トップページ他山域山行リスト>大山(伯耆富士)_記録20251019


大山(伯耆富士)

 山行日
2025年10月19日(日)  雨後曇  同行者:「山の会」メンバー3名
 コース
大山第1駐車場(6:23)〜(6:44)大山夏山登山口〜(7:48)行者谷分かれ〜(8:02)六合目避難小屋(8:09)〜(8:52)石室分岐点(下側)〜(9:04)石室分岐点(上側)〜(9:08)大山頂上(9:15)〜(9:17)頂上避難小屋(9:38)〜(9:42)石室分岐点(上側)〜(9:48)石室分岐点(下側)〜(10:22)六合目避難小屋(10:30)〜(10:42)行者谷分かれ〜(11:17)元谷避難小屋分岐点〜(11:27)治山道路分岐点〜(11:43)下宝珠越分岐点〜(11:48)行者登山口〜(11:52)大神山神社奥宮(11:57)〜(12:23)豪円湯院(13:00)〜(13:01)豪円湯院駐車場
 遠出の登山として鳥取県の大山(伯耆富士)に行ってきました。同行者は、NASさん、YUTさん、TKSさんの3人です。18、19日の土日のどちらか天気のいい方で大山を登ろうと計画しましたが、初日の土曜日の午前中、米子に着いた段階で、この日は午後から雨予報、かつ大山は強風予報でしたので、曇予報の2日目の日曜日に山行を決定しました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 山行日を日曜にしたのだが、前日の曇予報に反して夜明け前から小雨が降っていた。暗いうちにレンタカーで米子のホテルを出発し、大山第1駐車場に到着。(6:08)
 6:23、準備を終えて駐車場を出発する。駐車している車は、非常に少なかった。(写真下)
[大山第1駐車場を出発]

 6:32、夏山登山口手前の南光河原駐車場に到着。(写真下) 駐車場横の公衆トイレを利用。ここの駐車場は登山口に近いので満車かと思ったのだが、この天気のせいか、まだ奥に余裕があった。
[南光河原駐車場]

 南光河原駐車場を出て、さて登山口はどこだと、この後、ちょっとウロウロ。車道の先に左に上がっていく階段道があったので、これが登山路?と思えたが、大山夏山登山道の標識が見当たらない。だが階段道入口左の斜面に草木に覆われた道標を発見。(写真下左) ということで階段道を上っていく。(写真下右)
...階段道を少し登った所で「大山夏山登山道」の標柱を発見。もっと下にあればいいのに。
[登山口道標を発見] [登山道に入る]

 登山道は、とても整備されていて歩き易い。一合目、二合目と標識が立っていた。(写真下) おそらくこの標識は頂上まで続いているのだろう。
[大山二合目標識]

 相変わらず小雨が降り続いている。樹林が多く、遠景は見えない。そんな訳で撮影等で時間を費やすことなく、ひたすら登っていく。(写真下)
[階段登りが続く]

 7:32、四合目標識のところで小休止。ここでNASさんが水分補給。私は気温が低いせいか、それほど水分が欲しいと思わない。...いや、昨晩飲んだ日本酒の量の違いだろう。
 後方から単独男性が追い越していった。(写真下)
[大山四合目標識前で小休止]

 7:47、五合目標識を通過。この時、小雨が止んでいることに気がついた。
 
8:02、目の前に避難小屋が現れ、六合目に到着。小屋の前で小休止とし、初めて1本目のペットボトルを開けて一口飲む。
 そんな折、ガスが一瞬切れて、稜線の一部が見えたのだが、どのあたりが見えたのかハッキリせず。カメラのレンズを向ける時間もなかった。
[六合目避難小屋の前に出た]

 避難小屋の後も、登山道は綺麗な階段道として続いていたのだが、七合目標識を過ぎた所で初めて階段ではなく、岩の目立つ山道となった。(写真下)
[階段道が消えた]

 8:31、登山道横に標高1500mの立札を見る。(写真下) この登山道には、何合目という標識以外に標高XXmの立札が立っていて、登山者を元気づけてくれるのが有難い。
[標高1500mのカンバンを通過]

 標高1500mの立札の後、再び、階段道となる。(写真下) だが、登り始めのような完全に整備された階段道ではなくなっていた。
[階段登りが再び始まる]

 8:37、左前方の視界が広がる。(写真下) どうやら、ガスの上に出たみたいだ。奥に見える尖がったピークが剣ヶ峰と思えた。我々が目指す頂上、弥山は、剣ヶ峰手前にいくつか見える稜線突起のどれかだろう。
[剣ヶ峰方面の眺め]

 8:45、八合目標識の前を通過。(写真下)
[八合目を通過]

 標高1600mを越えた辺りで再び左手の斜面が見えてきた。(写真下) だが、今度は、稜線から土砂が崩れ落ちたような恐ろしい山肌を見せていた。年月が経つと、さらに崩れていきそうな様相だ。
[稜線下が崩壊しているのが見えた]

 8:52、石室への分岐点(下側)を通過。(写真下) だが、石室ルートは木道改修工事中ということで立入禁止となっていた。道標によれば、山頂まであと0.5kmだ。
[石室分岐点(下)にて]

 階段道が終わり、木道が遥か先まで続いている。(写真下) 稜線の南寄りに木道が続き、先ほどの急斜面が見えないようになっている。右手緩斜面に広がる濃緑の樹林帯はダイセンキャラボクのようだ。
 前方にNASさん、その遥か先にYUTさんが歩いているのが見えた。
...広角レンズなので、遠くは肉眼より小さく見えている。
[木道が続く]

 ガスが湧いて前方が霞んできた。だが、木道をひたすら進むと、ガスが切れて石室分岐点(上側)に合流する。そこを過ぎると今度は、両側にロープが張られた木道が続いていた。(写真下)
[両側にロープあり]

 木道が左右に分かれ、左は避難小屋経由での頂上ルート。右は頂上への直登ルートだと分かる。ここは、右の直登ルートを進む。(写真下) 前方左に頂上避難小屋を見る。
[頂上避難小屋を見る]

 9:08、大山頂上に到着。(写真下) 段差のある木道が水平に続いている。晴れた休日には、ここが登山者のベンチとなり、満杯になるのだろう。だが、今は先行のNASさんとYUTさんしかいなかった。
 弥山の正確な頂上(三角点:標高1709m)は、この先、右奥の剣ヶ峰寄りにあるのだが、立入危険ということで行くことができす、この木道の最上段奥に山頂標識が設置されていた。
[山頂に到着]

 ちょうど2人組の若い男性登山者が到着したので山頂標識とともに4人を撮影してもらう。(写真下) 撮影が終わると急に雨が降り始めたので、すぐ頂上避難小屋に下っていく。
[山頂標識前で記念撮影]

 頂上避難小屋にて早めのランチタイム。(写真下左) 中には小さな売店があり、ペット飲料(500ml)と登山バッチを購入。ここで、NASさんとYUTさんは身体が冷えてくるということで先に出発し、登山口近くの豪円湯院(日帰り温泉)で集合することにした。2人が出て行った後も、TKSさんと私は、まだ食べ続けていた。
 なお出発直前に木道修理を単独で黙々とされていた人を思い出し、大山入山協力金として500円を支払い、入山記念カードを受取る。(写真下右)
[頂上避難小屋にて小休止] [記念カード]

 9:38、頂上避難小屋を出発。幸い、雨は止んでいて前方の雲の間から山麓が一瞬見えた。すぐにデジカメを取り出し撮影。(写真下)
[雲の間から山麓が一瞬見えた]

 木道が終わり、階段道になる直前で、雲が切れて日本海が見えてこないかと立止まっていたが、残念ながら雲海しか見えず。(写真下)
[雲海が広がる]

 10:22、六合目避難小屋まで戻ってきた。(写真下) 登りの時とは大違いで20人以上の登山者が休憩中。よく見ると、さらに続々と登山者が登ってくるのが分かった。
 雨が上ったのと暑くなってきたので、雨具の上着を脱いで、10:30出発。
[六合目避難小屋に到着]

 途中、40人ちょっとの団体さんとすれ違う。10人ぐらいずつの班編成となっていた。それ以外にも多くの登山者とすれ違う。こんなに登ってくると、頂上の段差のある木道エリアは、今日のような天気でも満員状態になるのではないかと思えた。...頂上手前の木道は渋滞?
 10:42、行者谷分かれに到着。(写真下) ここで右折し、夏山登山道から離れ、行者登山道に入る。
[行者谷分かれ]

 せっかくなので別ルートで下山しようと選んだ行者登山道だったが、夏山登山道と違って急な木の階段下りが続き、想定外。(写真下) 確かに整備された登山道には違いないが、斜度が全然違う。雨が降った後なので滑りやすく、慎重に下っていく。
[急な階段下りが続く]

 ようやく急な階段下りが終わったかと思ったら視界がガラリと変わり、河原に出た。(写真下左) 最初は、ルートが見えていたが、途中で不明瞭となる。だが、水色のテープが目印だと分かり、それに従って沢を横断していく。(写真下右)
 なお、右手奥は大山北壁の筈だが、ガスで何も見えなかった。
[河原に出た] [沢を横断する]

 河原を横断し終わると、樹林帯となり、林道に出た。その後すぐに道が二分し、左の山道を進む。右の林道は、「治山工事資材運搬路のため、歩行しないでください」と道標に記載されていた。また、左の山道には、道標の他、足下の地面にも、しっかりと「大山寺参道↑」と書かれてあった。(写真下)
...やはり、右の治山道路に進む登山者が多いのだろうか。
[治山道路分岐点にて]

 ガスがかかる樹林帯を下っていく。ここまでくると斜度が緩やかになり、歩き易い。11:43、下宝珠越分岐点を通過。(写真下)
[下宝珠越分岐点にて]

 樹林帯を抜けると、行者登山口に到着。(11:48)
 そのまま進むと、大神山神社奥宮の正面に出た。ここでゆっくり休憩。この神社は、
神奈川の大山阿夫利神社と同様、明治初年の神仏分離令によって大神山神社と大山寺に分離させられたのだろうとTKSさんと話す。周囲は、観光客が目立ってきた。
[大神山神社奥宮(振り返って撮影)]

 石畳の参道を下っていく。(写真下) 雨上がりで石畳が滑りやすくなっていた。箱根旧街道の石畳を経験している身としては濡れた石畳ほど恐ろしいものはない。慎重に下っている時にNASさんから連絡が入る。
 既に車は、豪円湯院の駐車場に移動し、風呂から上ったので、車のカギを渡すために豪円湯院まで来たらTELして欲しいとの事だった。
 「頂上避難小屋を出発した時刻は、我々と10分ぐらいの差だったのに、この分だと下りの歩行時間は1時間以上差がついてますね〜」とTKSさんと話す。
...やはり、先行の2人は速かった。
[石畳の参道を下っていく]

 奥宮参道を終えて右折し、さらに下っていく。(写真下) ここは、滑りにくそうで安心して下っていけた。...左折すると大山寺なのだが、今回はパス。
[直線路の坂道を下る]

 12:23、直線路を進み、豪円湯院の前に到着。(写真下) NASさんにTELして車のカギを受取る。駐車場の車にザックを置き、温泉セットだけを持参し、風呂に直行する。
...お蔭で、サッパリして帰京できた。
 [豪円湯院(日帰り入浴施設)に立寄る]


 山頂から日本海を見渡すのが楽しみだったのですが、ちょっと残念な天気でした。ですが、どうにか無事、山頂に立つことができました。
 ご同行の皆様、有難うございました。
 [初日の足立美術館には、痛く感動しました]



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。