トップページ他山域山行リスト>黒檜山_記録20230212


黒檜山

 山行日
2023年2月12日(日)  晴       同行者:「山の会」メンバー 3名
 コース
赤城山大洞(10:29)〜(11:00)黒檜山登山口(11:05)〜(12:28)黒檜山登山口分岐点〜(12:31)黒檜山(12:35)〜(12:39)展望地(13:12)〜(13:18)黒檜山〜(13:21)黒檜山登山口分岐点〜(13:22)黒檜山大神〜(14:09)駒ヶ岳(14:16)〜(14:26)下降点〜(14:57)駒ヶ岳・黒檜山登山口〜(15:10)食堂(16:03)〜(16:13)赤城山ビジターセンター(県立赤城公園ビジターセンター)
 雪山歩きを楽しむということで、黒檜山(赤城山最高峰)に行ってきました。黒檜山は、2019年8月に登ったことがありますが、冬は、初めてです。そんな訳で、夏との違いを感じながら、登ってきました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 JR前橋駅前のバス乗り場で、同行メンバー(HINさん、SAQさん、YUTさん)と待合せ。
 8:45発の赤城山ビジターセンター行バスは、乗客が多く、2台めのバスが増便されて出発した。途中の富士見温泉にて小学生ぐらいの団体さんがバスを待っていたが、1号車が満席のため、全員、2号車の方に乗り、発車。
 我々は、登山口に近いあかぎ広場前で下車せず、一つ手前の赤城山大洞にて下車。ここは、小さなスキー場の前で、ここにもあかぎ広場同様、トイレがあり、トイレラッシュが避けられるのではないかと降りてみた。(バスから降りたのは、我々だけだった)
 お蔭で、トイレ待ちはなく、チェーンスパイクを装着した後、10:29、出発する。(写真下)
 ....他メンバーは、アイゼン装着。
[赤城山第一スキー場の前を通る]

 大沼の湖畔を歩いていくと、左手の氷上には、大勢のワカサギ釣り人を見る。今日は、冷たい風が吹いていないので、釣り人にとって絶好の日和だが、果たして釣果は、どうだろう。
[大勢のワカサギ釣り人]

 車道歩きが終わり、黒檜山登山口に到着。以前、夏に来たときは、頂上からここに下山したが、今回は、登りに使用。
 登山口では、団体さんが集まっている。初心者向けの冬山登山講習が開催されているようで、講師がアイゼン装着時の登り方について説明を行っていた。
 ここで、中に着ていたフリースを脱いで出発する。(11:05)
[黒檜山登山口を出発]

 結構な登りが続く。11:22、振り返ると、頂上に電波塔が何基か建っている地蔵岳が正面に見える。眼下には、赤城神社の黒い屋根と大沼のワカサギ釣り人が見下ろせた。(写真下)
[赤城神社を見下ろす(望遠)]

 11:29、猫岩の道標を見る。この手前に2ヶ所、展望地があり、ここは、あっさり通過。
[猫岩を通る]

 猫岩の道標を過ぎると、やがて登りがさらに急になった。(写真下) だが、雪道には、岩が現れず、登りやすいことは登りやすい。
 11:50、少し緩やかになったところで、振り向くと、樹林の僅かな間から白い浅間山が見えた。
 その後、すぐ先で、富士山が見えるという標識を見たが、残念ながら、富士山方面は、霞んでいて富士山の眺望は、得られず。
[急な登りとなる]

 緩い斜面は続かず、再び急登になった。(写真下)
 12:14、小休止。ペットボトルで水分補給。現在地をGPSで確認すると、稜線まであと高度差80mぐらいだと分かり、少しパワーが蘇った。
[一直線登りとなる]

 12:28、稜線の合流点に到着。左は、黒檜山頂上、右は、駒ヶ岳方面だ。
 分岐点道標の柱が雪に埋まっていた。(写真下左) ここで左折し、黒檜山頂上に向かう。
 ちなみに2019年夏の道標が、写真下右だ。
[分岐点に到着] [2019年夏の時]

 12:31、黒檜山頂上に到着。山頂標識は、黒檜山の文字が小さく、赤城山の方が大きい。赤城山最高峰なので、このような表記になるのだろう。夏に来たときは、この頂上付近は、小広場になっていたが、今日は、雪が積っていて、小広場と言えるほどのスペースはなく、幅広い通り道といった感じだった。
 行き交う登山者が多いので、記念写真を撮った後すぐ、この先にある絶景スポットと書かれた展望地に向かう。
[赤城山(黒檜山)頂上にて]

 12:39、展望地に到着。(写真下) なんとまあ、登山者の多いことか。ざっと数えると、40人ぐらいが休憩中だった。我々は、奥の方に進み、腰を下してランチタイムとした。食後にテルモスの湯でホットコーヒーを作る。冬には、この楽しみがあるのが嬉しい。
[展望地に到着]

 展望地からの眺望を撮影する。遠くに白い峰が連なっている。(写真下)
 帰宅後、カシミール3Dで確認したら、中央が谷川岳、少し離れて、左が仙ノ倉山・平標山だった。
[谷川岳方面(望遠)]

 谷川岳の東側を望む。(写真下)
 正面の白い峰が武尊山。少し離れて右奥のピークが至仏山あたりだ。
[武尊山方面(望遠)]

 武尊山の東側を望む。(写真下)
 正面の白い峰が日光白根山。右端手前の台形状の山は、皇海山。
 いやはや、夏には全く見られなかった山々がここまで見れるとは、何とも言えない気分。
[日光白根山方面(望遠)]

 ランチタイム後、展望地から引き返し、次のポイント、駒ヶ岳へと向かう。
 先ほど登ってきた丁字路を直進し、黒檜山大神を参拝する。(写真下) 鳥居の一部には、赤く塗装された箇所があり、昔は、赤い鳥居だったことを知る。
[黒檜山大神]

 13:26、絶景スポット分岐点に到着。(写真下)
 60歩先に絶景スポットがあるらしい。ということで寄り道。
[絶景スポット分岐点]

 60歩進んでも、この時間帯では、霞んでしまい、遠景は今一つだった。(写真下)
 先ほどの道標に書かれた文言によれば、関東平野と筑波山が見えるらしい。
[絶景スポットへ寄り道]

 引き返す時に大沼、小沼、地蔵岳方面を撮影。(写真下)
 こう見ると、大沼と小沼の標高差が結構あることを認識。地図で確認すると、確かに100mぐらいの高度差があった。
[小沼・大沼、地蔵岳を眺める]

 黒檜山からの下りが結構、急となる。夏に歩いた時、ここは、階段だったことを思い出した。だが、今は、全部雪で埋まり、皆、バラバラに歩いているようで、畑を掘り起こしたような幅広の踏跡が続いている。慎重に下ったため、ちょっと時間がかかってしまった。
 13:53、黒檜山の下りが終わり、フラットなところで、ここでも道標の柱が埋まっていることに気がつく。(写真下)
[関東ふれあいの道の道標が埋まっている]

 緩やかな登りが続き、正面に駒ヶ岳が見える。この辺りは、雪が締まっていて、とても歩き易い。
 登り終えた所が、駒ヶ岳頂上だった。
 ここは、大沼が見下ろせるが、黒檜山方面の展望は、手前に樹林があるため、そんなにいいアングルではなかった。ということで、頂上での記念撮影を終えた後、すぐに出発する。
[駒ヶ岳頂上]

 駒ヶ岳頂上を過ぎると、ほぼフラットな歩きが続く。歩いていて、とても気持ちのいい雪道だ。先ほどの黒檜山からの下りと比べると、天国のようだ。(写真下)
[歩き易い雪道]

 緩く下った後、14:26、大沼への下降点に到着。(写真下)
 ここから右折して、駒ヶ岳・黒檜山登山口に下っていく。以前、夏に来たときは、覚満淵の先、鳥居峠から登り、ここに来たので、この下りルートは、初めてだった。
[大沼への下降点]

 いきなり、手摺付き鉄階段が現れた。さらに下っていくと、ジグザグ道となった。
 その後、再び手摺付き鉄階段が登場。だが、今度は、一部、手摺だけが途中まで見えていて、階段が完全に雪に埋まっている箇所があり、慎重に下っていく。(写真下)
 だが、このあたりの雪道は、雪が締まっていたので、比較的下りやすかった。
[急な斜面あり]

 道は、樹林帯の中の緩い下りとなり、やがて、雪のない車道が見えてきた。(写真下)
 14:57、駒ヶ岳・黒檜山登山口に出た。
[駒ヶ岳・黒檜山登山口に出た]

 車道に出て、登山口からビジターセンターとは逆方向に進み、大沼湖畔の食堂に入る。ここで、ビールとワカサギの天ぷらを注文。この食堂で、バスの発車時刻まで時間調整。この時期、前橋駅行バスは、土日祝日だけの運行で、1日3便。13:40発の次が、16:40発の最終便だ。
[大沼近くの食堂にて]

 前橋駅行バスに対し、16:40ギリギリとなると、座れない(まさかの乗れない)可能性があるので、食堂を16:03に出る。車道をテクテク歩き、16:13、始発となる赤城山ビジターセンターバス停に到着。だが、すでにバスを待つ乗客の列(10人ぐらい)ができていた。
 ちなみにバス停名は、「赤城山ビジターセンタ−」だが、目の前の建屋名は、「県立赤城公園ビジターセンター」となっている。建屋に近づいてみると、開館時間は、9:00〜15:45ということで、既に閉館していた。
 16:36、日が傾いてきた頃、バスがやってきた。これから1時間以上乗るので、無事座ることができ、ホッとする。バスは、その後、定刻通りに発車した。
 ....前橋駅に着いたら、日帰り温泉に入り、サッパリして帰宅。
 [赤城山ビジターセンターバス停にて]


 今回は、夏の時、歩いたコースのほぼ逆コースを歩きました。そんな訳で、今回、夏の時に黒檜山からの下りルートを登りに利用したのですが、雪のお蔭で、かえって歩きやすかったように感じました。また、展望地からの眺めは、夏に見られなかった日光白根山、武尊山、谷川岳方面の眺望が得られ、連なる白い峰々がとても印象的でした。
 ご同行の皆様、誠に有り難うございました。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。