トップページ>他山域山行リスト>武尊山_記録20250907

2025年9月7日(日) 晴 |
同行者:「山の会」メンバー 5名 |
武尊神社(5:23)〜(6:05)剣ヶ峰山分岐点(6:09)〜(7:08)上ノ原登山口分岐点〜(7:12)手小屋沢避難小屋(7:20)〜(9:21)武尊山(9:58)〜(12:10)手小屋沢避難小屋〜(12:14)上ノ原登山口分岐点〜(13:15)剣ヶ峰山分岐点〜(13:57)武尊神社〜(14:25)群馬みなかみほうだいぎキャンプ場(15:02)〜(15:50)武尊橋 |
今回、「山の会」メンバーとともに初めて武尊山に行ってきました。以前、尾瀬の燧ヶ岳頂上(柴安グラ)から至仏山方面を眺めた時、至仏山の左奥にいくつもピークが連なる山があり、地図で調べましたら、それが武尊山でした。個性的な山容がとても印象的だったことを覚えています。
詳細は、以下をご覧下さい。 |
前日、新幹線を使用せず、在来線で水上までやってきた後、湯の小屋行きのバスに乗車。上の原入口にて下車し、そこからテクテクと坂道を登り続け、宿に到着。
翌日、5:00に宿の車に乗車し、登山口まで送っていただく。(写真下) |
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[宿の車で登山口まで送っていただく] |
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途中、群馬みなかみほうだいぎスキー場を越えていくワインディングロードを進む。個人的には30年前ぐらいに訪れたことがある懐かしいスキー場だ。当時は、宝台樹スキー場と呼んでいた。運転手の宿のご主人から、今年1月、ゲレンデ内にサウナ付き宿泊施設が出来た事を聞く。う〜む。ゲレンデとサウナを結びつけるとは。そのアイデアに対し集客力も紐づくのだろうか。
5:11、登山口の武尊神社前に到着。(写真下) ここで車から降り、宿のご主人に御礼を述べた後、まずは武尊神社に参拝。 |
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[武尊神社に到着] |
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武尊神社の前から南東方面を眺めると、明るくなってきた樹林の間から単独峰が見えた。方角から剣ヶ峰山と推察。(後日調べたら、やはり剣ヶ峰山だった) |
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[剣ヶ峰山を望む] |
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5:23、武尊神社を出発。この先は、緩やかな登りの未舗装路が続いている。(写真下) |
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[武尊神社を出発する] |
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緩い登りが続いた後、6:05、分岐点に到着。(写真下) 直進は剣ヶ峰山へ。左折は手小屋沢避難小屋を経由して武尊山だ。ここは左折する。 |
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[剣ヶ峰山分岐点で左折する] |
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最初は緩やかな登りで、自然林の樹林帯の中を登っていく。だが、徐々に傾斜が急になっていくのが分った。(写真下) |
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[尾根の山腹を登っていく] |
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急な登りを終え、7:08、尾根筋に出たと思ったら、そこが上ノ原登山口分岐点だった。(写真下)左手が上ノ原登山口と道標には示されているが、登山道がハッキリしておらず、ヤブに覆われているようだ。ここは、道標の示す右手を進む。
尾根筋を進むと、すぐ先で手小屋沢避難小屋の道標を見る。だが、避難小屋は見当たらない。どうやら小屋は、尾根の北側斜面の沢に下りるようだ。ここで小休止。(7:12〜7:20) |
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[上ノ原登山口分岐点に到着] |
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標高1900mを越えると、岩場が現れた。(写真下) そんなに急ではない。設置されているクサリを使って順番に登っていく。
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[最初の岩場] |
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続いて似たような岩場が現れ、ここには長いロープが何本か設置されてあった。(写真下) |
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[2番目の岩場] |
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3番目の岩場は、ルートが狭く、涸れ滝を登るような気分。ここもクサリが設置されている。足場を確認しながら一歩一歩進む。(写真下)
...右膝を曲げる際、痛みがないか気にしながら登る。 |
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[3番目の岩場] |
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4番目の岩場も3番目と同様な地形だが、ここが一番垂直に近かったように思えた。(写真下) やはり、ここにもクサリが設置されている。 |
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[4番目の岩場] |
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4番目の岩場を越えると展望が広がった。デジカメを取り出し撮影。(写真下)
写真下のほぼ中央部で突起したピークが一ノ倉岳で、その左側が谷川岳だ。だが、肉眼だと双耳峰がハッキリしない。写真下は望遠なので、どうにか双耳峰として見える。なお、立っている地点が標高2040mぐらいなので、すでに谷川岳よりも少し高い位置だった。 |
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[展望が広がる(望遠で撮影)] |
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やがて東方向に武尊山のピークが現れた。(写真下) だが、まだピークは遠いな〜というのが正直なところ。 |
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[武尊山のピークを望む] |
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9:21、ようやく武尊山頂上(標高2158m)に到着。全員で記念撮影。(写真下) ここで早めのランチタイム。他に10人弱ぐらいの登山者が休憩していた。 |
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[武尊山頂上にて記念撮影] |
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山頂からの景色を楽しむ。(写真下) 北側には、二等辺三角形のような至仏山が聳えている。その右に視線を移すと双耳峰の燧ヶ岳が見える。どちらも周囲の山よりもひと際高いので目立つ存在だ。 |
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[至仏山・燧ヶ岳方面] |
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続いて南側を眺めると、逆光の下、赤城山の山々が目に入る。(写真下) 左端のピークがひと際高い山が黒檜山だと分かる。ちょうど雲が湧き始めていた。 |
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[黒檜山(赤城山)方面] |
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南西方面を眺める。(写真下) 剣ヶ峰山の尖峰が目に飛び込んでくる。結構、尖がって見える。その左奥には子持山が薄らと見えている。さらにその右奥には榛名山の山々が見えている筈なのだが、霞んでいてよく分らない。 |
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[剣ヶ峰山方面の眺め] |
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頂上で小休止した後、この先、足の速いチーム(4人)と遅いチーム(2人)に分かれる。速いチームは剣ヶ峰山に向かう周回コース。遅いチームは、来た道を引き返す往復コースだ。ということで、遅いチームのTKSさんと私は、来た道を引き返す。
4番目の岩場を下る。(写真下左) 続いて3番目の岩場を下る。(写真下右) どちらも足下が良く見えないので、登る時以上に時間がかかってしまった。 |
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[4番目の岩場を下る] |
[3番目の岩場を下る] |
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岩場が終わったのでどんどん下っていくが、1番目の岩場まで一緒だったTKSさんに追いつけない。途中、手小屋沢避難小屋の道標を見る。(写真下) |
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[手小屋沢避難小屋前を通過] |
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上ノ原登山口分岐点を過ぎても、所々、高さのある段差があり、思いっきり右膝を曲げた時の痛みが怖いので、どうしても動作が緩慢になってしまう。だが、下っていくうちにようやく歩き易い斜度になり、通常の下山スピードが出せるようになった。(写真下)
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[剣ヶ峰山分岐点に向かって下っていく] |
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13:15、剣ヶ峰山分岐点に到着。すると、TKSさんの代わりに足の速いチームのKEKさんが一人立っていた。聞けば、剣ヶ峰山を周回した足の速いチームは、7分前にこの分岐点で、ちょうどTKSさんと鉢合わせとなったらしい。ということで、他メンバーは、頂上で決めた集合場所のキャンプ場に先に向かったとの事。
ここからは、待っていてくれたKEKさんと未舗装路を下っていく。(写真下) |
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[武尊神社に向かう] |
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13:57、武尊神社に戻ってきた。(写真下) 無事下山したことに御礼参拝して、すぐに歩き始める。この先からは直線の舗装路だが、前方に先行メンバーの姿は見えなかった。 |
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[武尊神社に戻ってきた] |
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武尊神社の先の駐車場を通過。まだ駐車している車は多かった。殆どが登山者の車だろう。ここにはトイレが設置されていた。 |
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[駐車場前を通過] |
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武尊神社から舗装路を歩き続けこと約30分、ようやくキャンプ場に到着。(14:25) ここで予定通り他メンバーと合流。ここを待合せ場所にしたのは、実は宿から車で通った時、飲料自販機などが見えたからだ。
...早速、炭酸飲料とかき氷、武尊山の登山バッチを購入。
帰りのバス時刻には、まだ時間がたっぷりあるので時間調整を兼ねて休憩。 |
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[群馬みなかみほうだいぎキャンプ場にて] |
[かき氷を食べる] |
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15:02、バス停に向かうためキャンプ場を出発。舗装路を下っていくのだが、事前調査で途中、地形図上で破線表示の近道があることを知っていた。そこで、実際の近道分岐点に着いた時、これは歩けそうだと、近道を選択。GPS片手に未舗装路を進んでいくが、明瞭な道だったので無事、ショートカットに成功。
ショートカットしたため、予定より早く武尊橋バス停に到着できた。(写真下) |
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[武尊橋バス停に到着] |
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だが、ここで事件が発生。
バス停すぐ下の草っ原を見たら、なんとヤマビルがウヨウヨ。メンバーにすぐに伝えて、全員、靴を脱いでヤマビルチェック。こんなところにいるのであれば、先ほどのショートカットしたルートにもいたかもしれないと、ちょっと焦る。その結果、被弾してしまったメンバーが2人出てしまった。まさかのヤマビル攻撃だった。
16:34、上毛高原駅行の最終バスが定刻通り到着。バスに乗り込み、帰路につく。 |
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[事件発生3分前の光景] |
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武尊山頂上からの光景は、360度、素晴らしいものでした。もっと長時間、頂上で休憩したいと思ったぐらいです。ですが、最後のヤマビル事件にはビックリ仰天です。登山道やキャンプ場では、全くヤマビルを見かけなかったのですが、ゴールのバス停にウヨウヨいたことが信じられません。
おかげで武尊山=ヤマビルのイメージが生まれてしまいました。 |
※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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