トップページ他山域山行リスト>滝子山_記録20230409


滝子山

 山行日
2023年4月9日(日)  晴        同行者:「山の会」メンバー 4名
 コース
初狩(9:05)〜(9:44)滝子山入口〜(10:35)水場ベンチ(10:38)〜(11:35)桧平(男坂女坂合流点:昼食)(12:02)〜<男坂>〜(12:22)男坂女坂分岐点〜(12:47)滝子山(13:00)〜(13:11)白縫神社〜(13:15)大谷ヶ丸分岐点〜(13:54)迂回ルート分岐点〜<難路ルート>〜(14:27)迂回ルート合流点〜(15:11)道証地蔵(15:14)〜(15:12)笹一酒造酒遊館(16:35)〜(16:42)笹子
 「山の会」で、何度か登っている滝子山ですが、今までは、常に笹子駅側から登っていました。ということで、今回は、初めて、初狩駅の方から登ってみました。
 詳細は、以下をご覧ください。


 JR中央線初狩駅に8:52、到着。ホームに降りると、意外と下車する登山者が多いことに驚く。このため、駅の小さなトイレには長い行列ができていた。メンバー全員が集合しているのを確認した後、駅前を出発。(9:05)
 上空は、青空が広がっている。雨の心配は全くない。絶好の登山日和だ。中央線から下りた時は、大勢の登山者を見かけたのだが、歩き始めた時は、もう我々しかいなかった。
[初狩駅を出発する(振り返って撮影)]

 国道20号線から細い舗装路を進む。すると、青空の下、正面右手にどっしりと鎮座した滝子山が目に入った。(写真下)
 ピーク付近には、同じぐらいの高さのコブが3つ見える。その真ん中が山頂のようだ。このような姿から、滝子山は、別名「三つ丸」と呼ばれているらしい。
[滝子山が見えてきた]

 中央高速下を潜り、滝子山方面に続く一本道の舗装路を登っていく。
 途中、振り返ると、山の鞍部からちょうど富士山の姿を発見。(写真下)
 う〜む。今日は、空気が澄んでいて、意外とクリアに見えている。この先の富士山の眺望に期待が持てそうだ。午前中の早いうちから、富士山がこうして眺められるのが、初狩駅から登るメリットかなと思えた。
[振り返ると富士山の頭が目に入る]

 9:44、滝子山入口と書かれた道標のある所で舗装路を左折し、細い経路を進む。
 
やがて道は、植林帯の中に入っていく。(写真下) しかし、前方には他の登山者を全く見かけない。駅を出発してからというものの、他の登山者は、一人も見かけていなかった。初狩駅で、あれほど降りた登山者は、いったいどこに向かったのだろう。
 「どうやら高川山のようですね。」と、メンバーと話す。
 どうもこの時間帯で、滝子山を初狩駅から登るというのは、珍しいようだ。
[植林帯の中を進む]

 沢沿いに進んでいくが、登山道は、比較的歩き易く、それほど急登ではない。メンバーは、黙々と進み、歩行ペースは、順調だ。
[沢沿いに登っていく]

 10:35、ベンチのある水場に到着。少し前に小休止していたので、ここは、ちょっと立ち止まっただけで、出発する。
 すると、ここから登山道の斜度が変わり、かつ山腹をジグザグに登り始めた。(写真下) また、登るにつれ、植林帯が徐々に減っていき、自然林が目立つようになってきた。
 10:55、単独男性とすれ違う。本日、初めて出会った下山者だった。
[ジグザグに登る]

 もうすぐ尾根の背に出るというところで、女性3人組とすれ違う。どうやら、朝早くから滝子山に登っている登山者がいるようだ。
 10:58、尾根の背にようやく乗った。(写真下左) 辺りは、まだ芽吹く前の自然林で、冬枯れ状態だ。(写真下右)
[尾根に乗る] [尾根筋の進路方向を望む]

 尾根筋を歩き始めると、左にミツバツツジが咲いていた。そのミツバツツジを撮影しようとカメラを向けると、冬枯れの木立の先には、富士山が見えていることに気がついた。(写真下)
[ミツバツツジと樹林の奥には富士山]

 尾根筋には、樹高のある冬枯れの木立が続く。この辺りは、滝子山でも好きな光景の一つだ。
 だが、風が冷たくなり、一気に気温が下がった感じだ。
 足下には、ドングリが散乱している。どうやらミズナラかコナラのようだ。
 左手には、白い富士山が見え続けているのだが、手前の樹林の枝が密となっていて、カメラを向ける気には、なれなかった。
[冬木立が続く]

 11:35、広場に出た。ここが男坂、女坂の分岐点である桧平だ。
 左手の樹林が途切れて、富士山がよく見える。富士山を眺めながら、昼食とした。(写真下)
[桧平にてランチタイム]

 昼食後、桧平から富士山を撮影。昼となっても、これほど富士山が眺められるのは、非常にラッキーだ。手前には、特徴的なピークを持つ三ツ峠が見える。
[桧平から富士山・三ツ峠を望む]

 桧平から男坂経由で、滝子山頂上を目指す。(写真下)
 急登が続くが、効率的に高度が稼げるという思いの方が強かった。また、暑くも寒くもなく、コンディションがいいので、足が自然と前に出ていた。
[男坂から急登が続く]

 12:47、滝子山頂上に到着。富士山は、幸い、まだ雲に隠れることなく、しっかりと見ることができた。ここで記念撮影を実施。
[滝子山頂上からの富士山]

 振り返って、いつものように北側の黒岳(中央奥)と雁ヶ腹摺山(右奥)を撮影。
 左手前の尖がったピークは、大谷ヶ丸、その右奥は、ハマイバ丸、その右奥が黒岳と続いている。
[黒岳、雁ヶ腹摺山方面の眺望]

 13:00、滝子山頂上から出発する際に、再度、富士山方面を撮影。(写真下)
 この光景を脳裏に焼き付けた後、足早に下っていく。
[滝子山頂上からの富士山]

 白縫神社の小祠の前を通過した後、大谷ヶ丸への分岐点を左折し、防火帯のような斜面を下っていく。(写真下) 斜面としては、緩やかだが、土が柔らかく滑り易かったのは誤算だった。なるべく土の固い箇所を探して下っていく。
[緩やかな下りが始まる]

 正面には、八ヶ岳の稜線が薄っすらと眺められた。編笠山から権現岳、赤岳、横岳と連なっているのが分かった。
[正面には、薄っすらと八ヶ岳が見えた]

 防火帯のような斜面が終了に近づく。(写真下)
 この先、樹林帯となるが、落葉が積もっていて、登山道がよく分からない箇所が出てきた。
[防火帯のような斜面が終了に近づく]

 ズミ沢(すみ沢)の右岸沿いに下っていく。
 13:54、分岐点に到着。右は、迂回路となっている。ここでは、左の難路コースを選択。時々、崩れている箇所が現れるが、どうにか通れる。(写真下)
[沢沿いに下っていく]

 難路を通過するときは、いつもこの滑滝を撮影している。今回も撮影。(写真下)
[振り返って滑滝を眺める]

 また、この滝も、いつものように撮影。
 この滝の横で小休止とした。
[いつもの滝を撮影]

 14:27、難路が終了し、迂回路と合流。(写真下)
 この辺り、積もった落葉が深い。滑りやすいので慎重に下っていく。
[難路が終了]

 途中で、ズミ沢の左岸に渡り、沢沿いに下っていく。 ここは、落葉が大量に積もっていて、靴が完全に埋もれてしまう。このため、粉塵が舞上がり、思わず花粉症になりそうだった。(写真下)
[積もった落葉の量が半端なかった]

 15:11、道証地蔵に到着。
 ここからは、舗装路となる。
[道証地蔵に到着]

 桜森林公園の桜は、完全に葉桜状態だったが、八重桜が、まだ咲いていた。(写真下)
[振り返ると八重桜が咲いていた]

 桜森林公園にあるゲートを開けて通過。この後、緩い下り坂を進んでいく。
[ゲートを開けて通過]

 中央高速を渡った後、国道20号線に出た。4月とは思えない強い日差しが照りつけ、眩しいのを我慢しながら、20号線をひたすら歩き続ける。
 16:12、笹一酒造に立ち寄る。(写真下)
 ここでは、2020年にできたカフェに入ってみたかったのだが、残念ながら16:00で閉店だった。ということで、酒遊館にてワインや日本酒を試飲して過ごす。
 ....ソフトクリームを注文するメンバーも見かけた。
[笹一酒造に立ち寄る]

 16:42、笹子駅に到着。
 陽がだいぶ傾き、西日が眩しい中、ホームで上り列車を待つ。
 ....この後、新宿まで行って飲むハメに。長い1日となった。
 [笹子駅に到着]


 今回、初めて初狩駅から滝子山を登りました。確かに登りは、徐々にきつくなっていきますが、午前中から富士山を眺めることができたり、下りは、比較的緩い下りが続き、なかなか楽しめると思いました。やはり、滝子山、味わいのある山だと思います。
 ....中央線沿線の山では、推しです。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。