トップページ>他山域山行リスト>十勝岳_記録20220628
2022年6月28日(火) 曇 |
同行者:「山の会」メンバー 2名 |
望岳台(6:38)〜(7:14)白銀荘分岐点(7:17)〜(7:40)雲ノ平分岐点〜(7:50)避難小屋〜(8:46)稜線到達地点〜(9:46)十勝岳(9:53)〜(10:34)稜線到達地点〜(11:28)避難小屋〜(11:38)雲ノ平分岐点〜(11:57)白銀荘分岐点〜(12:21)望岳台 |
北海道3山の2つ目となります十勝岳です。
詳細は、以下をご覧下さい。
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カーテンを閉め忘れ、朝日が部屋に差し込み、4:00に目が覚めてしまった。意外にも、今日は、天気がよさそうだ。
5:30に富良野のホテルを出発。十勝岳登山口の望岳台を目指す。
朝日は、照っていたのだが、十勝岳方面の山々は、既に雲が出ており、残念ながら、山容は、ほとんど見えてなかった。
カーナビに従い、農道の直線路を走っていく。スピードを出さないようにするためか、時々、道路に凹部があり、乗り心地は、頗る悪い。(写真下) |
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[富良野のホテルから望岳台を目指す] |
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6:17、望岳台駐車場に到着。(写真下)
立派な建屋があるが、防災シェルターだった。この入口で入山届に記入する。
すでに多くの乗用車が駐車していた。ここに駐車している車は、9割以上、登山者だろう。 |
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[望岳台駐車場に到着(振り返って撮影:奥は防災シェルター)] |
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6:38、望岳台駐車場を出発。
目の前に緩やかな登り斜面が続いている。その奥には、本来、十勝岳方面の稜線が見えるのだが、今日は、雲に覆われていた。(写真下)
この望岳台は、1990年にバイクツーリングで訪れ、今と同じように十勝岳方面を眺めた記憶があった。当時は、山に登ることは全く考えておらず、ツーリング&キャンプ&温泉が目的だった。それから32年の年月が流れ、今、ここから十勝岳を登るとは...
....じっと黙って、前方を眺めていると、「感動しているの?」と、NASさんが絡んでくる。 |
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[望岳台] |
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登山道周辺には、今まで見たことのない白い花が一面、咲いている。
ネットで調べたら、どうやらエゾノマルバシモツケのようだ。 |
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[エゾノマルバシモツケ] |
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緩やかな斜面を登っていくうちに雲が薄くなっていき、十勝岳方面の山々が見えてきた。
後で調べて分かったのだが、ここからは、晴れていても、十勝岳頂上は、見えないようだ。 |
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[十勝岳方面] |
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多数の噴気孔を望遠で撮影。
火山が生き物のように見えてくる。 |
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[多数の噴気孔を望遠で撮影] |
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前方に十勝岳避難小屋が見えてきた。
この後、避難小屋の左側を通過していく。 |
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[避難小屋が見えた] |
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避難小屋を過ぎると、今までよりも傾斜が、急になっていく。
この先、登っている登山者の姿が、全く見えない。車を駐車場に置いている登山者は、だいぶ早く出発しているようだ。
前方の稜線を見上げると、当初、雲かと思っていたのが、実は、噴煙だということが判明した。(写真下) |
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[雲ではなく、噴煙だった] |
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振り返って、スマホで現在位置を確認している2人を撮影。(写真下)
....YAMAPをいじっている。
奥には、緩やかな斜面が広がり、その先には、富良野から美瑛の町並みが見える。もう少しクリアに見えたならば、最高の景色となっただろうが、残念ながら、今日は、霞んでいた。 |
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[現在位置を確認(振り返って撮影)] |
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8:46、稜線に上がった所に道標が立っていた。(写真下) この稜線に上がる手前に地理院地図では、左手に昭和火口があると記載されているのだが、どこが昭和火口なのか、よく分からないまま通過してしまった。
この先、一面、砂地のような斜面が続く。この辺りから、植物を見かけなくなってしまった。 |
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[稜線に上がった] |
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左下にスリバチ火口を見下ろす。
右下も火口のように見え、最低部には、雪が残っていた。 |
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[砂地の登山道を行く] |
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左手のスリバチ火口を過ぎると、フラットな歩きとなった。
ここから先は、雪渓と砂地とガスの世界となり、ちょっと殺風景な光景が続く。 |
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[十勝岳頂上を目指す] |
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前方を見ていたら、ガスが消えたものの、右から左へと噴煙が絶えず流れていた。だが、その噴煙が一瞬、途切れ、左奥にピークが見えた。(写真下)
この時、左奥が十勝岳頂上だと、初めて分かった。
ここから頂上へは、雪渓に対して並行に進み、正面の斜面を直登し、登り切ったら、左折するというルートになっているようで、正面の直登斜面や稜線には、多くの登山者の姿が眺められた。
砂地を歩き続けるが、ここは、砂浜かと思えるほど、結構、砂の粒が細かい。歩くとき、足が沈み、非常に歩きにくい。 |
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[一瞬、十勝岳の頂上(左)が姿を見せた] |
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9:22、稜線への直登ルートに取り付くが、見た目通り、結構急登を強いられる。(写真下)
この辺りから、下山してくる登山者とすれ違う頻度が高くなった。 |
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[再び一瞬、十勝岳頂上が見えた] |
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9:46、十勝岳頂上に到着。
頂上では、すぐに単独女性が出発し、山頂標識から離れて休憩していた男女1組だけとなった。また、我々の後方には、登山者がいなかったので、幸いにも山頂標識を独占して、長い間、記念撮影をすることができた。
だが、あいにく360度、ガス(噴煙?)に囲まれ、視界ゼロとなり、見晴しという点では、昨日の旭岳と同じ状況だ。
....これで、山頂記念撮影の背景は、2回続けて乳白色。 |
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[十勝岳頂上に到着] |
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9:53、頂上を出発する。
少し前に先行の男女1組が出発しており、我々が出発したことで、山頂には誰もいなくなった。
ガスと噴煙は、相変わらず流れたり、切れたりしている。
ちょうどガスと噴煙に覆われ始めた時、進路方向を撮影。(写真下) |
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[来た道を下っていく] |
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稜線からの下りが終わる頃、噴煙の下に出て、ガスが切れたため、前方がよく見えてきた。(写真下) |
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[ほぼ水平な登山道を見下ろす] |
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砂地の水平路を戻っていく。
振り返ると、十勝岳頂上方面は、完全にガスと噴煙に覆われていた。(写真下) |
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[十勝岳頂上方面は、ガスの中(振り返って撮影)] |
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望遠で、雲の下に広がる美瑛の町方面を撮影する。(写真下)
遥か先、平らで建屋が集中している辺りが、美瑛駅付近のようだ。
その手前に、ものすごく細くて高い塔が見えたので、何の塔だろうと思っていたのだが、よ〜く見たら、一直線の道路だった。 |
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[美瑛の町方面を望む(望遠)] |
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ガスが上昇し、登る時よりも明るくなってきた。
前を歩く下山者の姿が見える。殆どが望岳台方面からの十勝岳往復のようだ。 |
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[砂地の登山道を進む] |
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稜線からのジグザグ路を一気に下っていく。
登りの時は、長くて飽きるような道だったが、下りの時は、結構、スタスタと下っていけたので、それほどストレスを感じなかった。 |
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[砂地の斜面を一気に下っていく] |
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避難小屋を過ぎると、緩やかな斜面となる。(写真下)
だが、小石が多く、足の裏が段々と痛くなってくる。もっと砂が多ければ、富士山のように歩き易いのにと、一人ブツブツ言いながら下っていく。
だが、長い。いくら下っても、なかなか駐車場に近づかない。本日の核心部は、この足の裏が、極めて痛くなる、小石の多い緩い斜面だった。 |
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[緩やかな下りが続く] |
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12:21、ようやく駐車場に到着。
防災シェルターにて入山届に帰着時刻を記入した後、自販機でサイダーを購入。やはり、冷えた炭酸飲料は、喉ごしが最高だ。
出発時には、見えていなかった美瑛富士と美瑛岳が並んで見えていた。(写真下) |
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[望岳台駐車場の奥に美瑛富士(左)と美瑛岳(右)] |
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望岳台から美瑛の方に下っていき、途中の白金温泉で日帰り入浴。
北海道は、このように温泉施設が充実しているのが嬉しい。 |
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[湯元白金温泉ホテルにて日帰り入浴] |
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白金温泉の後、美瑛町の観光スポット「青い池」に寄り道。
今日は、平日の火曜日だが、信じられないくらい、大勢の観光客が押し寄せていた。
だが、天気が下り坂となり、傘を差しながらの見物となった。
この後、高速道路を乗り継ぎ、倶知安まで移動する。 |
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[雨の中、青い池に寄り道] |
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北海道3山の2つ目、十勝岳は、前日の旭岳と違って、雨に降られず、天気に恵まれたことが、まず嬉しかったです。山頂での展望は、残念ながら、またしても視界ゼロでしたが、途中での登り/下りでは、北海道らしい景色が眺められ、大満足でした。
雨降る中、青い池を見物した後、倶知安まで移動しましたが、旭川から余市までの高速道路は、ず〜と土砂降りの雨でした。運転されましたYUTさん、お疲れ様でした。
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[倶知安には、19:00前に無事到着] |
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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