トップページ他山域山行リスト>鷹取山・湘南平_記録20230503


鷹取山・湘南平

 山行日
2023年5月3日(水)   晴        同行者:「山の会2」メンバー 5人(途中まで他16人)
 コース
生沢(9:18)〜(9:32)小田原厚木道路下〜(10:17)鷹取山(10:25)〜(10:56)ゆるぎの丘〜(11:06)八剱神社〜(11:22)松岩寺(11:25)〜(11:36)小田原厚木道路下〜(11:51)東海道新幹線渡る〜(12:07)愛宕神社(12:26)〜(12:36)万田八重窪の池〜(12:48)上万田バス停(12:53)〜(13:27)湘南平(14:45)〜(15:02)善兵衛池〜(15:17)地下道潜る〜(15:23)大磯小学校〜(15:27)大磯駅
 今回の山は、大磯町の鷹取山、及び平塚市の湘南平です。
 鷹取山(標高218.7m)は、自己未踏の山で、以前「山の会2」で訪れました台山から眺めたことがありました。それほど高い山ではなく、台地の上にチョコンと隆起している程度の山でしたが、周りに山らしい山が見当たらないので、目立つ存在だったことを覚えています。
 詳細は、以下をご覧ください。


 9:05、JR東海道線二宮駅南口から平塚駅北口行きのバスに乗車。バスは、国道1号線から左折し、県道63号線沿いを走っていく。
 9:17、生沢バス停にて下車。ここから鷹取山を目指す。
[生沢バス停で下車]

 バス通りを進路方向に200m進んだ所で左折し、130mぐらい歩いていくと、左手に道標が現れた。(写真下) 関東ふれあいの道の道標で、左折方向に[鷹取山 1.1KM]と記されている。
 ということで、ここも左折する。
[関東ふれあいの道を行く]

 宅地が終わり、樹林帯に入ったと思ったら、竹林だった。珍しいなと思ったが、この竹林は、すぐに終了してしまい、その後は、緑一色の樹林帯となった。
[竹林を通る]

 樹林帯の中の登り坂を行く。結構、急な坂となる。この辺り、樹林の密度が濃くて、全く視界が広がらない。(写真下)
[樹林帯を行く]

 9:58、鷹取神社の鳥居の前に到着。(写真下)
 ここには、「鷹取神社の社叢林」という説明板が立っていた。
 『神奈川県指定天然記念物 鷹取神社の社叢林  平成四年二月十四日指定
 鳥居から本殿までの参道沿いと本殿周辺が指定の範囲です。指定区域ではタブノキが優占する林で、スダジイ、カゴノキ、ヤブニッケイ、モチノキ、シロダモとともに常緑広葉樹林が形成されています。傾斜地には神奈川県中部を北限域とするモクレイシが混生し、本殿周辺にはタブノキ、スダジイ、カゴノキ、カラスザンショウの巨木が見られます。1ヘクタールに及ばない小面積ですが、本来の自然植生が残されており、学術的に貴重な樹叢です。 平成二十年十二月 大磯町教育委員会』

 ここは、大磯町東側に位置する高麗山と同じ樹林帯であることに気がついた。
[鳥居が見えた]

 本殿に向かう途中、先ほどの説明板通り、カゴノキを発見。(写真下) 幹の模様が「鹿の子」に似ていることから「カゴノキ(鹿子の木)」と呼ばれる。歩いていくと、1本や2本ではなく、何本も見かけた。
[カゴノキ]

 登り終えると、鷹取神社の本殿に到着。(写真下)
 山の中にポツンと建っている。
[鷹取神社]

 本殿の裏手に進む。こちらの方が、幾分標高が高い。
 説明板通り、常緑広葉樹の大木が目に入る。珍しいほど鬱蒼とした森林だ。(写真下)
[鷹取山頂上に向かう]

 周囲よりちょっと高く、小広場になっている所で、三角点を見つけた。特に山頂標識のような物は、見当たらなかったが、ここが鷹取山頂上だろう。
 小休止とした。
[鷹取山頂上(三角点あり)]

 頂上から北西側を下っていく。こちら側も登りの時と同じように樹林帯が続いている。
 樹林の間から
ゴルフ場コースが左下に見えてくると、Y字路に到着。(写真下)
 ここで、右折し、「関東ふれあいの道」から「湘南平・霧降り渓流のみち」へ入ると同時に、グループが2つに分かれ、我々6名は、湘南平まで歩くため、先に行かせてもらう。
[湘南平へ向かう]

 「湘南平・霧降り渓流のみち」を進むと、北側には、大山や丹沢表尾根方面の展望が広がった。
 手前には、ゆるぎの丘里山農園とある。(写真下) 畑の男性と立ち話をしたら、今は、ミニトマトやナス、オクラを栽培しているとの事だった。
[大山が見えた]

 北東へ直進していくと、「ゆるぎの丘」に出た。標識には、「吉沢(きさわ)八景」と書かれてあり、この展望が、吉沢八景の一つだと知る。吉沢という地名は、帰宅後、調べてみたら、この平塚市西部エリアを指すようだ。
 左手には、大山が大きい。(写真下)
[ゆるぎの丘にて]

 進路方向には、平塚市方面の平野が広がる。(写真下)
 初めて訪問し、なかなか景色のいい所ではないかと感じ入る。
[平塚市方面の平野が広がる]

 左手には、菜の花畑が広がり、大山と表尾根を入れて撮影。(写真下)
 なんとなく渋沢丘陵での光景に似ている。
[大山と菜の花]

 大山や表尾根、菜の花と、インパクトのある光景を堪能したのは、よかったのだが、ここで、MMOさんと私の二人が、他のメンバーとはぐれてしまったことに気がつく。
 ....前方に他のメンバーの姿が見えず。
 携帯で他メンバーと連絡すると、どうやら、ゆるぎの丘には行かず、その手前で右折し、霧降の滝に向かうルートが、「湘南平・霧降り渓流のみち」だったようだ。結局、松岩寺で合流することに。
 八剱神社の前を通った後、住宅地に入り、地図で確認しながら、松岩寺に向かう。(写真下)
 ....ちなみに八剱神社は、近くにもう一つ存在している。また、この八剱神社も吉沢八景の一つだった。。
[八剱神社]

 11:20 、松岩寺の手前で、無事、他メンバーと合流することができた。
 松岩寺の山門の前で小休止とした。(写真下)
 ここには、松岩寺についての説明板が立っている。
『平塚八景 松岩寺
曹洞宗、萬年山と称す。文亀2年(1502)後北条氏の家臣で、この地の領主だった布施三河守康貞が建立し、同郷の山城国の僧、如幻宗悟を請じて開山とした。本尊は、釈迦牟尼仏。早くから曹洞宗の修行道場として知られ、昔は、寺内に禅堂と衆寮があった。寺の裏には不老水と名づける湧き水があり、開山の如幻禅師が、竜神に祈って得たものと伝えられている。(以下略)』

 ....この松岩寺も吉沢八景の一つだった。
     また、平塚八景というのが、別に制定されていて、松岩寺は、そちらにも指定されている。
[松岩寺]

 県道63号線のバス通りを歩くと、小田原厚木道路の下を潜り、さらに南下していく。
 左の小道に入り、アイスクリーム店のジェラテリアベガの前を通る。(写真下)
 ....ちょっとアイスクリーム小休止。
 このあたり、「湘南平・霧降り渓流のみち」の道標は、見当たらず、スマホで地理院地図のお世話になる。
[ジェラテリア ベガ]

 平塚市吉沢浄化センターの前を通り、丁字路で左折し、不動川を渡る。
 東海道新幹線の上を通った後、地図でルートを確認するが、ルートが分からなくなる。だが、途中の丁字路で、湘南平への道標を発見。。(写真下)
[道標を発見]

 この後、畑と宅地の丘陵地を歩いていくと、分岐点には、道標が目立ってきた。
 ちなみに道標の進路先は、[霜降りの滝・松岩寺]と[湘南平]で、統一されている。(写真下)
[「湘南平・霧降り渓流のみち」の道標]

 丘陵地を緩やかに下っていくと、湘南平のランドマークであるテレビ塔が見えてきた。だいぶ湘南平に近づいたのがわかった。
[湘南平のテレビ塔が見えた]

 12:07、愛宕神社の鳥居のところで、ランチタイム。
 その後、住宅地の中の舗装路を歩いていく。
 12:36、右手に溜池が現れる。Googleマップでは、「万田八重窪の池」とあった。(写真下)
[万田八重窪の池]

 12:48、湘南平に続くバス通りに出ると、目の前に上万田というバス停が見えた。
 ここで小休止。目の前には、「かながわの景勝50選・平塚八景 湘南平」という大きな看板(「湘南平」の文字がひと際、大きい)が立っている。ここから、バス通りを登っていく。(写真下) 
[バス通りを登っていく]

 13:27、湘南平に到着。ここで大休止。
 天気が良くて、観光客も多い。ただ、午後になり、残念ながら、遠くの山々は、既に霞んでいた。
[湘南平]

 ゆっくりした後、湘南平を出発。ここからは、大磯駅方面に下っていく「関東ふれあいの道」を利用する。未舗装の登山道を下り終えると、善兵衛池の横に出た。
[関東ふれあいの道を行く]

 善兵衛池の先からは、ほぼフラットな歩きとなる。辺りは、一戸建ての住宅地となり、舗装路を南下していく。東海道線を地下道で潜った後、線路沿いに東へと進み、JR大磯駅に到着。(15:27)
 [大磯駅に到着]


 初めての鷹取山は、常緑広葉樹林に囲まれ、自然のまま残っている姿が印象的でした。
 その後、「湘南平・霧降り渓流のみち」のルートを間違えて、霧降の滝方面に行かず、ゆるぎの丘の方に行ってしまいました。という事で、いつかは、正しいルートを歩いてみたいと思っています。
 ....また宿題ができてしまった。
 ご同行の皆様、お疲れさまでした。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。