トップページ他山域山行リスト>高麗山_記録20231106


高麗山

 山行日
2023年11月6日(月)  曇 単独行
 コース
花水(13:50)〜(13:37)高来神社〜<男坂>〜(14:26)大堂(高麗山)(14:29)〜(14:49)東天照(14:51)〜(15:09)東屋(15:12)〜(15:14)花水広場〜(15:17)高麗清水バス停〜(15:25)花水橋〜(16:04)平塚
 前回、三ノ塔で右膝痛が出て、苦労して下山しましたが、今回、湘南平に行く用事がありましたので、そのついでに高麗山を訪問してきました。
 詳細は、以下をご覧下さい。 


 午前中に湘南平の用事を済ませ、再び平塚駅に戻り、平塚駅での用事も済ませたところで、13:40発二宮駅南口行きのバスに乗車。
 花水川を渡った先の花水バス停にて下車。(13:49) 今回は、ここがスタート地点だ。(写真下) 高麗山と言えば、今まで大磯駅から旧東海道を歩いてきたが、高麗山登山だけが目的ならば、ここまでバスを利用するのも手だ。
[花水バス停にて]

 バス停からほんの少し歩いただけで高来神社の前に到着。(写真下左)
 鳥居をくぐり、まっすぐ進むと拝殿に到着。(写真下右)
[高来神社入口] [高来神社拝殿]

 拝殿の右奥に進むと、道標が立っている。左は、男坂。右は、女坂で、関東ふれあいの道(大磯・高麗山のみち)が女坂経由となっている。ここは、左の男坂を選択。
[男坂・女坂分岐点]

 男坂の登り始めは、「ここ、本当に登山道?」と思えるほど、超急斜面だ。ここで先制パンチを浴びてしまうと、その後の急斜面が、ますます辛くなる。(写真下)
 余談ながら、毎年4月(最近はコロナ禍で中止が続いたらしい)には、高麗寺祭(山神輿)が行なわれ、神輿を担いで、この男坂の急斜面を登っていくとのことだが、神輿は、約250sあるという。簡単に登っていけないことは、容易に想像がつく。
[男坂での急斜面]

 男坂をゆっくりと登っていくと、前方から「こんにちは〜」と声をかけられ、お母さんと男の子の2人連れとすれ違う。「急なので、お気をつけて〜」と応答。
 その後も、振り返って、2人の後ろ姿を見送る。(写真下)
 ....この男坂の下りは、登り以上に要注意ルートなのだ。
[男坂の登りにて(振り返って撮影)]

 14:18、女坂との合流点に着くと、この先は、登りが緩やかになる。だが、正面に石段が見えてくると、長い直登が始まる。(写真下) まあ、急ぐことはないので、ここも足下を見ながらゆっくりと登っていく。
[大堂への石段]

 14:26、石段を登りきり、大堂(高麗山)に到着。他に人影は見えない。
 周囲の木々には、木の名が書かれたプレートが付けられており、それをひとつずつチェックしていく。ウラシロガシ、ヤブツバキ、ムラサキシキブ、クスノキ、イヌシデなど。
 この時、単独男性が石段の方から現れ、ベンチに腰掛けたかと思うとすぐに立ち上がり、来た道を戻っていった。単に高麗山に登るのが目的だったようだ。
[大堂(高麗山)]

 14:29、大堂を出発し、八俵山方面に下っていくと、小さな木橋の前に出る。
 この高麗山は、室町時代の頃から山城に転じたらしく、木橋の下は、堀切で、その名残と言われている。木橋を渡ると、道が分かれる。(写真下) 左は、道標があり、高来神社、直進は、八俵山だ。また、右にも道が続いている。だが、道標に案内は無かった。
 ここは、歩いたことのない右に進むことにした。
[八俵山方面に下る(振り返って撮影)]

 高麗山北側斜面をトラバースしていく。(写真下)
 こちらも南側と同様、樹林帯に囲まれている。平地に向かう斜面は、地図を見ると、この北側の方が南側より、若干緩やかのようだが、見た目では、さほど変わらない。
[高麗山北側斜面をトラバース]

 14:41、東天照・高来神社の分岐点に到着。(写真下) ここでは、東天照に向かう。
 最初、道標を見ず、東への進路方向だけを意識していたので、右に進んだのだが、すぐ確認の意味でバックし、道標を見たら、高来神社の方へ進んでいたので、「えっ」と思ってしまった。
 ....直感は、あてにならないことを実感。もう東端に来ていたのだ。
[東天照・高来神社分岐点にて]

 もうすぐ東天照だと思っていたら、正面から単独中年男性とすれ違う。樹林帯の中で、音もなくスーと現れたので思わずドキッとしてしまった。
 14:49、東天照に到着。(写真下) ここは、2回目の訪問。
 周囲は樹林帯で、展望はきかない。説明板には、下記のように書かれている。
『東天照 標高135m
 高麗山の三峰のうち最も東側に位置する峰で、東の展望台の役目をしていました。鎌倉時代には、白山社がまつられていたという記録が残されています。』
[東天照にて]

 東天照を後にして、さらに東へ進む。
 するとベンチのある平らな尾根筋に出る。その先端が分岐点となっていた。(写真下左)
 ここで、自己未踏ルートの生涯学習館(高麗山の東方面)の方へ進む。
 だが、その先には、通行止めの札がぶら下がっていた。(写真下右) ということで引き返し、花水広場(高麗山の北東方面)に向かうことにした。このルートも自己未踏ルートだ。

[分岐点] [生涯学習館方面は通行止め]

 最初は、緩い下りが続く。(写真下) だが、そのうちジグザグの階段道となる。意外と急な斜面だ。途中、2度、丁字路に出たが、どちらも右折する。
[花水広場へ向かう]

 東屋で小休止後、花水広場を通過。(写真下) それほど広いという訳ではなかった。
 すぐ先は、もう住宅街だ。
[花水広場]

 15:15、車道に出た。右手には高麗山県民の森案内図が立っていた。(写真下)
 車道を進むが、あれっと思った。この道は、午前中、湘南平に行った時、通ったバスルートだったのだ。バスに乗ってもよかったのだが、平塚駅までそんなに遠くないだろうと、歩いていくことにした。
[バス通りに出た]

 バス通りを歩き続け、花水橋を渡る。渡っているうちに雲が流れていき、隠れていた大山のピークが見えてきた。思わず、デジカメで撮影。(写真下)
 ....なんだか、大山様に挨拶された気分。
[大山の眺望]

 15:30、花水川を渡った所で、平成の一里塚の説明板が目に入った。(写真下)
 『平成の一里塚
 江戸時代、旅人たちの道しるべとなった「一里塚」。街道に一里(3.9キロメートル)ごとに築かれた塚には大木が植えられ、その木陰は、旅人たちの格好の休憩場所になっていました。そんな一里塚を現代に蘇らせようとつくられたのが「平成の一里塚」です。東海道の新しい道しるべとして、また、歩行者の休憩場所として、この地に整備されました。広重の絵にも描かれた、高麗山をバックにした東海道と花水川。「平成の一里塚」で、東海道の歴史・文化に思いをはせてみてください。』

 振り返ると、手前に東天照のピークがあり、その左後方にチョコッと高麗山のピークが見えていた。そんな訳で、ここからは、広重の絵のように一つの凸の山ではなく、実際は、2つの凸の山が重なっていた。
[一里塚説明板]

 16:04、平塚駅北口に到着。(写真下)
 誤算だったのは、花水川を渡ってから意外と長かった事だ。まあ歩行トレーニングには、丁度よい距離だっただろう。
 [平塚駅に到着]


 湘南平の用事のついでに登りました高麗山は、天気がイマイチでしたが、後半は、自己未踏ルートでしたので、興味深く歩けました。
 不思議なことに先日の三ノ塔であれほど痛かった右膝痛は、全く出てきませんでした。
 ....右膝の調子がサッパリわからない。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。