トップページ>他山域山行リスト>陣馬山・北高尾山稜_記録20250419

陣馬高原下(8:08)〜(8:29)陣馬新道分岐点〜(9:18)陣馬山(9:53)〜(10:32)明王峠(10:42)〜(10:50)底沢峠〜(11:12)堂所山(11:22)〜(12:01)関場峠(12:15)〜(12:33)三本松山〜(12:55)大嵐山〜(13:14)湯ノ花山(13:24)〜(13:30)黒ドッケ(13:32)〜(13:39)杉の丸〜(14:02)狐塚峠〜(14:21)板当山〜(14:57)高ドッケ〜(15:14)杉沢の頭〜(15:19)富士見台(15:26)〜(15:39)熊笹山〜(15:56)鷹の巣山〜(16:06)太鼓曲輪ノ頭〜(16:27)唐沢山(16:30)〜(16:41)愛宕地蔵尊(16:45)〜(17:10)中央高速下〜(17:55)高尾 |
3/22に八王子城山から北高尾山稜に入りましたが、城跡見物に時間がかかってしまい、時間的に中途半端になりそうだと思い、途中の黒ドッケで北上し、北高尾山稜から離脱してしまいました。今回は、逆コースで堂所山から八王子城山に行かず、駒木野まで続く尾根筋を歩くといった北高尾山稜の計画を立てました。また、せっかくなので陣馬山も経由するルートとしました。
詳細は、以下をご覧下さい。 |
JR高尾で下車し、北口の陣馬高原下行きバス乗り場に着くと、急行バス用と定刻バス用とで待ち行列が別になっていた。そこで前者のバス列に並ぶ。今日は登山者が多いため、急行バスが増発されるようだ。定刻の7:30直前になると最初に急行の増発バス2台がバス乗り場に到着。2台目に乗車する。7:31、1台目が発車すると、1台目の後ろに2台目がついていく。
8:02、陣馬高原下に到着。2台の急行バスが到着したのでバス停付近は、一瞬、賑やかとなるが登山者は続々と出発していく。また、増発された急行バス2台はすぐ回送で引き返し、そこに定刻のバスがやってきて登山者を降ろすと、このバスは折り返し高尾駅北口行きとなった。
8:08、バスの出入りなどを見届けた後、首に掛けていたサコッシュをザックに入れ、出発する。既に殆どの登山者は出発しており、混雑ピークは過ぎていた。(写真下) |
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[陣馬高原下] |
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今回初めて陣馬高原下から陣馬山を目指すので、新鮮な気分。前方には何人もの登山者の姿が見える。
8:29、陣馬新道分岐点に到着。高尾山登山詳細図(以下、詳細図と呼ぶ)を広げ、現在位置を確認。ここから左の登山道(陣馬新道)に入る。(写真下) |
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[陣馬新道分岐点] |
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尾根筋の植林帯の登りとなる。(写真下) 結構、急だ。また今日は土曜日ということで登山者が多い。丹沢の大倉尾根を登っているような気分。 |
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[植林帯の直登] |
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尾根筋の急登が終わり、頂上に近づいてくると右へトラバースするようなルートとなった。そんな折、満開のミツバツツジに遭遇。(写真下) |
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[ミツバツツジが満開] |
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その後、道標のない分岐点が現れるが頂上に近づく方へと登っていったら、陣馬山頂上の明王峠側の登山道に出た。そこから少し登り、9:18、陣馬山頂上に到着。(写真下)
今日は土曜日なので営業している頂上北側の信玄茶屋に下って小休止とした。 |
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[陣馬山頂上] |
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陣馬山頂上からは、残念ながら富士山は見えず。丹沢は薄らと大室山などの稜線が見えているだけだった。(写真下) 今日の遠景は期待できないなと思いながら陣馬山を出発。(9:53)
...今日も陣馬山でゆっくりしてしまった。 |
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[大室山方面は霞んでいる] |
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頂上から下っていく途中、左手に満開の桜が目に留まる。(写真下) 思わず撮影。 |
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[桜が満開(振り返って撮影)] |
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どんどん下っていき、明王峠で小休止。相模湖側へのルートを眺めると、ここでも桜が満開だった。(写真下) どうやら今日は桜満開のタイミングに当たってしまったようだ。 |
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[ここも桜が満開] |
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底沢峠を過ぎ、防火帯のようなゾーンを通過。ここでいつものように右手の植林帯の奥に見える小仏城山方面を撮影。(写真下) |
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[植林の奥に小仏城山が見える] |
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11:01、堂所山への分岐点に到着。(写真下左) 前方の登山者は、皆、堂所山を巻いて右手の景信山方面に向かっていく。堂所山を登るという登山者は少ないようだ。
案内板を見てルートを確認。ようやく北高尾山稜に近づいた。(写真下右)
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[堂所山への分岐点] |
[現在地の案内板] |
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11:12、堂所山頂上に到着。(写真下) すでに登山者16人が休憩中だった。結構多いな〜と思ったら、8人のトレラングループがいたためと判明。その8人が陣馬山方面へ出発していくのを見た後、こちらも出発する。(11:22) |
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[堂所山頂上にて] |
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堂所山から北上していく。この先は自己未踏ルートだ。最初は、尾根の左側が自然林、右側が植林帯だったのだが、いつの間にか左右ともに植林帯となった。(写真下)
やはり、北高尾山稜はオール植林帯という気がしてきた。 |
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[関場峠へ向かう] |
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急な下りとなり、進路方向は西となった。ここまでくると左手(北側)は、再び自然林となる。その後、フラット気味の歩きとなり、左手に満開の桜を見た。ヤマザクラとオオシマザクラのようだ。(写真下) |
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[オオシマザクラなどが満開] |
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再び下りが続き、関場峠に到着。(写真下) 時計を見ると12:01となったのでランチタイムとする。ここで腰を下していると、6人の登山者とすれ違う。地味な北高尾山稜だが、意外とすれ違う登山者は多い。12:15、出発する。 |
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[関場峠] |
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関場峠は峠というだけあって最低鞍部となっていた。ここから登りとなる。12:33、三本松山という山名プレートを道標の柱に見る。(写真下) 先ほどの関場峠の道標もそうだったのだが、ここの道標も進路方向の地名は八王子城山となっていた。どうやら北高尾山稜は、富士見台から左折し、八王子城山に向かうのがメジャーとなっているようだ。そうなるとますます富士見台から東へ下っていく尾根ルートがどんなものか楽しみになってきた。 |
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[三本松山] |
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三本松山ピークから下っていくと、右手に送電鉄塔を見る。プレートを見たら、新多摩線とある。(写真下) 新多摩線は、丹沢の新秦野変電所から大山の山腹を通り、高畑山、茨菰山と北上し、相模川を越え、ここを通過した後、新多摩変電所(八王子市上川町)に通じている。丹沢を通るので昔から親しみのある送電線だ。 |
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[新多摩線の送電鉄塔] |
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送電鉄塔から登りとなる。それほど急な登りではなかったのだが、息が続かず小休止。まだ関場峠から30分も経っていなかった。この時、後方から単独トレラン男性に追い越された。(写真下)
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[トレラン男性に追い越される] |
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少し休憩することで体力が回復。次のピークである大嵐山に到着。ここも道標の柱に山名プレートが貼ってあった。(写真下) |
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[大嵐山] |
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13:14、湯ノ花山に到着。ここで小休止。道標の上をよく見たら手製の山頂標識が木の幹に取り付けてあった。(写真下左) ここで、次のピーク黒ドッケを眺める。(写真下右)
詳細図上では、物凄く近いのだが、眺めると結構、距離があるように見える。
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[湯ノ花山] |
[黒ドッケを眺める] |
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湯ノ花山からの下りが意外と急で、今までの中で一番急だと思えた。続いて、黒ドッケへの登り返しが始まる。(写真下) だが、高度差30m程度だろう。(写真下) |
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[黒ドッケへの登り] |
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13:30、黒ドッケ到着。(写真下) 前回、ここから北に向かい、夕焼小焼に下山したことを思い出す。今日は前回歩いたコースを逆コースで歩いていく。 |
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[黒ドッケ] |
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黒ドッケからの下りが長く感じてしまった。前回、こんな所を登ってきたのかと、ちょっとビックリ。(写真下) 下りきった後、高度差40mぐらい登り返して杉の丸を通過。 |
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[黒ドッケからの下り] |
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14:02、狐塚峠に到着。(写真下左) 男女1組が休憩中だった。この辺りは、歩き易いので歩行ピッチが上る。その後、登りとなり、板当山を通過。確かこの板当山、山頂標識が見当たらなかったので、どこがピークだったか前回はっきりしなかったが、今回もやはり分からなかった。小ピークのような箇所を複数回通過している。
14:57、手書きで小さく「高ドッケ」と書かれた赤頭白杭のある小ピークを通過。
15:14、杉沢の頭を通過する。(写真下右) ここまで来れば、富士見台までもう少しだ。 |
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[狐塚峠] |
[杉沢の頭] |
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15:18、左に八王子城山に通じる分岐点を通過する。この時、直進コースの行先表示に着目すると、荒井バス停となっていた。
15:19、富士見台に到着。(写真下左) ここで富士山方面を眺めるが、前回と違って富士山は見えなかった。(写真下右) ここで小休止しペットボトルで水分補給。立ち止まっていると涼しい風が時々吹いてきて、半袖Tシャツ1枚でちょうどいい感覚だった。
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[富士見台] |
[富士山は見えず] |
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15:26、富士見台をスタートして、再び自己未踏ルートに入る。富士見台を下り終えて、少しフラットになったところでまた、後方からトレラン単独男性に追い抜かれた。正面の登りをトレラン男性は、途中で右に曲がっていく。思わず同じルートで行きそうになるが、ここは正面の登りを進まないと熊笹山に到達できないことに気がつき、軌道修正。
直登して15:39、熊笹山に到着。目の前に手製の山頂標識を見つけた。(写真下) |
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[熊笹山] |
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熊笹山から一気に下っていく。道が歩き易くなった。(写真下)
15:55、左手に分岐路を見る。それと同時に小さな道標があり、左は「八王子城跡」「御主殿跡」と書かれてあった。立ち止まって詳細図で確認すると、左は御主殿ノ滝の前に出てくる山道だった。
...ちょっと興味あるルートだ。 |
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[熊笹山からの下り] |
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15:16、分岐点に到着。ここには道標が立っている。詳細図上では鷹の巣山と書かれてある地点だ。右折は、南東に下っていき、八王子JCTを迂回するように進み、最終的には荒井に下りるルート。直進(北東方向)は、太鼓曲輪ノ頭、唐沢山を経由し、最終的には駒木野に下りるルートだ。富士見台手前での分岐点道標では荒井バス停と書かれてあったので前者がメジャーなコースのようだ。だが、どちらがより長く、東寄り(高尾駅寄り)の尾根沿いを進むかというと後者なので、ここは直進していく。 |
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[鷹の巣山] |
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そんなに荒れた道ではないので、どんどん進んでいくと小ピークに到着。(写真下) ここが太鼓曲輪ノ頭だった。木の幹に小さな手製の山頂標識が取り付けられていた。 |
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[太鼓曲輪ノ頭] |
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太鼓曲輪ノ頭のすぐ先で道標を発見。(写真下) 左は太鼓曲輪尾根で、右は高尾駅方面と書かれてある。左の太鼓曲輪尾根には八王子城の堀切跡がいくつも存在し、非常に興味深いバリルートなのだが、今日は右折する。 |
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[太鼓曲輪尾根への分岐点] |
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太鼓曲輪ノ頭から下った後、登り返し進んでいくと唐沢山に到着。(写真下) この先、尾根筋にはロープが張ってあり、進入禁止となっていた。ルートは、ロープの手前から左に下っていくようで、赤リボンが取り付けてあったが、道が細かった。 |
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[唐沢山] |
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唐沢山から一旦下った後、登り返すと、お地蔵さん4体の前に出てきた。愛宕地蔵尊という札が掲げてある。(写真下) 参拝した後、ペットボトルで水分補給。3本目のペットボトルが半分となった。 |
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[愛宕地藏尊(振り返って撮影)] |
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愛宕地蔵尊の札には358mと記載されてあった。詳細図で確認すると、あと高度差180mぐらい下ったら、中央線沿いの市街地だ。いよいよ最後の下りとなったようだ。地蔵尊もあったことだし、この先、道は歩き易いだろうと思って出発したら、踏跡が散乱して、登山道が分かりにくい。そんな時、「駒木野→」の道標を見る。(写真下)
ということで指示方向へ下っていく。 |
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[駒木野への道標] |
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すると、急斜面となり、トラロ―プに出合う。(写真下) それも1箇所、2箇所ということなく、何箇所も現れた。標高350m以下で、どうやら本日の核心部に出合ったようだ。 |
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[トラロ―プが続く] |
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トラロ―プエリアの斜面を終えると、歩き易い尾根道となるが、中央高速の走行音のボリュームが大きくなってきた。すぐ近くが高速道路のようだ。17:06、木の間から高速道路が見えた。(写真下左)
ルートは、高速道路の下を通るようで、急斜面の下りとなる。ここにもロープが設置されてあった。(写真下右) |
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[中央高速が見えた] |
[急な下り] |
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急斜面の下りが終わると、案の定、中央高速の下を通過する。(写真下) だが、ここまで来たら道は明瞭だった。 |
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[中央高速の下を通過] |
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樹林帯を抜け、前方に陸橋が現れた。陸橋を渡っていると甲府側の方から踏切警報器の音が聞こえる。列車が来るようだ。陸橋の上でカメラを用意していたら、上り特急あずさの車両が通り過ぎて行った。(写真下) |
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[中央線を渡る] |
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旧甲州街道には、駒木野バス停の少し高尾駅寄りに出てきた。そこからひたすら高尾駅に向かって歩いていく。だが、後方から単独男性登山者に何人か追い抜かれ、そんなに歩行スピードが遅いのかとショック。
17:49、ようやく高尾駅北口が見えてきた。(写真下) |
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[高尾駅が見えてきた] |
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途中のトイレで顔や手を洗ったりした後、17:55、高尾駅北口に到着。こうして今回の北高尾山稜の山行を無事終えた。 |
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[高尾駅北口に到着] |
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今回は、陣馬山を自己未踏ルートで登り、北高尾山稜を端から端まで歩いてきました。途中の道標で進路方向の北高尾山稜の示す場所が八王子城山となっている理由が今回わかりました。やはり、登山道の安全面から見たら、富士見台から八王子城山に向かった方がbetterでしょう。
とにかくアップダウンの多い北高尾山稜ですが、最後の標高350m以下になった所でロープや急斜面が現れるとは予期しませんでした。おかげで北高尾山稜は、とても印象に残るコースになりました。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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