トップページ他山域山行リスト>新倉山・霜山_記録20220410


新倉山・霜山

 山行日
2022年4月10日(日) 晴       同行者:「山の会」メンバー 6名
 コース
下吉田(9:17)〜(9:57)新倉山浅間公園東屋(10:08)〜(10:58)新倉山〜(11:05)御殿(11:17)〜(12:11)三ツ峠分岐点(12:39)〜(12:41)霜山(12:44)〜(13:35)天上山(13:54)〜(14:02)たぬき茶屋(14:25)〜(14:40)ナカバ平展望広場(14:46)〜(14:53)護国神社〜(15:03)河口湖
 昨年4月、「山の会」山行で、三ツ峠から新倉山に縦走しましたが、天気が曇りで、新倉山浅間公園にて桜と五重塔は見れても、富士山の姿を眺めることはできませんでした。
 ということで今回、再チャレンジしました。なお、今回は、雲や霞のかからない富士山を眺めるため、新倉山浅間公園を最初に訪問するルートとしました。
 さて、その結果は?
 詳細は、以下をご覧下さい。


 9:10、下吉田駅改札口にて集合。
 ミーティングや準備運動をして、9:17、駅前を出発する。
 今日は、雲一つない好天であり、駅前から富士山がクッキリと見えている。
[下吉田駅] [駅前を出発]

 右手を見上げると、新倉山浅間公園の桜が満開なのが、分かった。
 しかし、既に観光客が数多く訪問していることも判明。
 今年リニューアルされた展望デッキに対し、朝6:00〜8:00は、事前予約が必要との事だったが、今は、9:00過ぎなので、予約は不要。それゆえ、既に行列が出来ているようだ。
新倉山浅間公園方面を望む(望遠)

 新倉山浅間公園に入る。
 満開の桜の下、階段を上っていく。
[新倉山浅間公園に入っていく]

 階段の途中で、振り返ると、富士山の姿が見えた。
 しかし、左側に怪しい雲が。
[振り返って富士山を撮影]

 階段を登っていくと、展望デッキは、右へということで、階段を直進せず、右の道に入る。
[展望デッキの列に向かう]

 この斜面に続く道も満開の桜並木になっており、桜の光景は、圧巻。
 展望デッキ列の最後尾にいた係員の方に聞くと、「1時間半は、待ちますよ。」との事。
 やはり、そのくらい待つのかと、先程、下吉田駅からの光景から予期していたことが現実となった。それならば、展望デッキは、この際、諦めようと、即断。
 更に上を目指す。
[周囲の桜は、満開]

 振り返ると、怪しい雲がますます流れてきた。
 この雲は何?と、よくよく眺めてみると、富士山の左手に見える自衛隊の北富士演習場で、野焼きが行われており、その煙が流れていることが分かった。
[振り返ると、富士山に怪しい雲が]

 新倉山浅間公園の最上部付近にある東屋に到着。
 ここから富士山と桜を眺める。
 しかし、先ほどの煙がますます酷くなり、せっかくの裾野を広げた富士山の光景が台無し。
 これでは、展望デッキの行列に並んでいた人たちに同情してしまう。
 「まあ、五重塔と富士山と桜の画像は、撮れなかったけど、煙が来る前に富士山と桜の光景が撮影できたから良しとしよう。」と割り切り、東屋を出発する。 
[新倉山浅間公園の東屋にて]

 尾根筋の一本道を登っていく。昨年、下ってきたルートだ。
 10:58、新倉山頂上に到着。(写真下)
 周囲は、樹林に囲まれ、展望がきかない。そのせいか、ベンチなども見当たらない。記念撮影だけ実施して、即、歩き始める。
[新倉山頂上にて]

 11:05、御殿に到着。(写真下左) 先程の新倉山頂上よりも、こちらの方が高い。
 ここにはベンチ等があり、小休止とした。
 富士山側の斜面には、大きなベンチが出来ており(昨年は見なかったと思う)、大勢のハイカーが休憩中だった。(写真下右) 生憎と、富士山は、霞んでしまい(煙だけでは、ないようだ)、殆ど見えていなかった。
[御殿にて] [富士山は、霞んで見えない]

 11:17、御殿を出発し、霜山の稜線へ向かう。正面を見上げると、目的の稜線が見える。
 これを登るのか...と一瞬、思ったが、今日は体調がいいので、苦にならないだろうと楽観的。
[霜山へ向かう]

 11:33、鞍部を通過。
 ここから、標高差約180mの登りとなる。本日で一番の急登だ。所々にロープが設置されてある。
[本日の核心部]

 12:11、ハアハア言いながら霜山の稜線へ登り切り、三ツ峠・天上山分岐点に到着。
 周囲は、まだ冬枯れの木立だが、風が無く、ポカポカ陽気なので、ここで、ランチタイムとした。
 他にも何人かの登山者が休憩中(食事中)だった。
 
 腰を下ろして、ゆっくり休憩した後、12:39、霜山へ出発する。(写真下)
[分岐点でランチ終了後、出発する]

 歩き始めてすぐ、登山道から外れ、左手の霜山頂上に向かう。
 12:41、本日の最高地点(1301.7m)、霜山頂上に到着。
 ここは、自分にとって初訪問の山だった。地理院地図、山と高原地図などでは、「霜山」と明記されていて、知名度のある山だったので、いったいどんなピークかと思っていたのだが、山頂は、予想に反して極めて地味だった。物凄く小さな手書き山頂標識と赤く塗られた三等三角点があるだけだ。(写真下左右)
[霜山頂上にて] [赤い三角点]

 南西に続く尾根筋を下っていく。登山道は、尾根筋の南東側斜面に続いていて歩き易い。周囲は、自然林、植林帯と変化していく。
 13:10、西川新倉林道(舗装路)を横断する。(写真下)
 ....この林道、後日調べたら、三ツ峠登山口から続いていたのでビックリ。
[林道を横断する]

 林道横断後も、南西に続く尾根筋を進み、天上山頂上に到着。(13:35)
 ここで小休止。
 小御嶽神社の石碑と石祠以外に下記の説明板も建っていた。
『小御嶽神社 嘯(うそぶき)山 山頂(天上山)
 境内地 20坪
 祭神   磐長姫命・櫻大刀自命・苔虫命
 例祭日 6月6日
 由緒
 寛文8年(1668)5月6日、嘯山山頂に鎮座、勧請。北麓農民は、農閑期には富士山に入山して木を伐り、角材・板材に木挽きをし、相模・伊豆・駿河方面に販路を開き、業としていた。そのため富士山入山中の無病息災祈り、富士山五合目に小御嶽神社を創建した。
 郷に残る家族は、入山者の無事を祈願するために、里宮志向から富士と対峙するこの地を選び、分祀し、祈願所としたと伝う。  八王子 筒口神社 宮司
 平成21年1月30日 平成18年度〜20年度 奉賛会』 
[天上山頂上にて]

 天上山からは、西へ続くなだらかな尾根を進んでいく。
[西へ進む]

 やがて、武田信玄の戦国広場、絶景やぐらなどの前を通り、たぬき茶屋に到着。ここでは、ロープウェイで上がってくる観光客(このコロナ禍の下、珍しくアジア系の外国人)が目立った。
 目の前に富士山の姿がドーンと見えるのだが、山頂付近は、完全に靄っている。ここで小休止とし、腰を下ろして、ソフトクリームを食べる。
[たぬき茶屋前からの桜&富士山]

 14:25、たぬき茶屋を出発。
 ロープウェイを利用したいと言う意見がメンバーから全く出なかったので、自力で下山。
 ....今日は、まあ、そんなに疲労度は大きくない。
[ロープウェイを使わず、自力で下山]

 程よい傾斜で、トントンとリズムよく下っていくと、天上山護国神社の前に出た。
[もうすぐ護国神社入口]

 車道を進んでいくと、河口湖駅は、すぐだった。
 15:03、河口湖駅到着。
 駅舎の後方に薄らと富士山が見えていた。(写真下)
 [河口湖駅前にて]


 今回は、富士山と桜のコンビネーションで撮影が出来ました。
 ですが、惜しむらくは、あの野焼きの煙です。あと1時間ぐらい、煙が遅ければ、もう少しゆっくり富士山と桜の光景を味わえたかなと思っています。
 なお、登山道は、人工的な階段等も少なく、歩き易い道でした。やはり、土の上を歩くのは、心地のいいものです。
 ....最近、丹沢の登山道が人工的になり過ぎていることを痛感。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。