トップページ他山域山行リスト>巻機山_記録20230910


巻機山

 山行日
2023年9月10日(日)  晴 同行者:「山の会」メンバー 5名
 コース
泉屋(4:55)=(送迎車)=(5:01)桜坂駐車場(5:10)〜(6:19)五合目(6:26)〜(7:01)六合目(7:09)〜(8:37)前巻機山(8:44)〜(8:52)巻機山避難小屋(9:02)〜(9:23)割引岳分岐点(巻機山山頂標識)〜(9:34)巻機山〜(9:39)朝日岳分岐点(10:06)〜(10:11)巻機山(10:14)〜(10:20)割引岳分岐点(10:35)〜(10:52)巻機山避難小屋(10:58)〜(11:06)前巻機山〜(12:04)六合目〜(12:34)五合目(12:40)〜(13:36)桜坂駐車場(13:37)=(送迎車)=(13:42)泉屋
 今回、初めて巻機山に行ってきました。東京から近い割には、なかなか行くチャンスがなかった山でしたが、初登頂を目指すメンバーが多かったため、「山の会」で今年度の山行計画に反映されました。
 詳細は、下記をご覧下さい。


 今回は、前夜泊山行ということで、9/9(土)にJR六日町から清水行きのバスに乗り、終点清水にある民宿泉屋に宿泊。なお、今回の同行メンバーは、NASさん、TOYさん、HINさん、EFUさん、SAQさんの5名。
 4:20、朝食開始。10分で食べ終えた後、4:55、宿を送迎車で出発。(写真下)
 まだ暗い中、泉屋さんのご厚意で登山口の桜坂駐車場まで送っていただく。
[宿を出発]

 5:01、登山口である桜坂駐車場に到着。
 5:10、準備を終え、出発。ちょうど明るくなり始め、ライト無しで歩けるようになった。(写真下)
[登山口となる桜坂駐車場を出発]

 井戸尾根コースと天狗尾根・ヌクビ沢コースとの分岐点で、標準コースの井戸尾根コースを選択。
 やがて、尾根コース登り口という標柱が見えてきた。ここから本格的な登山道になる。
 最初は、緩やかな登りだ。(写真下)
[樹林帯の登りが続く]

 5:31、標高870mあたりで、三合五勺の標柱を見る。この辺りも、まだ斜度が緩やかだ。標高1048mあたりで、四合五勺の標柱を見る。(6:00) この辺りになってくると、登りが急になってきた。
 6:19、五合目に達し、小休止。目の前には、米子頭山方面の稜線が見えている。水分補給後、出発。歩き始めて、すぐふと振り向いたら、尖がり山の大源太山を偶然発見。思わずデジカメ撮影。(写真下)
 ....大源太山は、上越の山でいつかは登ってみたい山の一つ。
[尖がった大源太山(振り返って撮影)(望遠)]

 左手に白っぽい幹のブナ林が続く。その後、ブナ林は終わるが、相変わらず遠景が見えない樹林帯となっている。また、ここにきて木洩れ日の歩きとなった。ちょっと暑くなりそうだ。
 7:01、尾根筋に出たところが、六合目。すると、左側の視界が広がる。手前に垂直の壁のような天狗岩、その背後の尾根を辿っていくと割引岳のピークが見えている。(写真下)
 ここで、汗が顎から落ちていることに気がつき、タオルを首に掛ける。
[六合目にて天狗岩・割引岳を望む]

 六合目からも相変わらずの樹林帯。だが、7:38、いきなり前方に平らな斜面が広がり、樹高の木々がなくなり、進路方向の視界がよくなった。
 7:40、ガレ場にて小休止。(写真下) ここで今朝、宿から戴いたトマトをかじる。また1本目のペットボトル(600ml)がもう空になってしまった。今日は、どういう訳か脚力パワーがイマイチ出ない。右膝痛の方は、西吾妻山から2週間経ったせいか、全く問題ないのだが。
 7:49、出発。
[ガレ場に出て展望が広がる]

 ガレ場からは、展望がよくなったが、風がないので暑い。
 7:59、標高1640m地点にて、振り返って撮影。 だいぶ霞んでしまったが、まだ大源太山のピークは目立っていた。(写真下)
[標高1640m地点にて(振り返って撮影)]

 8:17、八合目に到着。(写真下)
 ここでも小休止。今回は、30分〜40分間隔で小休止している。やはり、暑さのせいか、水が欲しくなってしまう。
[八合目に到着]

 木陰のない階段登りとなる。(写真下)
 前方に他の登山者が何人も見える。まだまだ登りが続くのがよくわかる。
 ....ちょっとヘロヘロになってきた。
[階段登りが続く]

 8:35、ようやく登り切ったところで、前方に前巻機山の平たいピークが見えた。奥には、割引岳のピークが見えている。(写真下)
[稜線に上がると前巻機山(ニセ巻機)が見えた]

 8:37、前巻機山に到着。ここには、九合目の標柱も立っていた。山頂ということで小休止。(写真下)
 見晴らしは、いいのだが、近くの巻機山方面は、ガスが漂い、遠景の山々は霞んでいるので、撮影意欲は今一つ起きず。
 ....NASさん、ここで昼弁当のオニギリをこっそり食べていた。
[前巻機山(ニセ巻機)に到着]

 8:44、前巻機山を後にし、避難小屋に向かう。ここで初めて下りとなる。(写真下)
[前巻機山を出発]

 右手の稜線にかかっていたガスが薄れ、巻機山方面が見えてきた。(写真下)
[巻機山方面の稜線]

 8:52、巻機山避難小屋にてトイレ休憩。(写真下) トイレは、小屋の外と中にあるが、中は、靴を脱ぐ必要あり。
 目の前に聳える巻機山稜線を見上げていると、稜線を歩く登山者の姿が大きく見え、意外と稜線は、近いと思えた。9:02、避難小屋を出発。
[巻機山避難小屋]

 階段状の登りが続く。日光が強いので、この暑さが足を引っ張っている。(写真下)
 ....やっぱりヘロヘロ
[巻機山への登り]

 9:23、割引岳分岐点(御機屋)に到着。ここに何故か巻機山の山頂標識が立っていた。
 特に休むことなく、右折して稜線を進む。
[割引岳分岐点(御機屋)に到着]

 ガスが湧いてきた。涼しい風を顔に受けながら、緩やかな稜線を歩くのは心地よい。(写真下)
[巻機山へ向かう]

 稜線上に池塘が現れる。ちょっとガスが多くなってきた。(写真下)
[ほぼ水平な稜線歩き]

 9:39、朝日岳分岐点に到着。(写真下) あれっと思い、地図を見たら、巻機山の頂上を通り過ぎてしまったことに気がつく。ここで、メンバーのうち、SAQさんと私は、残って小休止。他のメンバーは、この先の牛ヶ岳に向かった。腰を下して、SAQさんと話をしながら、カステラを食べる。
 ....今回は、完全にエネルギーロスで、パワー不足。暑さにもやられた。
 10:06、メンバーが牛ヶ岳から戻ってきたところで合流し、巻機山頂上に向かう。
 ....牛ヶ岳には三角点があるだけで山頂標識はなかったとのこと。
[朝日岳分岐点に到着]

 10:11、地図上での巻機山頂上に到着。小さなケルンが積まれている。なんとまあ地味な山頂だろうか。(写真下) なお、正確な最高地点は、もう少し北側の草原エリア内だろう。
[巻機山頂上]

 小さなケルンを後にし、稜線を戻っていく。(写真下)
[割引岳分岐点(御機屋)へ戻る]

 10:20、割引岳分岐点(御機屋)に戻ってきた。ここでランチタイムとする。
 広々としているせいか、他の登山者も休憩中だった。
[割引岳分岐点(御機屋)での山頂標識] [山頂標識を囲んで記念撮影]

 ちょうどガスが切れたので、山頂標識の横から西側の牛ヶ岳・巻機山方面をデジカメ撮影。巻機山も牛ヶ岳も緩やかな斜面の山だ。
[牛ヶ岳(左)・巻機山(右)方面の眺望]

 10:35、出発。来た道をサッササッサと下っていく。というのも、計画では、清水17:15発の六日町行きのバスに乗って帰京する予定だったが、宿の人から、「皆さん、14:20のバスで帰られますよ」との発言があり、確かに今の時刻ならば、14:20のバスに間に合うだろうということで、メンバーの足が速くなったのだ。(清水発のバスは、8:55、14:20、17:15の1日3本)
 計画時、昭文社の山と高原地図「越後三山・平ヶ岳・巻機山」によれば、駐車場登山口から牛ヶ岳までは、登り5時間で、下り3時間35分だった。ここ割引岳分岐点からは、下り2時間55分なので、確かに13:30ぐらいには下山できると見込めた。
[割引岳分岐点(御機屋)からの下り]

 階段下りは、意外と歩き易いので、結構、スピードアップに繋がった。(写真下) また、ガスが発生してしまい、景色をカメラで撮影する気になれなかったので、それも時間短縮に貢献した。
[どんどん下っていく(八合目手前)]

 12:34、五合目にて小休止。(写真下) ここでSAQさんが宿に連絡。帰りの送迎車を依頼する。ここから登山口駐車場まで50分のコースタイムなので、予定通り、下山できる可能性が高まった。
[五合目にて小休止]

 12:40、五合目を出発すると、私とSAQさん以外のメンバーは、どんどん先に下っていった。まあ、年配者は、ゆっくり行きましょうと、SAQさんと話す。
 ....NASさんは、例外的に若者グループ
 ダブルストック利用で、かつ膝を思いっきり曲げるような急な段差がなかったせいか、今回、右膝の痛みは発生していなかった。なお、標高が下がることで、ますます暑くなっていき、途中、水分補給が頻繁になった。
[樹林帯を下っていく]

 13:36、登山口駐車場に戻ってきた。(写真下) 宿の送迎車は、既に到着しており、すぐに乗車。
 今回は、どういう訳か、右膝痛は発生しなかった。
[駐車場に戻ってきた]

 13:42、泉屋に到着。(写真下左)
 水シャワーならありますということで、NASさん、SAQさん、TOYさんは、水シャワーを浴びる。他メンバーは、時間が短いという事でパス。(私は、外で靴を洗ったりしていた)
 宿のおかみさんからは、冷えた緑茶やキュウリなどをサービスで戴いた後、ビールを注文。その瓶ビールがこの上なく冷えていて、爽やかな喉ごしを味わう。(写真下右)
 ....こんなに冷えた瓶ビールは、初めての経験!
 バスの発車時刻が近づく中、ご主人とおかみさんに御礼申し上げ、バス停に向かう。
[泉屋に戻る] [冷えた瓶ビールで乾杯]

 宿と清水バス停間は、徒歩1分程度。バス停には、既に14:20発のバスが待っていた。(写真下)
 14:20、バスは、定刻通りに発車。六日町に向かう。
[六日町行きのバス]


 今回は、民宿泉屋のご主人、おかみさんに大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。誠に有難うございました。前日の夕食では、日本酒の他、偶然、手に入ったからと言われて、クマ汁を戴きました。クマ肉を食べたのは、たぶん初めてです。これまた印象に残る出来事となりました。
 ....巻機山、また行きたい。今度は、割引岳、牛ヶ岳にも。

 また、ご同行の皆様、大変お世話になりました。有難うございました。
 [前日夕食にサービスで出たクマ汁]



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。