トップページ他山域山行リスト>磐梯山_記録20221002


磐梯山

 山行日
2022年10月2日(日)  晴        同行者:「山の会」メンバー 6名
 コース
八方台登山口(10:05)〜(10:34)中ノ湯跡〜(11:48)弘法清水(12:12)〜(12:47)磐梯山(13:06)〜(13:29)弘法清水(13:35)〜(13:55)川上分岐点〜(14:07)渋谷分岐点〜(15:09)天の庭〜(16:04)猪苗代スキー場リフト前
 9年ぶりに磐梯山を再訪しました。天気に恵まれ、「山の会」メンバーとともに楽しめた山行でしたが、長い下りにて右膝の痛みが再発しないかと、ちょっとビクビクしながらの登山でした。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 東京駅6:40発仙台行き「やまびこ203号」に乗車し、郡山にて磐越西線の快速に乗換え、9:24、磐梯町にて下車。そこから予約済のタクシー2台に乗車し、八方台登山口には、9:52、到着。
 第1駐車場は、すでに自家用車で満杯状態だ。ざっと数えると、70台ぐらいは駐車していた。途中、タクシーから見た第2駐車場にも、車が何台も駐車しているのを見ている。今日は、かなりの登山者が磐梯山に入っているようだ。
 準備が終わり、メンバー6人と共に八方台を10:05、出発する。
[八方台第1駐車場] [八方台登山口のカンバン]

 上空は、青空が広がり、最高の天気だ。これで、小金沢山、大丸山に続いて3連勝となった。
 樹林帯を抜けたら、目の前に広場が現れる。中ノ湯跡だ。その奥の正面には、磐梯山のピークが目に入った。(写真下)
[磐梯山が見えた]

 この中ノ湯跡には、前方に温泉旅館の廃屋が見え、硫化水素の異臭が漂っている。立ち止まっていると、この臭いがキツイ。有毒ガスが濃いため、温泉旅館が閉鎖となったのだろうか。
[中ノ湯の廃屋を眺める] [中の湯での道標]

 磐梯山を北西側から登っていく。
 10:51、標高1400mにて樹林帯の途中にて視界が開けた。いささか霞んでいるが、しばし、西吾妻山方面を見入り、撮影タイムとなる。(写真下)
 まだ登ったことのない西吾妻山のなだらかなピーク。その手前に位置する西大巓の南側斜面には、8の字を倒したようなスキー場(グランデコスノーリゾート)のゲレンデが見えていた。
 地図と照らし合わせると、西大巓の手前に少し見えているのが、小野川湖。それより手前右側に見えているのが、秋元湖のようだ。
[西吾妻山方面]

 11:18、標高1480mぐらいをほぼ水平に進んでいく。周囲は樹林帯で、遠景の眺めは期待できない。黙々と歩いていくと、その後、登りが少しキツくなってきた。

[樹林帯を登る]

 11:36、登りが緩くなり、右手前方に磐梯山頂上が見えてきた。(写真下)
 磐越西線から見た南側の磐梯山は、まだ緑っぽい色だったが、こちらは、北側斜面のせいか、既に紅葉していた。
[磐梯山頂上付近は紅葉していた]

 11:48、弘法清水に到着。(写真下)
 奥に進み、弘法清水小屋の前に来ると、大勢の登山者が休憩中だったので、ちょっとビックリ。おそらく50人以上は、いるだろう。やはり、駐車場にあった車の台数を反映しているなと思った。
 ここで、我々も腰を下ろしてランチタイムとした。
[弘法清水に到着]

 メンバーの1人が弘法清水小屋で買ったなめこ汁を食べているのを見て、さらに2人がなめこ汁を購入。美味しそうだ。(写真下左)
  私は、例によってペットボトルのコーラを購入。1本300円だったので、北アルプスとはだいぶ違うことを実感。そこそこ冷えていて、殆ど一気に飲んでしまった。(写真下右)
[なめこ汁] [コーラを購入]

 12:12、弘法清水を出発し、山頂を目指す。
 ここからは、急登が続く。下山者とすれ違う事が多く、時間が結構かかりそうだ。
 12:21、北側の視界が広がった。(写真下)
 思わず、デジカメ撮影。南北に長い檜原湖と西吾妻山方面の光景を楽しむ。
[檜原湖と西吾妻山方面]

 12:26、東側に目を向けると、櫛ヶ峰の奥に安達太良山の白っぽい沼ノ平火口が見えていた。ここでもデジカメを取り出し、撮影タイム。
[櫛ヶ峰と安達太良山方面]

 12:47、磐梯山頂上に到着。既に30人以上が休憩中だった。
 360度の眺めを見渡せた日に登れたことに感謝。そういえば、初めて登った9年前、父と登った時も快晴だったことを思い出した。
 登頂記念に三角点を撮影。(写真下)
[磐梯山頂上の三等三角点]

 メンバー全員での記念撮影を実施。まず、逆光となるが、猪苗代湖をバックに撮影(写真下左)
 その後、少し下って、山頂標識の所でも撮影。(写真下右)
[山頂での集合写真1(TOIさんカメラにて)] [山頂での集合写真2(TOIさんカメラにて)]

 頂上には、多数の赤トンボが飛び回っていて、すっかり秋の気配。
 草木にじっと止まっていた1匹の赤トンボをアップで撮影。(写真下)
[アキアカネ?]

 13:06、ストックを2本取り出し、頂上を出発する。いよいよ右膝の痛みが出てくるか、ちょっとドキドキ気分。急な下りが続くが、サポーターのお蔭で、右膝の痛みは出てこない。これならば、大丈夫だと確信。
 13:29、弘法清水に到着。ここで、弘法の清水を一口飲む。冷えていて美味い。その後、コーラのペットボトルを空にして、弘法清水を1/3ぐらい入れた。(写真下)
[弘法清水をペットボトルに入れる]

 13:35、弘法清水を出発。下山路は、猪苗代登山口へ下っていく。9年前と同じコースだ。
 目の前には、櫛ヶ峰の荒れた山肌が目に映る。
[弘法清水を出発]

 13:46、黄金清水にて小休止。
 弘法清水からの下りでもサポーター効果が出ている。右膝は、全く問題ないので一安心。
[黄金清水にて]

 緩やかな下りが続いた後、樹林帯に入り、ほぼ水平に進んでいく。
 秋の日差しとは思えない程、差し込んでくる太陽光が眩しい。
 14:18、水平路の途中で、小休止。ここで、コーラのペットボトルに入れた弘法清水の水を一気に飲んでしまった。
[樹林帯を進む]

 14:48、磐梯山の姿が一望できる場所に出た。(写真下)
 ここでも小休止とし、撮影タイム。やはり、南側斜面は、まだ紅葉していない。(初め、針葉樹林かと思ったが、地理院地図を見る限り、広葉樹林のようだ。)
 弘法清水からは、だいぶ登山者の姿が減ってしまった。やはり、殆どの登山者が八方台往復のようだ。出会った登山者は、ここで休憩している時、追い越された4人の登山者だけだった。
[磐梯山を見上げる]

 急な下りが続き、15:09、天の庭の標識の前を通った後、スキー場のゲレンデに降り立った。(写真下) 眼下には、猪苗代湖と田園風景が広がっている。
[スキー場のゲレンデに出た]

 日なたは暑くてかなわない。なかなか登山道が日陰に入らず、暑さに我慢しながら、土埃が舞う中、ゲレンデを下っていく。
[ゲレンデを下っていく]

 長いゲレンデ歩きが終盤を迎える頃になって、ようやく日陰のゲレンデとなった。
 振り返ると、磐梯山のピークが、チョコンと見えていた。(写真下)
[ゲレンデを振り返る]

 16:04、猪苗代スキー場リフト前から車道に出た。
 その後、西側に歩き、ホテルでの日帰り入浴を探したが、何処も営業しておらず、結局、タクシーを呼んで、猪苗代駅に向かう。
 ....事前にネットで調べた時は、2軒が日帰り入浴可能としてヒットしていたのだが。
 [磐梯山を振り返る]


 結局、乗換駅の郡山にて日帰り温泉に入り、反省会を実施してきました。
 今日は、とにかく天気が良く、展望が素晴らしかったことが、何と言っても感動的でした。
 やはり、山は、好天気で、下山後、風呂に入れれば、嬉し楽し。
 幸いな事に右膝の痛みは発生しませんでしたが、入浴の際、右膝がサポーター跡で痒くて痒くてたまらず、かなり時間を使って洗い続けました。
 ご同行の皆様、いろいろとお世話になりました。誠に有難うございました。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。