トップページ他山域山行リスト>御岳山_記録20240707


御岳山

 山行日
2024年7月7日(日) 晴        同行者:「山の会」メンバー4名
 コース
ケーブル下(9:19)〜(9:25)滝本(9:30)=(ケーブルカー)=(9:36)御岳山(9:43)〜(10:15)武蔵御嶽神社(10:30)〜(10:38)長尾平分岐点〜(11:02)七代の滝(11:14)〜(11:27)天狗岩(11:30)〜(12:29)綾広の滝(12:36)〜(13:12)長尾平分岐点〜(13:20)茶店(13:51)〜(14:07)御岳山(14:18)=(ケーブルカー)=(14:25)滝本〜(14:29)ケーブル下
 御岳山に対しては、昨年8月にレンゲショウマの可憐な花を観賞するために「山の会」メンバーとともに訪れましたが、今回は、涼しさを求めてロックガーデンを初訪問してきました。
 詳細は、以下をご覧下さい。 


 JR青梅線御嶽駅からケーブル下行きのバスに乗車し、9:19、ケーブル下に到着。そこからケーブルカーの滝本駅まで急坂を登るのだが、これが結構キツイ。(写真下) いつものことながら、この坂道がいきなり難所となっている。
[ケーブル下からの登り]

 9:25、滝本駅に到着。ここでケーブルカーの待ち行列に並ぶ。乗車の際はPASMO・Suicaが使用できるので便利だ。(片道600円)
...調べてみたら今年の3月に通常の往復運賃割引は廃止されていた。往復で70円引きは、あまり意味がないかも。
[ケーブルカー乗り場(滝本駅)]

 標高約840mの御嶽山駅にて下車し、登山準備を行なった後、9:43、出発。
 歩き始めは、水平道歩きで日陰が多かったのだが、武蔵御嶽神社が近づいてくると、日向となり、かつアキレス腱が痛くなるような急坂が待ち受けている。(写真下)
[武蔵御嶽神社への登坂]

 10:15、武蔵御嶽神社の一段下に立っている畠山重忠像を参拝。(写真下左) その後、最後の石段を登って武蔵御嶽神社拝殿に参拝。(写真下右)
 ここは、「おいぬ様」信仰があり、ワンちゃんを連れてくるハイカーが多いのだが、今日は暑いせいかワンちゃんは殆ど見かけなかった。
[畠山重忠像] [武蔵御嶽神社]

 武蔵御嶽神社を参拝した後、登ってきた石段を下っていくが、途中で右の経路に入る。その経路をジグザグに下っていくと、長尾平分岐の少し手前に出た。
 その後、長尾平分岐点にて七代の滝方面に下っていく。このルートは、自己未踏ルートなのでちょっと胸が躍ってしまう。最初は緩やかな下りだったが、そのうち急な下りとなった。(写真下)
 10:58、分岐点にて左手に通行止めのロープが張ってある。養沢川沿いに下っていくルートが林道崩落のために通行止めとなっていた。(長尾平分岐でも道標に通行不可の貼り紙があった)
[七代の滝に向かう]

 11:02、七代の滝に到着。(写真下) この滝下に来る前に「岩場から足を滑らせ、滑落死亡事故が発生した」との貼り紙を見かける。実際、岩場が濡れていて、思わず滑りそうになった。これは、確かにちょっと危険と思えた。
 滝見物を終えた後、水流から離れ、安全な場所まで戻り、しばし小休止。
 帰宅後、調べてみたら、七代の滝は、大小8段の滝で落差は50mあるという。そんな訳で見えてたのは、ほんの一部のようだ。
[七代の滝]

 七代の滝から上流に向かって歩き出すと、階段登りが連続する。(写真下)
 やはり、長尾平分岐からどんどん下っただけのことはあった。長尾平分岐まで戻る予定なので、少なくとも下った分は、登り返す必要があることを認識。
[階段登りが始まる]

 さらに登っていくと、前方の高台に大勢のハイカーがいることに気がついた。(写真下)
[さらに登っていく]

 11:27、多くのハイカーが休憩している、登り切ったところが天狗岩だと知る。ここには「御岳岩石園周辺案内図」という看板が立っていた。(写真下)
『御岳岩石園周辺案内図
 ここ御岳岩石園は昭和10年に東京緑地計画にもとづいて、当時、東京府(東京都の前の名称)が御岳沢にかかる名瀑「七代の滝」の近く天狗岩の背後から「綾広の滝」の上まで約1kmの間で渓流と露岩などを利用してつくった遊歩道です。
 一歩この遊歩道に足を踏み入れると両岸には、苔むした奇石怪石が点在し、また亜寒帯植物が生い茂って、別名「東京の奥入瀬」とも呼ばれています。(以下略)』

 昭和10年という年にちょっと驚いた。そのころから既に東京は緑地が重要視されていたのだろうか。
[天狗岩に到着]

 天狗岩の鼻の部分が見えた。(写真下)
[天狗岩]

 天狗岩を過ぎると、沢沿いを上流方向に進むようになる。これは、なかなか涼しい。ちょっとした沢登りの雰囲気だ。(写真下) 12:00に近づいてきたので適当に沢の横でランチタイムとした。(11:48〜12:14)
[ロックガーデンを行く]

 ランチタイムを終え、さらに沢沿いに登っていくと休憩舎が見えてきた。(写真下) この辺りでは大勢のハイカーが休憩中だった。
[休憩舎の前を通過]

 樹林と苔でやたらと緑が目立つ木陰の道を進む。(写真下) 視覚的にも落ち着く雰囲気で、かつ時々風が吹き、快適だ。確かにこれなら真夏に訪れてもいいなと思えた。
...昨日の三浦半島は、とにかく暑かった。
[渓流と苔むした岩が続く]

 12:29、鳥居を潜り、綾広の滝に到着。(写真下) そんなに落差のある滝ではなかった。後日調べてみたら、落差は約10mで、武蔵御嶽神社のみそぎの行事につかわれ、滝行もできるらしい。
[綾広の滝]

 綾広の滝を見下ろす様に登った後、12:40、休憩所のある分岐点に到着。だが、休むことなく右折し、水平道を長尾以平分岐へと進む。
 12:53、トイレ(奥の院口便所)の前で小休止。水分補給したりして12:56出発。(写真下)
[ケーブルカー駅方面に戻る]

 13:12、長尾平分岐に戻ってきた。これでロックガーデンから1周してきたことになる。だが休むことなく、そのまま水平道を進み、武蔵御嶽神社石段の途中に合流。その後、石段を下っていく。(写真下)
[武蔵御嶽神社の石段を下る]

 食事と土産の店が並ぶ商店街にて一軒の店に立寄り、かき氷を注文。(写真下)
...氷旗を見たらAKFさんとともに我慢できなかった。
[店に入り、かき氷を注文]

 結局、帰りもケーブルカーを利用して下山。(写真下)
 14:18、御嶽山駅を発車。日曜日のせいか、ケーブルカーは満員状態だった。
 [ケーブルカーで下る]


 今回初めてロックガーデンを訪問しましたが、ここが長い歴史をもつハイキングコースであること、低山なのに結構涼しい事に吃驚しました。この山行を計画して戴いた「山の会」メンバーに深く感謝です。
...丹沢でも滝登りしないで、涼しく沢を歩けるコースはないだろうか。但し、ヒルがいないことが条件。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。