トップページ他山域山行リスト>川苔山_記録20221127


川苔山

 山行日
2022年11月27日(日)  晴      同行者:「山の会2」メンバー 3名
 コース
川乗橋(8:46)〜(9:32)細倉橋(9:34)〜(10:24)百尋ノ滝(10:28)〜(11:12)足毛岩分岐点〜(11:51)十字路(11:53)〜(12:00)川苔山(12:35)〜(12:40)十字路〜(12:56)舟井戸〜(14:31)大根ノ山ノ神(14:39)〜(15:21)鳩ノ巣
 今回は、「山の会」メンバーと共に奥多摩の川苔山に行ってきました。奥多摩で人気のある山ですが、自己未踏の山でした。ということで期待に胸を躍らせ、行ってきました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 奥多摩駅バス乗り場にて、東日原行きのバスを待っていると、どんどん乗客の待ち行列が長くなってきた。すると、川乗橋行きの臨時バスがやってきて、幸いにも乗ることが出来た。そんな訳で、予定より若干早めに川乗橋に到着。(8:40)
 バス乗客の殆どが川苔山登山者のため、バス停前の林道入口が一時的にラッシュ状態になるが、どんどん出発していく。
 8:46、我々も出発する。
[川乗橋にてバスを下車]

 沢沿いに続く川乗林道を進む。植林の他、紅葉した木々も見られた。
 徐々に暑くなり、途中で服を脱ぐ。
[林道を進む]

 林道歩きに飽きた頃、細倉橋に到着。
 ここから、林道を右折し、登山道に入っていく。日当たりのいい所で、10人ぐらいの登山者が休憩中だった。
[細倉橋にて林道から離れる]

 最初は単純な登山道歩きかと思っていたら、左下に沢が続き、滝などが見られ、なかなか変化に富んだ道だった。だが、残念ながら、紅葉は、既にピークを過ぎているような状況だった。
[沢沿いの道を行く]

 やがて、登山道が細くなっていく。左の谷側は、急斜面というより崖、足下には落ち葉があり、山側は、ほぼ垂直な岩壁状態で、山側に近寄り過ぎると、岩壁の出っ張りにザックが当たる可能性があり、ちょっとドキッとする。人気の登山道という割には、結構、スリルのあるルートだと思えた。
 ....これで、クサリの設置が無いのが不思議。
[細い登山道になる]

 登山道は相変わらず左に沢を見る。陽が当たる登りの山道が続くと、顔から汗が出てくる。だが、日陰に入ると、それほどでもなく、結構、温度差があった。 
[陽が当たり、暑くなる]

 10:24、百尋ノ滝の下までやってきた。
 水量があり、垂直に水が落下している。なかなか見応えのある姿だ。
 『「尋」は、古く日本で用いられた長さの単位であり、現在のメートル法では約1.818 mである。したがって「百尋」とは181.8mとなるが、実際の落差は約40mほどしかない。』 (Wikipediaより)
 立ち止まっていると、日陰の冷たい風が当たり、結構、身体が冷えてくる。そんな訳で、撮影を終えた段階で、すぐ引き返す。
[百尋ノ滝]

 百尋ノ滝見物を終えると、沢から離れ、植林帯の山腹を登るような道となる。高度差約200mを登り終えると、フラットな歩きとなった。(写真下左)
 11:03、少し下り、小沢の横の広場にて小休止とした。ここは、他の登山者も休憩中だった。(写真下右)
[植林帯を水平移動] [小沢の横にて小休止]

 11:12、分岐点に到着。右は、足毛岩経由での川苔山、左は、最短距離での川苔山。
 ここは、左の最短コースを選択。道標の表示によれば、足毛岩経由より0.3km短い。
[最短コースで川苔山に向かう]

 高度差60mの植林帯の急登を終えると、登山道は緩やかになった。
 石積堰堤を越えていく。このあたりになると、今までは違った光景が広がった。なかなか味わいのあるルートで、中央線沿線の滝子山のようなルートを思い出す。
[堰堤横を通過]

 やがて、尾根登りとなり、登り切った所が、平らな小広場となっていた。
 地図上では、十字路となっている。
 ここで、右折し、川苔山頂上に向かう。
[十字路に出た]

 頂上へ一直線状に幅広い尾根が続いている。冬枯れの自然林が感動的で、頂上に向かう演出が素晴らしい。一歩一歩頂上に近づいていく。
[山頂が見えてきた]

 12:00、川苔山頂上に到着。
 頂上には、既に20人ぐらいの登山者が休憩中だった。ここで、ランチタイムとした。風が無いせいか、身体が冷えてこない。予想以上に暖かかった。
[川苔山頂上]

 素晴らしい青空が広がっていた。
 頂上から、西側の山並みを望む。鷹ノ巣山や雲取山のピークが見える。素晴らしい眺望だ。
[鷹ノ巣山(中央)や雲取山(右奥)を望む]

 頂上手前の樹林の枝の向こうに真っ白な富士山が姿を見せていた。望遠で撮影。
[富士山も見えた]

 12:35、川苔山頂上を出発し、十字路まで、来た道を引き返す。この頂上への最後の登りが川苔山の魅力ではないかと、ふと思った。
[十字路に戻る]

 12:40、十字路を通過。ここで、右折し、鳩ノ巣へのルートを進む。少し進んだところで、Wストックとした。やはり、右膝が気になってきた。
 12:49、冬枯れの自然林を進む。(写真下) 日差しが強くて、ポカポカ陽気だ。
[自然林の中を進む]

 12:56、舟井戸に到着。大ダワ・本仁田山方面には、「通行注意」の貼り紙がぶら下がっていた。ここまで来ると、再び植林帯エリアとなった。
[舟井戸にて]

 下山路は、植林帯が続くが、歩き易いことが嬉しい。ただ、残念なのは、遠景が見えないことだ。
 また、ここにきて、Wストック使用でも、右膝が少し痛み出した。そんな訳でメンバーから少し遅れ始めた。
[植林帯が続く]

 植林帯エリアが終了し、もうすぐ大根ノ山ノ神というところで、左手に植林の間から尾根が見えてきた。地図で確認し、赤杭尾根だと知る。
[赤杭尾根を望む]

 14:31、大根ノ山ノ神に到着。(写真下) ここで小休止。
 この先は、本仁田山からの下りで、歩いたことのあるルートだ。
[大根ノ山ノ神]

 大根ノ山ノ神からの歩き出しが少し急な下りとなり、メンバーからの遅れがはっきり出てきた。どうも急な下りになると、極端にペースが遅くなってしまう。これは、右膝を普通に曲げても痛みが出ることが原因だ。なんで膝を捻っている訳でもないのに痛みが出るのかが不思議だ。(痛み箇所は、例によって、膝の裏の脹脛の付け根である)
 鳩ノ巣に下っていく途中、1本のモミジの紅葉に遭遇。ちょうど逆光となり、色鮮やかな光景だった。(写真下)
[モミジの紅葉に遭遇]

 前回は、途中の分岐点で右折し、熊野神社経由で下山したが、今回は、別ルートで下山。
 15:09、ようやく民家が見えてきた。(写真下)
[民家が見えてきた]

 15:21、鳩ノ巣駅に無事、到着。
 意外にも登山者の姿が少なかった。
 [鳩ノ巣駅に到着]


 ようやく念願の川苔山に行くことが出来ました。変化に富む沢沿いの歩きや、百尋ノ滝、川苔山頂上からの光景など、魅力あるポイントが多く、人気が高いことが、よくわかりました。
 また、天気に恵まれ、紅葉の眺めなど、癒しとなる山行でした。ですが、右膝の痛みは、気になる所です。
 「山の会」メンバーの皆様、ご同行有難うございました。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。