トップページ他山域山行リスト>火打山_記録20230818


火打山

 山行日
2023年8月18日(金)・19日(土) 晴・晴    同行者:「山の会2」メンバー他 3名
 コース
2023/8/18:笹ヶ峰駐車場(10:28)〜(14:24)富士見平(14:40)〜(15:26)高谷池ヒュッテ(泊)
2023/8/19:高谷池ヒュッテ(6:20)〜(6:41)天狗ノ庭(6:43)〜(7:31)雷鳥平(7:43)〜(8:21)火打山(9:08)〜(9:35)雷鳥平(9:49)〜(10:24)天狗ノ庭〜(10:50)高谷池ヒュッテ(11:18)〜(11:57)富士見平(12:08)〜(14:39)笹ヶ峰駐車場
 今回は、頸城山塊の火打山へ行ってきました。火打山は、2008年8月以来、15年振り2回目の訪問です。初回は、テント泊の単独行でしたが、今回は、4人パーティで高谷池ヒュッテ泊としました。詳細は、以下をご覧下さい。


<第1日>
 他事鉄さんの車にYYNさんと共に同乗させて戴き、横浜から中央高速経由で笹ヶ峰の駐車場までやってきた。(9:52) ここでMCTさんと合流し、4人で駐車場を出発する。今日は、陽が照りつける好天気。だいぶ暑くなりそうだ。
 10:34、登山口を通過。(写真下) 
[登山口を通過]

 最初は、緩やかな登りが続く。周囲は、自然林の樹林帯。遠景は、残念ながら全く見えない。
[樹林帯を進む]

 登山道には、笹ヶ峰から山頂までの距離に対し1/9kmと書かれてある標識を発見。山頂は、火打山を意味し、全長9kmで、ここは、笹ヶ峰から1km進んだ地点と解釈。
 ....15年前にもこの標識があり、同じような解釈をしていた。
[1/9まで来た]

 黒沢橋を渡ると、やがて急登が始まる。十二曲りと呼ばれる登りだ。12:17、1/12から始まる立札を見つけた。(写真下) その後、小さくクネクネと曲りながら標高を稼ぐ。2/12、3/12、 4/12と、次々に立札が現れる。立札の間隔が結構短い。
[十二曲りがスタート]

 12:42、12/12の立札に到着。(写真下左) あっさり十二曲りが終了。ここでランチタイム。
 地図で確認すると、十二曲りの標高差は、130mぐらいか。そんなに登ってはいない。むしろ、地図を見ると、この先もまだ同じような急な登りが続いていて、ここが中間地点のように思えた。
 食事を終え、13:05、出発。すると、4、5分歩いたところで3/9km標識を見る。(写真下右)
[十二曲りが終了] [3/9まで来た]

 地図が示す通り、まだ登りが続く。相変わらず樹林帯の中だ。(写真下)
[樹林帯の中の登り]

 14:23、斜度がだいぶ緩くなったところで、樹高が低くなり、突然、陽の当たる登山道となる。(写真下) 足元には、岩が出てきて、ちょっと歩き難くなる。GPSで確認したら、すぐ先が富士見平だった。
[正面が開けてきた]

 14:24、富士見平に到着。(写真下)
 ここは、高谷池ヒュッテ方面と黒沢池ヒュッテ方面の分岐点。木陰を求めて、少し黒沢池側に進んで腰を下す。ここまで来れば、後は殆ど水平道であることを知っているので、ゆっくり休憩。
 ここでは、背負子だけ背負ったボッカ?男性2人が既に休憩中だった。だが、高谷池方面から同様に背負子だけを背負った男女1組が到着したら、4人ですぐ下ってしまった。
 「さて、行きますか」と出発。
[富士見平にて]

 14:57、木の間から、左手遥か先に高谷池ヒュッテが見えた。上空は、いつの間にか雲に覆われ、陽が差し込まず、薄暗い光景となっていた。
[高谷池ヒュッテが見えた(望遠)]

 高谷池ヒュッテが見えたことで、気分的に楽になる。この先は、殆ど水平道となった。時々、木の根っこや、ササが邪魔となるが、歩き易い。
[ほぼ水平に進む]

 忘れた頃に5/9標識を発見。ようやく山頂まで半分以上、来たことがわかった。(写真下)
[5/9まで来た]

 15:25、高谷池ヒュッテの横を通過。(写真下) 以前、来た時と違って、建屋が増築されていた。昔からある三角屋根の建屋の奥に全く同じ大きさの三角屋根の建屋が続いていた。山小屋が、ざっくり2倍の大きさになった感じだ。
[高谷池ヒュッテに到着]

 15:26、高谷池ヒュッテに到着。
 15:00までに到着できなかったことをお詫びし、建屋に入る。寝室は、増築された奥の建屋の2階だった。聞けば、3年ぐらい前に増築されたらしい。一人のスペースが広く、大の字になって寝れる。(写真下左) 着替え終えた後、缶ビールを買って、外のテーブルで乾杯。(写真下右)
 火打山が目の前に見えるかと思ったら、ガスで遠景は全く見えない状況だった。
[新しい建屋の2階] [外のテーブルで乾杯]

 17:30、夕食スタート。
 夕食は、カレーとハヤシライス。ちょうど四角い皿の真ん中にライスを盛り、右にカレールーを、左にハヤシのルーを流し込む。カレーもハヤシも好物なので、いやはやこれは旨い。おかわりして、腹一杯になった。
 夕食後、外に出て、夕日を撮影。(写真下) ちょうど焼山の南側に陽が沈む所だった。
[焼山方面に陽が沈む]

<第2日>
 5:00に起床し、外に出てみたら、火打山方面は、ガスで見えず。(写真下) これだと、今日は、ガスの中の火打山登山かと思えた。
[ガスで火打山は見えない]

 5:30に朝食スタート。朝食は、中華丼&味噌汁だ。これまた、味が自分好みで旨い。
 出発前に火打山方面を眺めると、先ほどのガスが消えて、火打山がクッキリ。(写真下) ちょっとビックリ。着替等、不要なものは小屋に置かせてもらい、6:20に出発。
[火打山がクッキリ見えた]

 高谷池ヒュッテを出てすぐに6/9km標識を見る。
[6/9まで来た]

 高谷池を振り返って撮影。(写真下)
 高谷池の奥に見えるヒュッテの屋根に光が当たっていた。
[高谷池ヒュッテを振り返る]

 6:41、天狗の庭に到着。(写真下) 池塘群と火打山、影火打、焼山の眺望をしばし楽しむ。
[天狗の庭から火打山を望む]

 少し進むと、左手に逆さ火打が見られ、思わず撮影。(写真下)
[逆さ火打]

 6:51、いよいよ火打山への登りとなる。(写真下)
 他事鉄さんたちは、水ぐらいの荷物だけで登っていく。
[岩が多い登山道]

 6:53、7/9標識を見る。(写真下)
 まだ山頂は、遠いなと感じる。
[7/9まで来た]

 6:57、登っていく途中、左手に北アルプスが見えていることに気がついた。(写真下)
 よく見たら、先週登った白馬岳(A)だ。白馬岳から南(左側)に杓子岳(B)、白馬鑓ヶ岳(C)と続き、少し下がった先には、唐松岳(D)などが眺められた。
[白馬三山の眺め]

 岩場の登りが続くが、そんなに登りにくい道ではない。しかし、まだ頂上が遠いことは確かだ。
[火打山への登り]

 7:31、雷鳥平に到着。ここには、ベンチがあり小休止。だが、周囲の山々が徐々にガスで覆われていき、山頂からの眺めが期待できなくなってしまった。
 
7:51、草木の中に8/9km標識を見つけた。(写真下) この次は、9/9kmで、山頂だろう。ようやく山頂に近づいたと認識。
[8/9まで来た]

 8:14、木道の階段登りとなる。(写真下)
 先行の二人は、どんどん進んでいく。空身なので、やはり速い。
[頂上へ続く木の階段]

 8:21、火打山頂上到着。ゆっくりと休憩。
 残念ながら、南側はガスが湧き、全く景色が見えず、見えたのは、北側の鉾ヶ岳方面だけで、その奥の日本海は、海なのか雲なのか、はっきりしなかった。(写真下)
 上空には、数多くのトンボが飛び回っていた。
[火打山頂上から鉾ヶ岳方面の眺め]

 他にも登山者が続々と到着し始めた。
 全員で記念撮影後、下山開始。(9:08)(写真下)
[火打山頂上]

 下り始めたとき、ガスが切れ、妙高山が見えるかと期待したが、やはり見えず。(写真下)
[妙高山は、相変わらずガスで見えない]

 10:50、高谷池ヒュッテに戻ってきた。小休止後、再パッキングして、出発する。(11:18)
[高谷池ヒュッテに戻ってきた]

 帰りも同じルートで下っていく。13:45、黒沢橋を渡る。橋の上は涼しいと思ったのだが、陽が当たり、そんな事はなかった。(写真下)
[黒沢橋を渡る]

 緩やかな下りの木道になり、ゴールが近い事が分かる。(写真下) ここまで来ると、笹ヶ峰駐車場にコーラの自販機は、あったっけ?という事が気になってきた。
[木道を下っていく(振り返って撮影)]

 14:39、笹ヶ峰駐車場に到着。
 駐車場からキャンプ場に向かい、飲料自販機を発見。無事、冷えたコーラを飲むことができた。
[笹ヶ峰駐車場に到着] [コーラを購入]

 15:10、笹ヶ峰駐車場を出発。すると、道路の左も右もサルだらけ。子ザルを抱えた母親サルを車中から撮影。(写真下)
[サルがウヨウヨ]

 15:34、笹ヶ峰から下った先にある苗名の湯に到着。(写真下)
 ここで入浴し、サッパリした後、横浜に向かった。
 ....帰りも関越・圏央道ではなく、中央・圏央道を使用。
 [苗名の湯に立寄る]


 15年ぶりの火打山でしたが、天気が素晴らしく、気分よく登れました。また、登山道もよく整備され、歩き易い山でした。初めて泊った高谷池ヒュッテは、食事が朝・夕ともに自分の好みに合っており、美味しく食べれたことが印象的でした。
 ご同行の皆様、大変お世話になりました。有難うございました。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。