トップページ他山域山行リスト>台ヶ岳_記録20221113


台ヶ岳

 山行日
2022年11月13日(日)  曇         同行者:「山の会2」メンバー 8名
 コース
国有林前(10:02)〜(10:05)林道入口(10:23)〜(10:37)斜面取付点〜(11:02)台ヶ岳(11:33)〜(11:53)林道合流点〜(12:08)林道入口(12:22)〜(12:26)国有林前
 今日は、箱根の台ヶ岳に「山の会2」のメンバーと共に行ってきました。この山に対する歩行距離は、極めて短いのですが、どうも登山道が無いようで、ヤブ漕ぎを覚悟で行ってきました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 小田原駅東口から湖尻・箱根園行きの伊豆箱根バスに乗車。この大涌谷経由の湖尻・箱根園行きルートは、今回、「山の会2」メンバーからの山行計画が来るまで、全く知らなかった。
 小涌園を過ぎて、今までは、左折し、元箱根に向かうパターンばかりだったが、今回は、直進し、早雲山駅方面に進む。新鮮な光景のため、小涌園からは、常に外を眺めていた。高度が上がっていくと、突然、硫黄臭がした。結構、キツい臭いだ。
 やがて樹林帯の中、国有林前バス停に到着。(10:01)
 下車してすぐに車道を渡る。バスの進路方向を振り返ると、すぐ先に丁字路があり、左折方向の大涌谷方面(行き止まり)は、渋滞が発生していた。もう少しで、観光名所の
大涌谷の渋滞に巻き込まれるところだった。(写真下)
[大涌谷方面の丁字路]

 少し戻るように歩き、左手の林道入口にて準備開始。
 ここで、雨が降りそうだということで、全員上下雨具を装着。
 10:23、出発し、林道を進む。(写真下)
[林道を進む]

 林道と言っても、今となっては、全く利用されていない道のようだ。
 途中、ササヤブに遭遇し、同行者を見失いそうになった。(写真下)
[林道にてササヤブに遭遇]

 ササヤブを抜け、林道を歩き続ける。
 箱根・湯河原登山詳細図(吉備人出版:2018年)での台ヶ岳ルートは、林道の途中で左斜面に取付くようになっていたが、左斜面には、特に人が通ったような踏跡は、見られなかった。
 そんな訳で、詳細図で示されたルートの左斜面取付点を通り過ぎ、もう少し林道を進み、左手に登れそうな斜面が現れた所で、その斜面を登っていく。(写真下)
 ササが繁っていたが、それほど密集していなかったので、結構、登り易い。
[斜面に取り付く]

 ササヤブを突破し、少し緩やかになった所で、左下にヒメシャラの目立つ林が見えた。(写真下)
 これが、箱根・湯河原登山詳細図に示されていた「ヒメシャラの広場」かなと思った。
[左下斜面には、ヒメシャラが目立つ]

 再び、ササヤブに突入する。
 だが、ここもそれほどの密集度ではないので、歩き易い。(写真下)
[ササヤブを通過]

 ササヤブが終わると、稜線が見えてきた。
 今日の天気は、曇。「てんきとくらす」の予想通り、風が強い。久々にうるさい風の音を耳にする。
 また、高度が上がるにつれ、ガスが出てきた。(写真下)
[尾根筋に向かって登っていく]

 10:58、頂上から続く緩斜面を登っていく。(写真下)
 足下は、落葉の絨毯となっていた。
[緩やかな登りが続く]

 前方がフラットになり、この先が頂上かなと思えた。
 しかし、相変わらず風が強く、音がうるさい。このため、山頂で、ゆっくり休憩というイメージが浮かばなかった。但し、風が直接当たることはなく、山の上空だけが強風となっていたことは、有難かった。
[前方あたりが頂上か?]

 11:02、頂上と思われるところで、ザックを下ろす。
 周囲は、冬枯れの木立に囲まれている。相変わらずガスが濃く、頂上からの景色は楽しめない。すぐ、山頂の少し西側にある三角点を探しに行く。
[この辺りが最高地点]

 だが、専用GPSや、スマホのGPS機能を使って、三角点を5,6人で探し始めたのだが、見つけることが出来なかった。GPSを使用しても見つけることが出来なかったのは、初めての経験だった。
 帰宅後、三角点が埋没したのかと思い、国土地理院サイトでの基準点成果等閲覧サービスで調べてみたが、そこには、四等三角点が正常に存在と記載されてあった。だが、調査年月日が古く、2001年だったので、経年変化で、何かあったのかもしれない。
[三角点を探す(1)] [三角点を探す(2)]

 20分ぐらい、三角点を探し続けたが、見つからないので、諦めて山頂に戻る。(写真下)
 小休止した後、11:33、山頂を出発する。
 上空は、まだガスが漂っていた。
[頂上にて出発準備中]

 出発直前に、下界方面が一瞬見えた。(写真下)
 これが、頂上で見た唯一の景色だった。
[下界の町並みが一瞬、見えた]

 下山ルートは、来た道を引き返す。(写真下)
[緩い下りを進む]

 ササヤブに入り、登りで使ったルートを下っていく。(写真下)
 だが、途中で、歩き易い左側斜面に下っていくと、なんと経路に出た。ということで、その後は、経路を使って下っていく。
[ササヤブを下る]

 11:53、行きで使用した林道に降り立った。ここは、登りで斜面に取付いた地点よりも、さらに奥に入った所だった。ここからは、林道を利用して戻る。(写真下)
 11:57、右手に行きで、斜面に取付いた地点を通過。下山ルートは、だいぶ東側に下りたことが分かった。
[林道に合流後、引き返す]

 再び林道のササヤブを通過。(写真下左)
 それを過ぎれば、ハッキリした林道となる。(写真下右)

 12:08、林道入口に到着。ここで、雨具を脱いだり、バス乗車のための支度を行なう。
[ササヤブを再び通過] [歩き易い道となる]

 車道を歩くき、バス停に向かう。(写真下)
 行きの時と同じように大涌谷への左折路は、まだ渋滞が続いていた。
[国有林前バス停に向かう]

 12:26、国有林前バス停に到着。
 次のバスは、12:29発の小田原駅東口行きだった。この大涌谷での渋滞のため、バスが定刻通り、到着するのか、甚だ不安だったが、結果的にバスは、12:33に到着。
 ということで、幸いにも、たいして待たずにバスに乗車することが出来た。
 ....車内で座れたのも、ラッキーだった。
 [国有林前バス停にて]


 今回は、曇空で、雨が降ってくるかもしれないという天気でしたが、どうにか持ちこたえてくれました。また、台ヶ岳へのルートは、ヤブが多いと覚悟していましたが、それほどでもない山行でした。そんな訳で、ツキはあったのですが、頂上の三角点が見つけられなかったこと、遠景の眺めが見られなかったことは、心残りとなってしまいました。
 ....短いルートなので、雪が無い時に、再度挑戦するか?



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。