんな訳で、これならば、山に行けたな〜と、忸怩たる思いを何度も経験してきた。
 今日もそうだった。朝は、雨が降っていた。だが、予報では、午後には雨が上がるようだ。
 ということで、本当に雨が上がったと確信が持てた時に山の準備を進めたら、港南台駅に着いたのが、完全に昼過ぎとなってしまった。
 駅前コンビニでパンなどを購入した後、12:59、港南台駅をスタートする。
[港南台駅を出発]

 横浜栄高校手前の分岐点(円海山周辺の市民の森の案内板が立っている)から、前回同様、坂道を登っていく。空を見上げると、青空が見えてきたので、天気は、持ちそうだが、みなとみらいのランドマークタワー方面は、靄っとして、はっきり見えない状況。(写真下)
[今日は、ランドマークタワーも見えない]

 13:41、いっしんどう広場に到着。(写真下左)
 ここで、ペットボトルの水を一口飲む。
 西側の光景を眺めるが、手前の樹林しか見えない。このところ、富士山とは、縁のない山歩きが続いている。(写真下右)
 ここから、メインルートの鎌倉天園方面ルートを進む。
[いっしんどう広場] [西側は、全く見えない]

 いっしんどう広場を出発して、すぐ目の前を1匹の蛇が山道を素早く横断していった。シマヘビのようだ。それほど大きい蛇ではなかった。ヤマカガシ(体側面にあるオレンジ色の斑紋がどうも苦手)ではなかったので、これは、吉の前兆と勝手に解釈。

 13:58、「かながわの美林50選 円海山周辺の森」の標柱の前に到着。
 何度か撮影しているが、今回もカメラを向ける。
[かながわの美林50選 円海山周辺の森の標柱]

 14:01、今回の調査対象である分岐点その1に到着。(写真下)
 道標のない、左手の細い経路に突入。

 経路は、明瞭だが、蜘蛛の巣が多い。やはり、誰も歩いていないようだ。

 歩き始めて1分程度で、終点となった。
[分岐点その1]

 分岐点その1に戻った後、さらに南下していく。
 14:12、今回の調査対象である分岐点その2に到着。(写真下)
 先程の分岐点1では、すぐに突入したが、今回は、ザックから防虫スプレーを取り出し、首回り、両腕に噴射。また、先程の蜘蛛の巣対策として、ストックを右手に持った。
 これで、分岐路に、いざ突入。
 ちなみに、分岐点1、及び分岐点2からの分岐路は、「円海山周辺マップ」に細い線で、行き止まりの線として記載されてある。
[分岐点その2(振り返って撮影)]

 この分岐路その2の経路も歩き易い道が続いている。
 但し、途中、倒木が何本かあった。(写真下)
[倒木あり]

 左右に竹林や、樹高のあるヤマザクラが現れた。(写真下)
 相変わらず、経路は、明瞭だ。

 やがて、目的地に到着した。
[竹林あり]

 分岐点その2に戻った後、さらに南下していく。
 14:37、イタチのプレートが貼ってあるベンチに到着。
 ここからは、樹林の間から西側の展望がよく、住宅街を望む。(写真下)
 本来ならば、富士山が住宅街の奥に見える所なので、いつの間にか定点撮影するようになってしまった。今日は、珍しく、住宅街の中にバスが見えた。
 確か分岐路その3は、この辺りの筈だと思い、地理院地図を取り出す。
 地理院地図をよく見ると、どうも分岐路その3を通り過ぎたようだ。ということで、引き返すことにした。
[毎度の西側の住宅街光景(望遠)]

 ほんの1分も歩かないうちに右手(バックしているので右手)に分岐路を発見。(写真下)
 これが、分岐点その3かと、ちょっと落胆。
 この分岐路は、以前から知っていた場所で、入口に進入禁止のロープが張ってある。おまけに「こちらは、散策路ではありません」の立札が立っていた。
 「ここなら、分岐点その3の進入は、バスだな」と、あっさりと諦めた。地理院地図に記載されている破線によれば、この分岐路は、この先の121m峰に続いているようだ。

 その代わりと言っては何だが、どうして最初に歩いた時、この分岐路を見落としたのだろうと思い、そちらの調査を行う。
 その結果、最初に歩いた時は、左の崖のような壁のため、分岐路が視界に入らないことが分かった。
 ここで、鉄則。
 「左に分岐路が、そろそろある筈と分かっていたら、頻繁に首を90度以上、曲げて、左をよく見ること」
[少し戻って、分岐路その3(振り返って撮影)]

 14:54、分岐点その4に到着。(写真下)
 ここで地理院地図を取り出す。
 地理院地図上では、この右折路は、西側の住宅街まで破線が続いていない。中途半端なところで終わっている。ちょっと先が読めないところだ。
 そんな訳で、楽しみは、取っておくことにし、まずは、直進し、大丸山に登ることにした。
[分岐路その4]

 15:21、大丸山分岐点に到着。(写真下)
 左の階段を登っていく。
[大丸山分岐点]

 15:23、大丸山頂上到着。
 先客は、中年男性が一人だけ。
 ここで、ベンチに腰掛け、駅で買ったパンを食べる。
[大丸山頂上にて]

 今日は、前回と違って、静寂な山頂を満喫。
 残念なのは、東京湾方面は、海面すらはっきりしない景色で、撮影する意欲が湧かなかったことだ。
 15:33、大丸山を出発。いつの間にか、先ほどの単独男性の姿が消えていた。
[横須賀方面の遠景は、靄っている]

 大丸山を下り、引き返す。
 大丸山分岐点を右折した後、右手に立入禁止の金網が置いてあるのを発見。
 この奥に経路があるのか、ちょっと覗いてみたが、はっきりしなかった。
[来た道を引き返すと、右手に立入禁止の金網あり]

 それよりも、その金網のすぐ先で、明瞭な分岐路を発見。(写真下)
 右手に経路がのびている。
 この経路は、事前に調査した際、地理院地図に載っていなかった。それゆえ、分岐点その5として、ピックアップすることもなかった。だが、ちょっと気になったので、右折してみる。

 緩やかに下っていくと、すぐ先で、経路を見失う。より正確に言えば、たぶん、あの辺が経路かなと思うのだが、ヤブが酷くて進む気になれず。やはり、地理院地図に載るようなルートではないなと思った。
 すぐに引き返す。
[地理院地図に載っていない分岐路を見つけた]

 15:52、分岐点その4まで戻ってきた。(写真下)
 ここで、左折していく。この先、どうなっているのか、ちょっとワクワクする。
[分岐点その4まで戻ってきた(左手の分岐路を見る)]

 この経路も道は、ハッキリしている。
 だが、この先には、地理院地図から見て、分岐点その1のようなケースは、ありえない。
 樹林の間からは、住宅街が見える。
[問題のない道が続く]

 問題のない道だと思っていたら、急に左右の草木が繁って、足下が見えにくい状況になった。(写真下)
 そこをエイヤッと、通過していく。
 
 すると、その先が見えてきた。
[左右の草木が繁っていた]

 正面は、公園となったため、右折し、住宅街へと向かう。
 16:02、住宅街に出た。(写真下) この辺りは、庄戸という地名。店のようなものは、見当たらず、一戸建て住宅ばかりだ
[住宅街を進む]

 途中、左手に果てしなく直線に続く車道が見えた。(写真下)
 よくよく地理院地図を見たら、この直線路は、あのイタチのプレートが貼ってあるベンチから見える車道だという事に気がついた。(前方左手にバス停が見える)
 [果てしなく続く直線路]

 さらに北上していく。
 やがて、正面奥に梅沢山休憩所が見えてきた。(写真下)
 [住宅街の端へと進む]

 16:20、梅沢山休憩所に到着。
 ここは、今年5月12日に馬頭の丘休憩所、馬の背休憩所を通って、光明寺へ下った時以来、2回目の訪問だ。
 ここから、いっしんどう広場〜鎌倉天園のメインルートに向かう。
 [梅沢山休憩所]

 16:40、いっしんどう広場に戻ってきた。
 休憩中のハイカーは、見当たらなかった。今回は、さっさと通過する。
 [いっしんどう広場]

 円海山無線中継所の前を通り、そのまま直進して舗装路の坂を下っていく。
 丁字路に出た所で、薄らとみなとみらいのランドマークタワーが見えた。
 [ランドマークタワーを見つけた]

 途中、クラブ活動(陸上部?)で歩道を走っている高校生に追い越されながらも、環状3号線を歩き、ようやく港南台駅に到着。(17:26)
 ....高校生のようなパワーが欲しい。
 [港南台駅に到着]


 今回は、分岐点での調査ということで、いろいろと楽しむことができました。

 なお、文中には、表記しておりませんが、下記の通り、今回は、ヤマユリロ―ドとなってました。
 前回(6/8)は、1ヶ所だけ咲いていましたが、今回は、あちこちで咲いてました。一日で、こんなに数多く見たのは初めての経験です。
 ....やはり、シマヘビとの遭遇は、吉と出ました。


 コース
港南台(12:59)〜(13:20)横浜栄高校手前の分岐点(13:22)〜(13:36)港南プール分岐点〜(13:41)いっしんどう広場(13:46)〜(14:01)分岐点その1〜(14:03)送電鉄塔(中野町線22)〜(14:06)分岐点その1〜(14:12)分岐点その2〜(14:19)送電鉄塔(中野町線23)(14:21)〜(14:26)分岐点その2〜(14:41)分岐点その3〜(14:54)分岐点その4〜(15:21)大丸山分岐点〜(15:23)大丸山(15:33)〜(15:37)大丸山分岐点〜(15:52)分岐点その4〜(16:02)庄戸住宅街に出た〜(16:20)梅沢山休憩所〜(16:40)いっしんどう広場〜(16:45)港南プール分岐点(16:48)〜(17:06)港南プール〜(17:26)港南台



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。