トップページ他山域山行リスト>高畑山・倉岳山_記録20240212


高畑山・倉岳山

 山行日
2024年2月12日(月)   晴 同行者:「山の会」メンバー 2名
 コース
鳥沢(9:30)〜(9:48)虹吹橋〜(10:03)ゲート〜(10:07)小篠貯水池〜(10:36)穴路峠分岐点(10:41)〜(11:32) 仙人小屋跡(11:38)〜(12:14)高畑山(12:50)〜(12:31)穴路峠〜(14:07)倉岳山(14:22)〜(15:12)立野峠〜(16:46)唐栗橋〜(16:49)梁川
 今回は、「山の会」メンバーとともに中央線沿線の山である高畑山・倉岳山に行ってきました。頂上付近での予想外の積雪量に少々ビックリしましたが、雪歩きが楽しめました。詳細は、以下をご覧下さい。


 JR中央線鳥沢駅の改札口前にてNASさん、TKOさんと予定メンバー3人が集合し、準備運動。駅前からは、今日の目的地である倉岳山の頂上が見える。標高990mの山なのだが、意外と高く感じてしまう。9:30、予定通り出発。(写真下)
[鳥沢駅を出発]

 中央線沿いに少し戻る様に歩いた後、南下して桂川を渡る。渡った後は、北側斜面に広がる住宅街の登り坂となる。やがて住宅街が消えて、10:03、ゲートを通過。(写真下)
[ゲートを通過]

 小篠溜池は、溜池手前の木が伐採され、溜池が良く見えるようになっていた。だが溜池という割には、冬のせいか貯水量は、非常に少ない。(写真下)
[小篠溜池の横を通る]

 徐々に山深くなっていく。植林帯の中を登っていくと、雪が目立ってきた。
 
10:36、穴路峠分岐点に到着。(写真下) ここで小休止。道標と高畑山への道には、倒木がかかっていて初めての場合だったら、この分岐点を見落としそうだ。
 10分程して出発。ここまでは、傾斜の緩い沢沿いの道だったが、ここからは、本格的な登りとなる。そのうち、北側斜面となり、一気に雪の量が増えてきた。
[穴路峠分岐点]

 途中、日当たりがよくて雪のない箇所もあったが、殆どが雪の斜面だった。やはり北側斜面だけのことはある。登るにしたがって直登が増え、息が切れてきた。(写真下)
[高畑山へ最後の登り]

 12:14、高畑山頂上に到着。(写真下左)
 今回のルートは北側斜面を登ってくるので、途中、富士山が全く見えない。そんな訳で頂上に着くのがとても楽しみなルートとなっている。さあ富士山はどうだろうと南側の景色を眺めると、見事な富士山が見えた。(写真下右)
 ここでランチタイムとする。他に4,5名の登山者が休憩中だった。

...NASさんは、いつものようにカップ麺をバリカタで食べ始めた。
[高畑山頂上] [頂上からの富士山]

 高畑山を下っていくと、高畑山ピークの東側にあるもう一つのピークに到着。雛鶴峠への道標が地面に寝ている。南に下っていくと雛鶴峠に続くようだ。この辺りは日当たりがよいためか雪が全くない。だが、さらに東に進むと標高が下がったにもかかわらず、植林帯となったせいか雪が多くなった。(写真下)
[高畑山からの下り]

 高畑山の下りから植林帯の尾根筋を登り返すと、小ピークに到着。天神山と書かれた道標が立っていた。ここからは、左手(北側)の視界が広がっている。(写真下) 遠くの白い峰が奥秩父の稜線だと分かった。地図で調べると右端ギリギリに見えているのが雲取山、中央が飛龍山だ。なかなか眺望がいいので、しばし立ち止ってしまった。 
[天神山からの眺め]

 天神山から下っていくと、穴路峠に出た。ここは南北からの峠を越す道と出合い、十字路となっている。特に休憩もせず、そのまま倉岳山への登りに取り付く。このあたりは、日当たりが良さそうで、雪が殆ど消えていた。(写真下)
[倉岳山への登り]

 雪のない登り斜面をじっと我慢しながら登っていくとき、ふと右手を眺めたら、木の枝の間から白い三角形の山が目に入った。(写真下) 道志の山で、あんな端正な山が存在していたのかとちょっと気になったので、山の形をじっと見つめていたら、丹沢の蛭ヶ岳だと気がついた。今まで何度か倉岳山には登っているが、全く気づいていなかったのだ。
[右手に白い三角形の山が目に入る]

 14:03、ハアハア言いながら倉岳山の肩に登り上った。ここからは、緩やかな登りの直線路となるのだが、高度が上ったせいか、登山道には再び雪が現れた。(写真下)
[もうすぐ倉岳山頂上]

 14:07、倉岳山頂上に到着。他に登山者の姿はなかった。山頂の北側はまだ雪だらけだったが、南側には木が少ないためか、地面が露出していた。(写真下)
[倉岳山頂上にて]

 14:00過ぎになっても倉岳山頂上からは、まだ富士山がクッキリ眺められた。
[頂上からの富士山(望遠)]

 頂上からも南東側に蛭ヶ岳のピークを眺めることができた。(写真下) 丹沢が意外にも近いことを知る。やはり雪のある季節に登ると、冬木立となり、空気が澄んで、いろいろとご利益があることを痛感。
....個人的には倉岳山の新たな魅力を知ることができて大いに満足。
[倉岳山頂上からの蛭ヶ岳(望遠)]

 北側に目を向けると、扇山方面の山々が眺められた。(写真下)
[頂上から北側の展望]

 休憩中、誰もやって来なかった倉岳山を出発。東へと下っていく。最初は、雪が多かったのだが、途中から雪が消えてしまった。(写真下)
[立野峠方面に下っていく]

 15:12、立野峠で左折。北側斜面を下っていくと、再び雪だらけとなった。(写真下)
[立野峠にて左折]

 水場を通過する。踏跡は、ハッキリしていた。(写真下)
[水場を通過]

 沢沿いに下り、ここからはトチノキの撮影会がスタート。(写真下) この沢ル−トは、これが楽しみなのだ。この後、トチノキを見つけては、撮影していく。考えてみたら、雪のあるシーズンに訪れたのは初めてのような気がした。
[トチノキの大木]

 これもトチノキ?よくわからないが、撮影。(写真下)
[トチノキ?]

 登りの登山道でもそうだったが、この沢沿いのルートも倒木が目立つ。(写真下) 木の折れ口を見ると、最近、倒れたようだ。
[倒木や折れた枝多し]

 16:31、登山道が終わり、車道に合流する。(写真下)
 前回訪問時は、左側の急斜面が土砂崩れの跡のようだったが、今は擁壁が完成していた。
[車道に降り立つ]

 日が長くなったことを感じながら、本日のゴール梁川駅に到着。(写真下) かつては駅下に売店があり、缶ビールが買えたのだが、閉店してしまったのが痛い。アルコール無しで、上り電車を待つ。
 [梁川駅に到着]


 今回は、北側斜面に雪が多く、歩行ペースが結構、遅くなりました。ですが、先日の鐘ヶ嶽以上に雪歩きが楽しめました。そして、倉岳山を登っているときに見つけた蛭ヶ岳には、ちょっとビックリしました。お蔭でこの辺りの山行の楽しみが増えました。
 同行の皆様、有難うございました。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。