トップページ>他山域山行リスト>大丸山_記録20220926
港南台(8:55)〜(9:29)横浜栄高校手前の分岐点〜(9:35)港南プール分岐点(9:38)〜(9:45)いっしんどう広場(9:48)〜(10:26)大丸山分岐点〜(10:28)大丸山(10:51)〜(10:54)大丸山分岐点〜(11:15)市境広場〜(11:54)天園(11:57)〜(11:59)天園休憩所(12:06)〜(12:28)貝吹地蔵(12:32)〜(13:02)瑞泉寺口〜(13:06)瑞泉寺入口(13:13)〜(13:28)鎌倉宮〜(13:32)大塔宮バス停 |
8月末の小仏城山山行以降、右膝の痛みが出てきました。今回は、医者の診断結果から対策を施した結果、その右膝の痛みが解消されるか否か、判断するための山行です。
果たして、その結果は。
詳細は、以下をご覧下さい。 |
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小金沢山から帰った次の日、右膝の痛みから整形外科医院を訪問した。
症状として、
1)右膝裏の脹脛の付け根が痛いということ
2)登山において、登りでは痛みを感じないが、下りでは、激しく痛みが出ること
3)右膝を直線状に伸ばすと、痛みが和らぐこと
などを説明し、その後、レントゲン撮影となる。
1時間後、医者からの診断結果は、
・レントゲン撮影から骨棘が見られる
・常に痛みがある訳ではない
ということから、変形性膝関節症と言われた。
対策としては、まだ若いので、大腿四頭筋ストレッチ等を行ない、筋肉を鍛えて下さいとの事。
また、痛みを回避するためにサポーターを着用するのも手だと言われた。
う〜む。
右膝裏の脹脛の付け根が痛かったので、靭帯あたりの損傷かと思っていたが、変形性膝関節症とは、意外だった。とにかく対策を打たねばと思い、これからは、大腿四頭筋のストレッチを毎朝行おうと決心して医院を出た。
帰宅すると、郵便ポストに「膝の痛み」に効く機能性表示食品の封筒が入っていた。
これまた、何とも絶妙なタイミング。溺れる者は藁をも掴むとは、まさにこの事かと思いながら、即、お試し版の申込はがきに記入。やれることは、全て取り組む姿勢である。
また、この9/12の週は、登山を自粛し、膝を休ませることにした。
....今、山に行くと、痛みが再発しそうで、怖い。
その後、薬局に行き、サポーターを購入。サポーターを使用するのは生れて初めてだ。
早速、サポーターを装着して、近くを散歩してみる。しかし、今一つ、サポーターをつけても、痛みが残る感じがした。というか、そもそもサポーターのLLサイズが緩めだったようで、Lサイズを買うべきだったかとちょっと後悔。
やはり、サポーター代をケチったのがいけなかったと反省し、もう少し高価なマジックテープでとめるタイプのサポーターを購入。これならば、膝を固定する強さを自分で調整できる。
これで、家の近くを1時間ぐらい散歩してみた。すると、信じ難いことだか、下り坂であれほど痛かった右膝がなんともないのである。サポーターって、こんなに効くのかと驚嘆。
この結果、何でサポーターをしたら、右膝の痛みが消えたのかが気になってしまった。キツキツのサポーターをすると、膝の関節は、直線的な屈伸しかできないようになる。つまり、膝を内側や外側に捻る動作が出来なくなるということだ。私の場合、下りの時は、どうもクセで、この膝を外側に捻るような動き(O脚のようになる)をしていたため、軟骨がすり減るような動きになっていたと推察。
結論として、
・大腿四頭筋だけでなく、O脚にならないように内転筋も鍛える
・両足の重心線が拇指球上になるように意識して歩く
必要があると判断。
....内転筋が衰えると下腹が緩み、下半身太りとなるらしく、思わずドキッとする。すでに進行中か?
以上のような背景の下、今回、サポーターを右膝に装着して、実際に自宅近くの大丸山に出かけてみた。
8:55、港南台駅を出発。(写真下)
朝早く出るつもりが、どうしても丹沢の時と違って遅くなってしまう。今日は、スタート時点からストック2本を取り出し、両腕で、両膝をサポ―トすることにした。 |
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[港南台駅を出発] |
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港南台5丁目の交差点を渡り、住宅街に入る。
9:13、横浜栄高校手前の分岐点に到着。(写真下) ここには、円海山周辺の市民の森 案内図が立っている。その右手奥を眺めると、富士山が見えるはずなのだが、どうも富士山が見つからない。というのも、こんないい天気なのに西側には薄らと雲があった。 |
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[横浜栄高校手前の分岐点] |
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9:23、立ち止まって、右手の鎌倉天園方面を眺める。
ここは、送電鉄塔と濃緑の山々しか見えない。いつもながら、ここが横浜市?と思えるような光景である。 |
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[鎌倉天園方面を望む] |
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すぐ横に「瀬上池が見えますか?」という小さなカンバンが立っている。
今まで何度か、この言葉に触発され、瀬上池を探していたのだが、見つけられなかった。やはり、葉が落ちないと見えないのではないかと思い、今年の1月、瀬上池を探すと、確かに見えることが分かった。だが、その時、実は、夏でも見えているのではないかと思い、過去の画像を拡大して調べてみると、これは、池でなないかと思える箇所を発見した。 |
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[瀬上池が見えますか?の小さなカンバン] |
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今回、じっくりと肉眼で探すと、
「あった!」
どうにか池を見つけることが出来た。デジカメを望遠にして撮影しようとするが、望遠にした段階で池を見失うので、撮影には一苦労。(写真下)
やはり、濃緑の木々の中でも、よ〜く見れば、瀬上池は見えていたのである。ハナから、樹林帯だけと先入観を持って眺めていると、まず見つけることはできない。また、池の色が黄土色っぽいのも、見逃す理由になりそうだ。
「瀬上池が見えますか?」のカンバンの意図は、実は年中、見えているのだが、ハイカーに探す根性があるかどうかを試しているように思えた。 |
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[瀬上池を望遠で撮影] |
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9:45、いっしんどう広場を通過。
中高年男性4人組がベンチで休憩中だった。 |
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[いっしんどう広場] |
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いっしんどう広場から時々下りが発生するが、やはりサポーターの威力は抜群で、右膝に痛みは全く出ていない。
10:26、大丸山入口で左折し、大丸山へ向かう。山頂への階段登りを少し速足で実施してみたが、やはり、登りでの痛みは全くないことを確認。
10:28、大丸山頂上に到着。(写真下左・右)
頂上には、中年男女1組が既に休憩中だった。木陰は涼しいが、日なたは暑すぎてじっとしていられない。東京湾の風景を眺めながら、水分補給した後、出発。(10:51)
下りの階段で痛みが出るかどうかと、緊張したが、幸い、痛みは全く出てこなかった。
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[大丸山頂上(1)] |
[大丸山頂上(2)] |
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再び鎌倉天園へのメインルートに戻り、天園を目指す。
11:50、天園への分岐点を通過。(写真下) |
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[天園手前の分岐点] |
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11:54、天園に到着。
今年1月に倒れていた「天園周辺の地図」の立看板が、見当たらなかった。廃棄されてしまったのだろうか。あれが無いと、ここから上郷ネオポリスへの下山ルートは、初めての訪問の場合、分かり難いと思う。 |
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[天園] |
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西側に少し歩き、稲村ヶ崎を眺める。今日は、靄がかかって、遠景は、今一つ。
ここで、南側に下っていき、天園休憩所に向かう。 |
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[稲村ヶ崎方面の眺め] |
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11:59、天園休憩所に到着すると、店は生憎、営業は、していなかった。だが、無人ではなく、お爺さんが一人、何やら作業中だった。「店は、やっていないけど、ベンチへどうぞ。」と言われたが、自販機で冷えた缶コーラを買った後、立ち飲みして即出発とした。 |
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[天園休憩所] |
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天園休憩所を下って、分岐路に出た。左は、瑞泉寺経由での鎌倉宮、右は、獅子舞経由での鎌倉宮。瑞泉寺コースは、台風の影響で長らく通行止めだったが、現在は通行可能となっていた。
ということで、今回は、瑞泉寺コースを選択。
下りとなっても、至って快調だ。あとは、時間が経っても痛みが出てこないかどうかだ。 |
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[瑞泉寺コースを選択] |
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この瑞泉寺コースは、たぶん、自分にとって初めて歩くコースだと思う。
通行可能になったという割には、あまり整備されているようには思えず、登山道脇の草が伸びっ放しで、身体に当たる。雨上がりだったら、ビッショリになりそうだ。
だが、道標は、しっかり立っていて、迷うことはなかった。
12:14、単独女性とすれ違ったと思ったら、1分後、再び単独女性とすれ違う。意外にもハイカーは、平日でもゼロではないようだ。
12:17、大木が続くエリアを通過する。(写真下)
大木を撮影していたら、後方から単独トレラン女性に追い越された。 |
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[大木が目立った] |
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12:28、左奥に石柱が見えたので、近づいたら、貝吹地蔵と書かれてあった。
1333年、新田義貞が鎌倉に攻め入ったとき、北条高時の首を家来が持って逃げたが、どこに埋めたらよいか迷っている時に、お地蔵様が貝を吹きながら導いてくれたという。また、新田勢が鎌倉に攻めてきたことを知らせた地蔵とも言われている。
鎌倉に昔から伝わる地蔵信仰の物語の一つらしい。 |
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[貝吹地蔵] |
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12:45、右手に説明板を見る。
『歴史的風土保存用地
この土地は、「古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法」に基づき歴史的風土を長く保存するため昭和54年度及び55年度に神奈川県が買い入れたところです。
歴史的風土を協力して保存しましょう。 連絡先 神奈川県横須賀三浦地区行政センター』 |
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[歴史的風土保存用地の説明板] |
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13:02、尾根筋から下っていき、瑞泉寺口に出た。(写真下)
貝吹地蔵辺りから下りが続いたが、右膝は、全く問題なかった。これならば、山歩きも問題ないのではないかと自信が持てた。 |
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[瑞泉寺口にて] |
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瑞泉寺口のすぐ先で丁字路となる。右は、瑞泉寺。左は、鎌倉宮。
瑞泉寺寄りに少し進むと、日陰があったので、そこまで進んで小休止。瑞泉寺訪問は、別の機会とし、その後、鎌倉宮に向かって歩き出す。 |
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[瑞泉寺口のすぐ先の丁字路] |
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今日は平日のせいか、鎌倉宮に観光客は、少なかった。
平地歩きだと、右膝は、まったく痛みが出てこないのが不思議。 |
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[鎌倉宮] |
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鎌倉宮の前を通った後、右折して大塔宮バス停に到着。(写真下)
この先は、人通りの多い鶴岡八幡宮方面となる。今日は、ここまで歩けばいいだろうと、鎌倉駅行きのバスに乗って帰ることにした。バスダイヤを見たら、発車したばかりの時刻だったが、バスを待っている列が出来ていた。最前列の女性に尋ねると、まだバスは来ていないとの事。遅れるのは、日常茶飯事らしい。
ほどなくバスがやってきた。定刻から4分遅れて、バスは発車した。 |
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[大塔宮バス停に到着] |
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今回は、右膝にサポーターが効くかどうかの最終テストでしたが、無事、クリアしました。どうやら、これで再び、山に行けそうです。
ただ気になりましたのは、急な下りにて左膝を捻るようにして歩いたら、一瞬、右膝と同じような痛みを感じました。どうやら、左膝も痛みが発生する可能性大です。今後、両膝にサポーターを装着する必要がありそうです。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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