トップページ他山域山行リスト>荒崎・潮騒のみち_記録20231026


荒崎・潮騒のみち 〜関東ふれあいの道3〜

 山行日
2023年10月26日(木)  晴        同行者:「山の会2」メンバー 1名(途中まで)
 コース
三崎口(9:08)〜(9:30)矢作入口(9:32)〜(9:47)円徳寺(9:49)〜<和田・長浜海岸>〜(10:31)ソレイユの丘(11:19)〜(11:29)荒崎丁字路〜(11:35)荒崎バス停〜(11:43)荒崎公園(弁天島、潮風の丘、夕日の丘)(13:00)〜(13:11)荒崎バス停(13:21)〜(13:26)荒崎丁字路〜(13:29)長井漆山漁港〜(13:50)長井漁港〜(14:14)富浦公園〜(14:24)高等工科学校前(14:30)〜(14:38)長井
 関東ふれあいの道の第3弾は、三浦半島西南部の荒崎です。三浦半島は、昔バイクツーリングでよく通ったエリアなのですが、葉山〜油壺間は、国道を通っただけで、行止りとなる荒崎は、全く訪問したことのない場所でした。ということで、今回、未踏エリアということで非常に楽しみにしておりました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 平日の9:00、京急三崎口駅改札口にて今回の同行者、他事鉄さんと待合せ、いざ出発。この時、駅名板を見上げたら、三崎口の「口」は、マグロの「ロ」となっていた。(写真下)
 う〜む。
 三崎で、マグロに賭ける意気込みがヒシヒシと感じられる。
[三崎口の駅名板]

 「でも単なる洒落か。かわいいものだ。」と思って、よ〜く眺めると、下にひらがなで堂々と「みさきまぐろえき」と書いてある。(写真下) そのうち、外国人観光客や小学生の間での口コミから始まり、ミサキマグロ駅の方が、浸透してしまうのではないかと思えた。
 ....後日調べたら、この「みさきまぐろえき」のカンバンは、当初、期間限定で掲げたらしいが、今なお健在。
     三崎口駅マグロ化計画が密かに進行中。
[三崎口駅をスタート]

 本来、関東ふれあいの道3「荒崎・潮騒のみち」は、この先の矢作入口がスタート地点なのだが、バスに乗るには、ちょっと近いような気がしたので、ここ三崎口駅から国道134号線を歩いて行くことにした。
 9:32、テクテク歩いて、矢作入口バス停に到着。
 スタート地点ということで、バス停の傍に「関東ふれあいの道」の説明板を見つけた。(写真下) 今回のルートは、 矢作入口バス停をスタートして、海岸線を歩き、ソレイユの丘を経由して荒崎公園に行き、そこから引き返して長井漁港を通り、高等工科学校前バス停がゴールだ。
 ここから、少しバックして海岸の方に向かう。
[矢作入口に立っていた関東ふれあいの道案内板]

 潮の香りがしてきた。海が近いようだ。その後すぐ、磯に出た。(写真下) 相模湾の奥に薄っすらと箱根の山々が見えるが、残念ながら富士山は、ハッキリしなかった。
 海岸線を北上していくと、途中から砂浜に変わり、歩き難くなった。
[海岸に出る]

 和田・長浜海岸を振り返る。(写真下)
 ここは、夏になると海水浴場となるエリアだ。他事鉄さんは、20代の頃、週末になると、この海岸沖でウィンドサーフィンを楽しんでいたらしい。
 ....他事鉄さんが、かつて海の男であった事を初めて知る。
[和田・長浜海岸(振り返って撮影)]

 やがて、再び磯(岩場)となり、関東ふれあいの道の道標を見つけた。(写真下左)
 道標には、「ソレイユの丘を経て荒崎へ 2.5km」、「20m先を丘へ上る」と書かれてある。以前は、直進して、この海岸線沿いが関東ふれあいの道のルートだったのだが、今は、右折して、ソレイユの丘を経由して荒崎というルートに変更になっている。
 少し寄り道して、海岸線を直進してみる。(写真下右) すると、この先の海岸線の岩場には、コンクリートの階段や金属製の手摺のようなものが見える。この先、まだ歩けるように見えたが、ルートが変更になったのは、満潮時、ドボンする箇所でもあるのかなと思えた。
[ソレイユの丘へ] [海岸線を寄り道]

 引き返して、ソレイユの丘への階段を登る。(写真下)
 標高差20mぐらいだ。一歩一歩、ゆっくりと上っていく。
[ソレイユの丘への階段登り]

 登り終えると、一面フラットな高台に出た。(写真下)
 道標を見ると、この先がソレイユの丘だと分かった。左手は、キャンプ場のようだ。トレーラーキャビンが目に入る。
[ソレイユの丘へ]

 さらに進むと、前方に観覧車を発見。(写真下左) ちょっとビックリ。ソレイユの丘に対して全く事前情報を持っていないと、こんなにビックリするものかと思った。
 右方向から何やらジーという音がする。何かと思ったら、ワイヤーにぶら下がって人が移動していた。(写真下右) ジップラインというアトラクションだ。
 ということで、急遽、スマホでソレイユの丘を調べてみる。
 すると、今年4月にリニューアルオープンした施設だということが判明。お花畑は、2倍の10haに拡大され、大型アスレチックやジップラインといったアトラクションが新設されたとある。
 なるほど、ジップラインは、最近導入されたアトラクションだったのだ。お花畑は?と前方を見ると、確かに目の前に現れた。
[観覧車] [ジップライン]

 見事なお花畑だ。白とピンクのコスモスが一面咲いている。手前は、キバナコスモスだろうか。花の色は、黄色というよりオレンジ色だ。(写真下)
 う〜む。
 他事鉄さんとソフトクリームを食べながら、以下のようなことを思ってしまった。
 ここは、小さな子供連れで訪れたら、丸一日遊べるのではないだろうか。興味深いものは、一通り揃っている。キャンプ&BBQ設備、遊園地設備。その他、ドーナッツ店、ソフトクリーム店、レストランがあり、またドッグランがあったり、小動物とのふれあいコーナーなどもある。
 これでは、関東ふれあいの道を歩くつもりが、ここで遊んでしまい、荒崎に行けなくなるということが起こりえるのではないかと思った。
 ....今回、その誘惑に負けそうになった。
[見事なお花畑]

 ソレイユの丘を出て、西側に住宅街の中を下っていく。
 11:29、バス通りにぶつかる。(写真下) ここで左折して荒崎公園の方へ進む。右手は、すぐ海だ。
[丁字路にぶつかる]

 終点の荒崎バス停を過ぎ、さらに進んでいくと、荒崎公園に入った。
 直進していくと、岩場に到着。(写真下)
 すると、ここで他事鉄さんの携帯が突然鳴り、その結果、他事鉄さんに急用ができてしまい、ここでリタイアとなってしまった。ということで話し相手がいなくなり、ここから先は、単独行動となった。
[荒崎海岸]

 弁天島方面を撮影。奥にソレイユの丘の観覧車が見える。
 撮影後、弁天島の傍まで歩いていく。この辺りは、立派な遊歩道が作られてあった。弁天島の上にある木はマツだろうか。残念ながら、皆、立ち枯れているように見えた。
[弁天島の眺め]

 弁天島から戻って、荒崎公園内の潮風の丘に向かってみる。
 小高い丘に上ると、展望台らしきものがあったが、周囲の樹林が伸びてしまい、展望台としての機能は果たしていなかった。だが、奥に進むと、かながわの景勝50選「荒崎」の石碑を発見。(写真下)
 こんな所に設置してあったのかと、ちょっと感動。
[かながわの景勝50選「荒崎」]

 潮風の丘から、少し海側に下ってみる。周囲が岩場だらけなのがよくわかる。
 奥には、薄っすらと丹沢方面の山々が見えていた。(写真下)
[潮風の丘から少し下った所にて]

 潮風の丘から下り、今度は、夕日の丘に向かう。この丘は、潮風の丘の北北西側に位置している。一直線の坂道を一気に登ると、夕日の丘展望台に出た。潮風の丘の先を眺めると、木が2本立っている光景が目に入る。(写真下) 先ほど通ったルートで見かけた木だ。
[夕日の丘展望台からの眺め]

 潮風の丘、夕日の丘と訪問し、駐車場に戻って、荒崎公園を後にする。
 荒崎バス停に向かう途中、前方に大楠山が見えた。(写真下)
[荒崎バス停に向かう途中にて]

 荒崎バス停まで戻ってきた。(写真下) ここで小休止。この先、関東ふれあいの道は、荒崎から三崎口駅行きのバス通りを歩くことになる。
[荒崎バス停にて]

 長井漁港を左に見ながら歩いていくと、その先に高層マンションのような建屋が見えてきた。(写真下) 海辺に建つ、この巨大な建屋は、何?と、立ち止って、スマホで調べてみたら、県営住宅「長井みなとハイツ」だった。
[長井漁港にて]

 バス通りを相変わらず歩いている。ちょっと道幅が狭く、歩道ゾーンも狭い。岡崎というバス停を通過する。(13:56)
[バス通りを歩く(岡崎バス停にて)]

 バス通り歩きに飽きてきた頃、左手に公園のような広場が見えたので寄り道してみた。すると、海岸線に出た。小田和湾の奥に江ノ島が見えている。(写真下) 薄っすらと見えるのは丹沢あたりだと思えるのだが、稜線がはっきりせず、どこが見えているのかは分からない。
 広場から再びバス通りに戻るとき、「富浦公園」というプレートを見た。
[江ノ島・丹沢方面の眺め(富浦公園にて)]

 やがて丁字路に出た。ここは、荒崎入口の交差点で、左右は、国道134号線が走っている。国道を走る交通量が半端なく、車の走行音が滅茶苦茶うるさい。
 丁字路を左折すると、国道の歩行路に関東ふれあいの道の道標を目にする。(写真下)
[国道に出た]

 高等工科学校の前を通過。この学校は、自衛隊の敷地内にある。(写真下左)
 駐屯地入口の前を通り過ぎると、高等工科学校前バス停に到着。(写真下右) この手前に矢作入口と同じような関東ふれあいの道の説明板が立っていた。
 関東ふれあいの道を踏破したという感慨に浸った後、バス停の行先を調べると、横須賀駅、横須賀市民病院、逗子駅行きだった。横須賀市民病院行きは、すぐ先が終点。残り2つは渋滞に巻込まれるような気がして、それならば、反対方向のバスに乗った方がいいかなと思い、引き返す。

[自衛隊駐屯地入口] [高等工科学校前バス停]

 再び荒崎入口に戻り、さらに国道を南下し、長井バス停に到着。(14:38) (写真下)
 ここまで来れば、荒崎からのバスも合流するので本数が多いと想定。
 タイミングよく、14:44発の三崎口駅行きに乗ることができた。案の定、荒崎からのバスだった。
 [長井バス停に到着]


 今回は、いきなり、「みさきまぐろえき」に仰天し、その後、砂浜歩き、ソレイユの丘、荒崎公園と変化に富んだルートでした。また、他事鉄さんの途中リタイアというアクシデントもありました。
 右膝痛は、幸い出てきませんでしたが、後半のバス通り舗装路歩きは、足の裏と太腿が痛くなり、ペースがだいぶ遅くなりました。やはり、足の筋力が落ちているようです。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。