トップページ他山域山行リスト>車山_記録20240730


車山

 山行日
2024年7月30日(火)  晴一時雨後曇      単独行
 コース
車山高原(10:22)〜(10:32)登山口〜(10:39)白樺湖分岐点〜(11:23)蝶々深山分岐点〜(11:44)車山(12:28)〜(12:46)蝶々深山分岐点〜(13:30)白樺湖分岐点〜(13:36)登山口(14:28)〜(14:32)車山高原
 乗鞍岳下山後、茅野で途中下車し、翌日、単独で車山に行ってきました。車山は、何年か前にグループでスキーシーズンにスノーシューをレンタルし、リフトを使って頂上まで行ったことのある山です。ですが、これですとリフトから降りて頂上まで5分もかかりません。そんな訳で、あまり登った気になれませんでしたので、今回、下のリフト乗り場から頂上まで歩いてみました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 茅野駅9:25発、車山高原行きバスに乗車。バスは最短ルートではなく、白樺湖の南側・東側を通っていく。途中の池の平ファミリーランドには、夏休み期間という事で大勢の行楽客が訪れていた。
 10:21、終点車山高原に到着。(写真下)
[車山高原バス停に到着]

 バス停から降りてスキー場のリフト乗り場に向かう。すると、ハイキングコースの案内板が目に入る。ここで頂上までのルートを再確認。(写真下)
[リフト乗り場近くにて]

 10:32、ゲレンデの右側に道標を発見。車山山頂まで約3.0kmとある。(写真下) 道標の指す方向に進む。
[車山頂上への道標]

 階段状の登りとなる。(写真下) 以前スノーシューで頂上から下ってきた時、ゲレンデの端を歩いていたが、それがこのルートだったことを知った。
[階段状の登り]

 10:39、分岐点に到着。正面は、白樺湖に下っていくルートだ。蓼科山の姿が目の前に見えた。(写真下) ここで左折し、車山方面へ進む。ここで中年男女1組の登山者を追い抜く。
[白樺湖の奥に蓼科山]

 10:44、前方やや左に車山頂上が見えた。じっくりと撮影。(写真下) リフトが頂上まで通じているのが分かる。ここで薄っすらと日が差してきた。風がなく穏やかな日和で緑の草原が映える世界にいると、心が落ち着く。
 撮影後、若い男性3人組とすれ違う。挨拶がエネルギッシュで、パワーを吸収させてもらった。
[車山頂上を見上げる]

 10:47、男性2人組とすれ違う。結構、下山者が多いことに気がつく。
 登坂ではあるものの、傾斜が緩くて歩き易い。(写真下) 何か花でも咲いていないかと左右に目を配るが、なかなか目に入らない。
[未舗装路を進む]

 10:59、左手にリフトの中継点を見る。(写真下) ここで山頂に向かうリフト利用者は、最初のリフトを降りて、2つ目のリフトに向かう。眺めていると、登りよりも山頂から下ってくる観光客が目立った。
[左にリフト中継点を見る]

 11:05、未舗装路を進むとY字路に出た。(写真下) 右手に登山道が分かれている。だが道標は立っていない。ここでGPS地図を取り出し、ルートを確認。すると右手の登山道が近道だと判明。ということで右手の登山道を進む。
[Y字路に出た]

 11:13、未舗装路にぶつかる。ここで右側の登り道は、車山頂上から離れる様に続いている。(写真下) GPS地図を見ると未舗装路は一旦、離れる様に登った後、左に屈曲して車山頂上に向かっていた。かなりの遠回りだ。GPS地図には、他に未舗装路を横切って頂上に向かって進む経路が載っていたので、そちらを選択する。
[未舗装路の登り側(右手)]

 草原の中を突き進んでいく。最初は分かりやすい踏跡があったのだが、段々と分かりにくくなった。(写真下) これは、ちょっと怪しいルートだなと思っていると、前方右手に山頂から下ってくる団体さんが見えた。(但し顔の部分しか見えてない) その歩行スピードがそこそこ速かったので、歩き易い道だと推測できた。そこで、草原の中にて右方向に軌道修正し、早めに草原から抜け出すことにした。
[草原内の経路が怪しくなってきた]

 右手に進むと、なんと踏跡を発見。その踏跡を辿ると、11:23、道標が立っている未舗装路に出た。(写真下) 先ほどの未舗装路が続いていると推察。また道標から、ここが蝶々深山方面への分岐点だと知る。先ほどの団体さんは、ここで左折し、蝶々深山方面に向かっていった。
[道標の前に出た]

 歩き易い未舗装路を進み、少しずつ高度を稼ぐ。右手を眺めると、草原状の小高い丘(蝶々深山)が見えた。(写真下:左端) そして、その右奥に見えているのが三峰山だと分かった。しばし、この光景を眺め入る。...蝶々深山は登ってみたい山の一つ。
[蝶々深山方面の眺め]

 11:29、未舗装路には通行禁止のロープが張られており、その右側に登山道が通じていたので、そちらを登っていく。(写真下)
[未舗装路から階段状の登山道に変わる]

 階段登りに飽きてきた頃、ふと左手を見下ろす。(写真下) 蓼科山は雲に隠れてしまい、麓の蓼科湖がほんの少し見える。手前には先ほど歩いた草原エリアや未舗装路が見下ろせた。
 この後、欧米系外人男性2人とすれ違う。今回初めて出会った外人さんだった。
[登ってきた方向を見下ろす]

 11:38、頂上のリフト終了点と同じ高さに着いた。左は、リフト降り場だ。目の前には、階段が続き、その先には頂上に建つ白い球形の気象レーダー観測所が見える。(写真下) ちなみに前回のスノーシューでは、この階段を登っただけで頂上到達だった。
[頂上への階段登り]

 頂上に着くと、テラス(スカイテラスと言うらしい)があることに気がついた。(写真下) これは観光客に対しベンチに腰掛け、ゆっくり八ヶ岳方面を眺めて下さいというもののようだ。前回スノシュー訪問時には、このテラスは、まだ無かったので、ちょっとビックリ。
[テラスが出来ていた]

 車山頂上付近を撮影。(写真下) 頂上は平らなので、どこが最高地点かは分かりづらい。山頂標識は、3ヶ所あり、近くに三角点を見つけた。
[山頂光景]

 頂上の記念撮影を終え、ランチタイムにしようかと思っていたら、急に雨が降り出した。観光客の人たちは一斉にリフトに向かっていく。あっという間にテラスは自分独りとなってしまった。ここで傘を差しながらランチタイムとする。(写真下)
...10分もしたら、雨具を着用した登山者が次々とやってきた。
[雨が急に降り出した]

 ランチタイム後、頂上の車山神社に参拝する。4本の御柱が特徴的だ。(写真下)
 ここで雨の中、これからのコースを考える。当初は、まだニッコウキスゲが咲き残っていることを期待して車山肩に下っていき、コロボックルヒュッテにて休憩。その後、蝶々深山まで行って引き返し、車山乗越を経由して再びリフト乗り場に戻ってくるという欲張りなコースを考えていた。だが、この雨では、歩き続ける気力が抜けてしまった。
...このあたり、単独行なので、すぐ楽な方向へと進んでしまう。
[車山神社]

 今回は、車山登頂という第一目的は達成したので、それ以外はまたの機会に譲るということにし、素直に来た道を引き返す事にした。
 12:32、雨の中、傘を差しながら階段道を下っていく途中でリフト方面を撮影。ガスがかかり、遠景は全く見えなくなっていた。(写真下)
...ちなみに雨具を上下着用し、デジカメ撮影のために傘を差している。傘を差せば指先が濡れないので手袋不要で撮影しやすい。
[リフト方面の眺め]

 13:13、雨が止んだので傘を畳む。ふと右手を見下ろすと、遥か下の方は、雲がなく、晴れているのが見えた。(写真下) どうやらこの雨雲は局所的だったようだ。
[下界は晴れているのが見えた]

 帰りは、草原ルートを採用せず遠回りでも未舗装路をどんどん下っていく。
 13:39、駐車場の前に降りてきた。(写真下) しかし、ガスが濃く、リフト乗り場は至近距離なのによく見えていなかった。
[ガスの中、下山]

 予定していた帰りのバスの1本前でも、まだ発車時刻まで十分時間があるので、食堂&土産物の建屋に入り、ゆっくりお茶しながら時間を過ごす。
 14:28、店を出ると、ガスは消えていた。14:45、茅野駅行きのバスに乗車。(写真下) 乗客は16人。1人を除いて全員登山者だった。
 [茅野駅行きのバスに乗車]


 今回の花の一部 (下山時ようやく見つけた)
[キオン] [マルバダケブキ]

 今回は、念願叶って車山頂上まで歩くことができました。次回は、ニッコウキスゲが咲く頃に訪れてみたいと思っています。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。