トップページ>他山域山行リスト>箕面大滝・最勝ヶ峰_記録20251027

| 2025年10月27日(月) 晴 |
同行者:「山の会2」メンバー 10名 |
| 大滝上駐車場(9:19)〜(9:35)箕面大滝(9:43)〜(10:13)雲隣展望台(10:17)〜(10:25)林道合流点〜(10:42)政の茶屋園地(10:45)〜(10:46)東海自然歩道西の起点〜<東海自然歩道>〜(11:49)最勝ヶ峰(11:53)〜<東海自然歩道>〜(11:56)開成皇子の墓〜(11:58)昼食(12:20)〜<東海自然歩道>〜(12:28)分岐点〜(12:46)勝尾寺(13:37)〜(13:39)勝尾寺駐車場 |
「山の会2」山行で関西の低山を歩いてきました。個人的には関西の山は今まで全く登ったことがありません。そんな訳で新鮮な気持ちで、山を歩いてきました。
詳細は以下をご覧下さい。 |
8:35、新大阪のホテルにてチャーターしたバスに乗車し、スタート地点となる箕面大滝に向かう。バスは最初、渋滞気味の徐行運転だったが、そのうち北大阪急行線に沿った車道を快適に北上していく。この辺りの丘陵地帯は、見渡す限り、大阪のベッドタウンとなっていた。やがて前方に東西に広がる緑の山並みが見えてきた。バスが高度を上げていくと風景が一変し、山中となり、住宅エリアは消えてしまった。
9:19、大滝上駐車場にてバスから降り、10人グループとして箕面大滝へと向かう。だが、いきなり下り坂となったため、右膝がちょっと心配になり、同行メンバーよりもゆっくり下っていく。(写真下) |
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| [箕面大滝へと下っていく] |
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箕面大滝前に到着。意外と大きい滝だ。(写真下) 落差33mで、「日本の滝百選」にも選ばれているという。高さ以外に水量もそこそこあり、見栄えのする滝だ。ただ、この時間帯では滝に中途半端な影ができてしまっていたのが残念。
また、ここに来るまで道脇の樹木は、モミジが目立った。このエリア、紅葉シーズンには行楽客で激混みしそうなことが予想できた。 |
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| [箕面大滝] |
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滝見物を終え、下った道を戻り、府道43号線(箕面ドライブウェイ)を横断した後、登山道に入る。(写真下)
登山道を登っていくと、左上の樹林の方から、姿は見えないがキャッキャッと叫ぶサルの声が聞こえてくる。サル同士のケンカのようだ。聞けば、この辺りはサルの生息地らしい。 |
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| [車道を横断し、登山道へ] |
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いきなりの登りでキツく感じたが、短いのが有難い。
10:13、登り切った所に道標が立っていた。(写真下) そのすぐ先が雲隣展望台だった。 |
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| [雲隣展望台での道標] |
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展望台に上ってみると、大阪の街並みが望めた。(写真下) その光景にて、ひと際高いビルが目立つ。それが、「あべのハルカス」だと教えてもらう。高さ300mということで、横浜ランドマークタワー(296m)を抜いて国内1位になったのだが、その後、東京の麻布台ヒルズ森JPタワー(325m)が完成し、現在、国内2位となっているとの事。
ちなみにハルカスの意味が分らないので調べてみたら、「晴るかす」から来ており、「晴らす、晴れ晴れとさせる」を意味する古語らしい。 |
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| [雲隣展望台からの眺め] |
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| 雲隣展望台から才ヶ原林道に出て、その林道を下っていく。(写真下) |
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| [才ヶ原林道を下っていく] |
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| 府道43号線に出る前に箕面の森の案内図が立っていた。(写真下) これを見ると、いやはや東京の高尾山以上にハイキングルートがありそうだ。 |
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| [案内版が現れる] |
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府道43号線を渡り、箕面ビジターセンターの方へ進んでいく。すると、東海自然歩道の石柱を見る。(写真下) 東海自然歩道連絡協会サイトでは、この石柱が東海自然歩道の西の起点と説明されている。東の起点(高尾山1号路入口にある石柱)に比べて地味だな〜と思ってしまった。
余談ながら、今回、ネットで「西の起点」を調べたら、阪急箕面駅前広場に「東海自然歩道 西の起点」という立派な石碑が建っていることを知った。そもそも東海自然歩道は、東京の「明治の森高尾国定公園」と、大阪の「明治の森箕面国定公園」を結ぶ長距離自然歩道(東海自然歩道連絡協会サイト)なのだが、残念ながら、阪急箕面駅は「明治の森高尾国定公園」から外れている。 |
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| [東海自然歩道西の起点] |
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| 西の起点の石柱横の階段道を上り、東海自然歩道を進む。やがて東海自然歩道と自然研究路4号線との分岐点に到着。(写真下) 自然研究路という名称は、なんだか高尾山のようで興味が湧いてくる。 |
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| [東海自然歩道を行く] |
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| 陸橋を渡っていくと左前方にロックフィルダムが見えてきた。調べてみたら箕面川ダムだと分かった。ダムの高さは47mとの事。 |
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| [左前方にロックフィルダムを見る] |
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| その後、登りが延々と続く。(写真下) これは、ちょっと疲れるなと思い始めた。 |
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| [登りが続く] |
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| 進路方向の道標には、「東海自然歩道」と薄く書かれてあったが、直交する道標には、「植林地内立入禁止」と書かれてあった。てっきり方向板だと思っていたので、予想外の文字にしばし唖然。 |
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| [珍しい標識] |
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| 東海自然歩道の道標は、標柱だけで、字が小さくて目立たない。(写真下) 慣れてないと、見落としそうだ。 |
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| [東海自然歩道の道標] |
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| やがて、アップダウンを繰り返しながら徐々に高度を稼いでいく。(写真下) |
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| [植林帯を登る] |
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| 登りが緩やかになったと思ったら、そこがピークだった。「最勝ヶ峰」という標識を見つけた。(写真下) だが樹林に囲まれ、展望は無し。 |
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| [ピークに到着] |
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その先、尾根筋をほぼ水平に進むと、開成皇子の墓の前に出た。参拝して撮影。(写真下) 墓の奥は、先ほどの最勝ヶ峰ピークだ。開成皇子は、奈良時代の僧。父は光仁天皇で桓武天皇の庶兄。だが、この墓は、鎌倉時代末期に建てられたものらしい。
この先を少し進んだところでランチタイムとした。 |
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| [開成皇子の墓] |
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| ランチタイムを終え、尾根筋を歩いていく。すると緩い下りになった。鞍部に分岐路があり、案内板が立っていた。(写真下) ここで右の小径に進む。 |
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| [案内版を見る] |
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| 急な斜面を小さなカーブを描きながら下っていく。すると、寺院らしき建屋が目に入る。(写真下) どうやら本日のゴール、高野山真言宗の寺院、勝尾寺の境内に入ったようだ。ここは、拝観料が必要なお寺だが、裏手から入ったので拝観料を払っていなかった。(かつての鎌倉の建長寺のようなパターン) だが、今回は、「山の会2」スタッフ殿がお寺と事前に話し、前もって支払ってくれていた。...ありがたや。ありがたや。 |
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| [勝尾寺に出る] |
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驚いたことに境内のあちこちに小さなダルマが置かれていた。(写真下左) 鎌倉で言えば、ちょうど佐助稲荷の白狐のような感じだ。だが、境内が広いこともあり、数量では、この勝尾寺のダルマの方が多いように思えた。その後、本堂を参拝する。(写真下右)
参拝後、通常の寺と違うことに気がついた。
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| [小さなダルマがあちこちに] |
[本堂を参拝] |
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そうなのだ。視界に入る参拝客が皆、外国人なのだ。今日は平日の月曜という事だからなのか、我々ハイカー以外は、東洋、西洋を問わず、99%外国人だった。出口に近づくと、池のほとりに「World
Daruma Challennge」という記念撮影用看板のような物が設置されてあった。(写真下左)
調べてみると、これは「大阪・関西万博」の開催を応援して盛り上げるイベントとして、勝尾寺では国際交流の場として世界201の国・地域の旗を用意し、旗とともに記念撮影できるイベントを実施していた。結果として、万博期間中に全201の国・地域の方々が参加されたという。...でも赤白の文字が派手で、一瞬、ここは外国のお寺かと思ってしまった。
また、万博は終了したものの、寺を出てバス停に並ぶ乗客は、皆、外国人だ。食事やバス・タクシー案内の立看板も英語で書かれてあり、日本語の文字は全くない。(写真下右)
鎌倉において、ここまで参拝客の外国人比率が高い神社仏閣はないと思うのだが、果たしてどうだろうか。 |
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| [赤白のアルファベット文字が並ぶ] |
[日本語のない立看板] |
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勝尾寺駐車場からチャーターしたバスで、新大阪駅に戻ってきた。同行メンバーとは解散し、一人になったところで、店に入り、生ビールとタコ焼きを注文。(写真下)
喉の渇きが一段落したところで、タコ焼きを一個ずつ味わいながら、帰りの新幹線予約の変更をスマホで行なう。
...遅めに予約していた列車から早めの列車に変更。月曜のせいか、意外とのぞみは空いていた。 |
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| [新大阪駅にて] |
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関西の低山を初めて味わいました。ですが、今回は箕面の森や東海自然歩道よりも、最後の勝尾寺の印象が強烈に残ってしまいました。
なかなか行くチャンスのない関西エリアですが、今後は、足を伸ばして、チャレンジしてきたいと思っています。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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