トップページ他山域山行リスト>祖母山_記録20211122


祖母山

 山行日
2021年11月22日(月) 雨後曇       同行者:NASさん
 コース
一の鳥居(7:09)〜(7:36)北谷登山口(7:44)〜(8:35)風穴(8:46)〜(9:55)祖母山(9:59)〜(10:43)国観峠〜(11:06)三県境(茶屋場)〜(11:23)展望所分岐点(11:25)〜(11:35)一の鳥居登山口分岐点〜(12:13)北谷登山口(12:32)〜(12:56)一の鳥居
 九州の山に高校時代の友人、NASさんと行ってきました。
 第一弾は、祖母山。2人とも初訪問の山です。生憎の天気でしたが、結果は如何に。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 レンタカーを借りて、前夜に豊後竹田入りし、まだ夜明け前にホテルを出発。
 しかし、モチベーションが上がらない。天気予報通りのザーザー降りの雨だったのだ。
 豊後竹田から県道8号線を進む。暗闇の中、道が細く、民家が少ない。前後に車は、全く走っておらず、対向車もいない。カーブの多い道で、ヘッドライトだけが、頼りだ。

 五ヶ所に入ったところで、登山口の入り口を見落とさぬよう、左折ポイントを探す。既に外は、だいぶ明るくなっていた。すると、祖母山北谷登山口の小さな道標を発見。無事、左折出来た。これは、事前調査として、ストリートビューを見ていたことが役に立った。(レンタカーのカーナビでは、登山口の目的地設定が出来なかったのだ)
 この先は、事前調査通り、道が細くなり、未舗装路となった。だが、こんな時間帯なので、対向車が来ないのは幸いだった。 

 6:45、一の鳥居に到着。本来であれば、この先の北谷登山口まで、車で行けるのだが、この期間は、道路工事中で、車で行けるのが一の鳥居までとなっていた。(徒歩は、OK) この工事中というのは、事前調査で知っていたので、ああやっぱりという感想だった。現地で、一の鳥居までしか車で入れないと知ったら、心理的に落ち着かなかっただろう。
 車を駐車場に駐める。他に車は、1台もなかった。ここからの登山者は、どうやら我々が一番乗りだったようだ。

 7:09、雨具を着用し、傘を差しての出発となった。雨は、相変わらずの本降り状態だ。(写真下)
[一の鳥居]

 今まで悪路だったのだが、この先は、舗装路が続いており、道路工事は、既に終わっているように見えた。何で通行止め?と首を傾げる。まだ残工事があるのかなと思いつつ、黙々と歩いていくと、舗装路のまま、7:36、北谷登山口に着いた。歩き易かったせいか、意外と近く感じた。
 北谷登山口には、屋根のある休憩所が建っており、腰を下ろして、小休止とした。
[北谷登山口]

 7:44、休憩所にて登山届を提出した後、出発。相変わらず傘を差しながら歩く。
 今回の登山ルートは、風穴経由で頂上を目指し、帰りは、緩やかな斜面歩きとなる国観峠経由で、北谷登山口に戻ってくるコースとした。
 林道を歩いていくと、右手に風穴コースという標柱が立っていた。ここから登山道に入る。(写真下)
[風穴コースへ]

 登山道に入って間もなく、小沢にぶつかった。(写真下) この時だけ、傘を畳んだ。
 ロープが用意してあり、靴を滑らせないよう、注意しながら対岸に渡る。
[小沢を渡る]

 小沢を何度か渡った後、登山道は、高度を稼ぐような登りとなった。(写真下)
 雨が降り、ガスが濃くなってきて、周囲は、冬枯れの樹林しか見えない。
[ガスのかかる樹林帯]

 北谷登山口を出発してから、ガスの中を登り続けること50分、大岩の間にハシゴが見えた。(写真下左)
 また、右手前には、「風穴内危険 凍結時 ロープ(20m)、アイゼン、ライト必要」という立札が立っていた。どうやら、あのハシゴの先が、風穴のようだ。
 ハシゴを登り終えると、右手に「風穴入口」の看板がぶら下がっていた。(写真下右)
 狭そうな風穴入口を覗いただけで、そのまま次のハシゴを登っていく。
 2つ目のハシゴを登り終えた所で、小休止とした。
[風穴のハシゴが見えてきた] [風穴入口]

 風穴のすぐ上で小休止していると、段々と身体が冷えていくのがわかる。
 ということで、手が冷たくなる前に出発する。
 相変わらず、前方は、ガスに覆われて、よく見えない。
[ガスで樹林しか見えない]

 9:28、目の前に急なハシゴが現れた。この頃は、雨が止んでいたので、傘は畳んでいた。
 この先が、頂上かなと期待しながら登っていく。
[急登になる]

 急登をハアハア言いながら、足元を見たら、雪が残っていた。雪は、今シーズン初の対面だった。
 そろそろ頂上ではないかと思い、ラストスパートと思い、パワー全開で登り切ったのだが、そこは、まだ頂上ではなかった。
(9:52)
 相変わらず、ガスが濃くて、前方を行くNASさんの姿が見えない。
 だが、ようやく急登が終わり、この先は、緩やかな稜線となってた。(写真下)
[相変わらずガスの中]

 先を行くNASさんが、何か撮影している姿が見えて、ようやく頂上に着いたかなと推察。
 9:55、祖母山頂上に到着。
 他に登山者の姿は、なかった。周囲は、ガスで何も見えない。ただ、幸いなことに雨は、まだ止んだままだった。しかし、立ち止まっていると寒い。NASさんと記念撮影を交互に実施したら、即下山とした。
 ....な〜んにも見えない。
[祖母山頂上に到着]

 頂上を出発。
 すると、再び、雨が降り出した。だが、登りの時のような本降りではなく、小雨だった。このため、傘は差さずに下っていく。
 
 10:06、分岐点に到着。右は、尾平方面、九合目小屋へのルートだ。九合目小屋まで行くと、少し遠回りになるので、国観峠へ直行することとした。

 10:43、前方が広場となる。ここが国観峠だと分かった。(写真下)
 しかし、相変わらずのガスの中で、撮影するモチベーションは、下がりっぱなし。 
[国観峠もガスの中]

 10:51、7合目の標柱を見る。この標柱は、0.53kmごとに立っているようだ。次の6合目は、0.53km先。通ってきた8合目も0.53km先だった。

 10:54、登山道は、殆どフラットな道となる。天気が良ければ、落葉の絨毯と自然林の冬木立で、趣のよさそうなアングルが撮影できそうなエリアだ。(写真下)
[フラットな樹林帯]

 11:06、三県境に到着。
 腰を下ろしたいが、ベンチがないので、立ったまま、小休止。(写真下左)
 すぐ先の樹木に「こしき岳、ゆるき岳 約2時間30分」と言う看板が括り付けられていた。(写真下右)
 「こしき岳」とは、越敷岳。「ゆるき岳」とは、緩木山(山と高原地図「祖母・傾」だと「岳」でなく「山」と記載)の事だと地図を広げて知った。
[三県境にて] [手書き道標]

 11:24、千間平の道標を見た後、右手に展望所へのルートを見る。斜面を登っていけば、展望所のようだ。しかし、このガスの中では、全く期待できないので、バス。
[右に展望所(展望所方向)]

 11:35、一の鳥居登山口分岐点。
 ここで、直進し、ダイレクトに一の鳥居に下ってもよかったのだが、北谷登山口には、屋根付きの休憩所があるので、そちらへ向かう。
[一の鳥居登山口分岐点]

 とうとう1合目となった。祖母山からの下山路は、九州自然歩道となっているので、このような標柱が立っているようだ。
[1合目標柱]

 12:13、北谷登山口に到着。
 ここで、昼食とした。屋根とベンチがあるだけで助かる。
[北谷登山口に戻ってきた]

 12:32、北谷登山口を出発。来た道を引き返す。
 再び、雨が強まってきた。
[舗装路を下っていく]

 12:56、一の鳥居に到着。
 別の車が1台、駐車していた。登山者だろうか。途中、誰ともすれ違っていないので、同じルートで登っていったのかなと思えた。
 雨が降る中、雨具を脱いだり、着替えを実施。
 13:16、来た道を戻り、本日の宿泊地、久住高原へ向かった。
 [一の鳥居に戻ってきた]


 今回は、予め、日程が決まっていたため、雨の中の登山を強行しました。
 この結果、他の登山者とは、誰にも会うことのない静かな山行となりました。ですが、登山は、やはり、晴れの日がいいなと、今回、しみじみと感じ入りました。
 ....やはり、遠征には、予備日が必要。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。