トップページ他山域山行リスト>屋敷山・坊山_記録20220521


屋敷山・坊山

 山行日
2022年5月21日(土) 曇→雨→曇 同行者:「山の会2」メンバー 4名
 コース
箱根町港(8:30)〜(8:51)箱根新道横断点〜(9:43)屋敷山入口〜(9:52)屋敷山(10:02)〜(10:09)屋敷山入口〜(10:32)大観山入口〜(10:42)アネスト岩田スカイラウンジ前(11:06)〜(11:41)坊山(11:54)〜(12:17)アネスト岩田スカイラウンジ前(12:46)〜(13:10)土肥大杉跡分岐点〜(13:17)箱根レーダー局前(13:19)〜(13:46)天照山入口〜(14:09)白雲の滝(14:11)〜(14:22)天照山神社(14:25)〜(15:13)奥湯河原
 今回は、「山の会2」メンバーとともに、屋敷山、大観山、坊山、立沢山を訪問する計画を立てました。あいにくの天候でしたが、初めてのコースでしたので、いろいろと楽しめました。
 詳細は、以下をご覧下さい。 


 箱根湯本駅から、箱根町港バス停に8:17、到着。
 まだ早い時間ということで、観光客など、人の姿は全く見えない。
 8:30、箱根峠方面への国道1号線を進んでいく。
[箱根町港バス停を出発]

 箱根関所南の交差点にて左折し、県道75号線を進む。
 上空は、厚い雲に覆われ、陽が差し込んでくるような天気ではなかった。今は、雨が降ってこないことを祈るのみ。
 8:51、箱根新道分岐点を通過する。(写真下)
県道75号線を進む

 県道を歩いていると、左手に視界が広がり、大観山の姿が見えていた。頂上に建っている電波塔は、ガスが流れることで、見えたり、消えたりしていた。
[大観山を望む(県道75号線から)]

 さらに県道を進む。
 すると、左手には、ガスのせいで、クリアではなかったが、以前、登ったことのある孫助山の丸い形状の山が見えていた。手前の一本の立木が堂々としていたので、思わず撮影。(写真下)

 9:27、分岐点に出合う。左は、湯河原・大観山、右は、十国峠(箱根ターンパイク)と書かれた道路掲示板を見る。ここは、左折する。
[孫助山を望む(県道75号線から)]

 そろそろ屋敷山の入り口がある筈と、地図で時々確認しながら、歩いていく。
 9:43、右手に経路を発見。(写真下)
 これが地理院地図に載っている破線路で、屋敷山へのルートだと確信し、奥に進んでいく。
[屋敷山へ向かう]

 直ぐに登りとなる。だが、経路は、明瞭なので、問題なく進んで行ける。
 9:52、この辺りが最高地点ということで、屋敷山頂上とした。(写真下)
 経路が延びていて、左右は、ササヤブである。
[屋敷山頂上あたり]

 もう少し、経路を先に進んでみる。
 すると、右手の遠景が目に入った。(写真下)
 地理院地図と照らし合わせてみると、どうやら十国峠方面の山並みが見えているようだ。だが、ガスっているため、その姿ははっきりしなかった。
 この経路は、まだ続いていたが、この光景を眺めた後、引き返す。
 地図の破線路から見て、この経路は、この先にある送電鉄塔まで続いているように思えた。
[頂上の少し先にて(十国峠方面)]

 屋敷山から引き返すとき、見事な樹木に出遭う。(写真下)
 何の木だろうか。枝振りが力強く、思わず立ち止まって眺めてしまった。
[来た道を引き返す]

 再び県道75号線に出たら、大観山方面へと歩いていく。
 次のターゲットは、大観山だ。
 10:15、富士見峠のバス停を通過。(写真下)
 このバス停に貼り紙がしてあり、読んでみると、この路線は、季節運行となり、毎年1月2日のみ(予定)となったとの事。1月2日は、箱根駅伝の往路が開催される日だ。国道1号線が駅伝で走れないから、その日に限って、運行するという事だろうか。
[富士見峠バス停]

 10:32、大観山入口の道路の前に到着した。だが、その道は、事前調査の通り、立入禁止の看板が立っていた。やはり、頂上にある電波塔などの設備のために立入禁止になっているようだ。
 ということで、大観山訪問は、残念ながら、ここで終了とした。
[大観山は、立入禁止]

 ターンパイクの入口に建っているアネスト岩田スカイラウンジの前に到着。
 ここで、小休止。パノラマ写真の説明板を撮影。晴れていれば、富士山と芦ノ湖の光景が望めるのだが、今は、ガスだけ。
[富士山方面の光景]

 次の訪問先は、坊山だ。だが、ここで、ついに雨が降り始めた。雨具を着用して、ターンパイク北側の経路を進む。
[アネスト岩田スカイラウンジ前を出発]

 11:13、JR東海の送電鉄塔横を通過する。
 その後、林道にぶつかった。地理院地図で記載されている破線ルートのようだ。だが、破線路以外にも新しい林道が出来ていて、それを進んでいくと、前方で、右カーブし、ターンパイクに合流しているのが見えた。そんな訳で、ターンパイクに出る前に北側のヤブに突入する。
 すると、ササヤブの中に踏跡らしきものを発見。どうやら、誰も歩いていないので、経路の上をササが覆い被さっているようだ。(写真下)
[ササヤブを突き進む]

 段々とササヤブの丈が高くなってきた。
 だが、雨のお蔭で、ヤブ特有の埃が今回、発生しないので、意外と歩き易い。
[ササヤブの丈が高くなる]

 突如、ササヤブが無くなり、歩き易い背の低いササ原となる。その中によく見ると踏跡が続いていた。地理院地図とGPSを見ながら、坊山の頂上を確認する。
 だが、周囲は、殆ど平らで、どこが最高点かよくわからない地形だ。
 11:41、このあたりが坊山頂上と判断した。(写真下)
 幸い、雨は止んでいた。
[坊山の頂上あたり]

 振り返ってみると、ちょうどガスが切れて、大観山の電波塔がササ原の先に見えていた。
 11:54、ササ原の坊山頂上を出発し、引き返す。
[坊山から大観山を眺める(望遠)]

 帰路は、来た道を引き返す。
 ササヤブにて、前方の同行者の姿を見失う。(写真下)
 だが、一度通っているルートなので、そんなに不安ではない。
[ササヤブにて同行者を見失う]

 12:17、再びターンパイクの入口に建っているアネスト岩田スカイラウンジの前に戻ってきた。
 ここで、ランチタイムとした。

 今は、ガスが薄くなり、大観山の電波塔が姿を見せていた。ちょっと前までは、全く見えてなかったのだ。かなり、ガスが流動的なのが、よく分かる。
[大観山の姿が見えてきた]

 12:46、アネスト岩田スカイラウンジの前を出発。
 大観山というバス停の前を通るが、バス運行については、富士見峠バス停と同じだ。(写真下)
 ここからは、再び県道75号線を歩いていく。それにしてもガスが濃い。
[大観山(アネスト岩田スカイラウンジ)を出発]

 土肥の大杉跡分岐点を通過する。
 石橋山の合戦で平家に敗れた後、土肥の大杉の空洞に頼朝が隠れていた時、平家方の梶原景時に見つけられたが、景時は、敢えて見逃したという逸話が残っているらしい。(しとどの窟と同じような話)
[土肥大杉跡分岐点]

 県道を下っていくと、箱根レーダー局前バス停に到着。(13:17) (写真下左)
 このバス停も、バス運行については、富士見峠バス停と同じだ。
 この先で、立沢山への道が続いているが、レーダーが設置されてあるため、ここも大観山と同様、立入禁止となっていた。(写真下右) ということで、立沢山訪問も、ここで終了とした。 
[箱根レーダー局前バス停] [入口は、立入禁止]

 13:44、県道を下ってくると、前方に立沢山のレーダー局の建物が見えてきた。なお、立沢山のピーク自体は、建屋の奥にあり、ここからは見えていない。
 県道を下ってきたことで、ガスの下に出てきたようだ。
[県道から立沢山方面を望む]

 13:46、天照山バス停の所で、県道を右折し、天照山神社に続く道に入る。正面奥に鳥居が建っているのが見えた。
[車道から天照山神社へのルートに入る]

 樹林帯の中の下り道を進む。木々に囲まれ、眺望は期待できない。
[白雲の滝方面に下っていく]

 白雲の滝の前に下りてきた。振り返って、滝を撮影。
 水量は多く、水の落ちる音は大きい。迫力のある光景に何枚もシャッターを押してしまった。
[白雲の滝(振り返って撮影)]

 14:22、天照山神社に到着。
 山の中にポツンとある神社だったが、建屋が妙に美しく、しめ縄なども、しっかりと手入れがされていた。
[天照山神社の扁額] [天照山神社(振り返って撮影)]

 15:01、民家の前に出て、道幅の広い舗装路となった。その後、丁字路で湯河原パークウェイにぶつかり、左折して旅館街を下っていく。
 
15:13、奥湯河原バス停に到着。バスの本数は、多く、15:25発のバスに乗車し、湯河原駅に向かった。
 [奥湯河原バス停に到着(振り返って撮影)]


 今回は、4つの山を訪問予定でしたが、大観山と立沢山は、予想通り、立入禁止で諦めることになりました。また、登った屋敷山、坊山は、結果として、どこが頂上なのか、よく分からない山でした。ということで、頂上の印象は薄く、坊山のヤブ漕ぎと白雲の滝が、印象的な山行でした。
 [湯河原駅付近で反省会]



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。