トップページ>山行リスト(日付)>檜洞丸_記録20180408
2018年4月8日(日) 晴れ 同行者:「山の会」 2名 |
西丹沢ビジターセンター(8:50)〜(9:34)ゴーラ沢出合(9:39)〜(10:19)展望園地(10:30)〜(11:09)ベンチ(11:15)〜(11:50)檜洞丸(12:26)〜(12:41)ベンチ〜(13:08)展望園地(13:13)〜(13:42)ゴーラ沢出合〜(14:28)西丹沢ビジターセンター |
今回、「山の会」月次山行として、檜洞丸に行ってきました。約3年ぶりの訪問です。ツツジ(シロヤシオ、トウゴクミツバツツジ)には早い時季でしたが、意外と登山者が多く、驚いてしまいました。
詳細は、以下をご覧下さい。 |
新松田駅にてメンバーが全員集合し、予定通り西丹沢ビジターセンター行き7:30発の2番バスに乗車。10分前に発車した1番バスと違って、2番バスは、座席が半分も埋まらない。予想通り、ゆったりと座席を確保することができた。
玄倉に向かう途中、丹沢湖北側の山腹を眺めると、満開となったヤマザクラの白い花が点在する。もうすっかり春の様相だ。
8:37、西丹沢ビジターセンター(VC)に到着。周辺の駐車エリアには、既に多くの自家用車が駐車しており、もうツツジのシーズンかと思わせるような状況だ。登山者カード(バス車内に設置してあった)を提出して、いよいよ出発。
正面には、大室山が姿を見せる。
3月下旬のミツバ岳山行の時、眺めた大室山は、雪化粧していたが、今では沢筋ですら、雪は、全く見当たらなかった。 |
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[大室山を望む] |
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今日のメンバーは、「山の会」STKさん、HINさん。二人とも、会の中では、快速登山者で恐れられている。今回は、どういう訳か、他メンバーがおらず、この先、撮影しながら登れるのか、ちょっと不安だ。 |
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[今回の同行メンバー 左:STKさん、右:HINさん] |
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ツツジ新道入口で右折して、登山道に入る。尾根の腹を登り切り、尾根の反対側に回ると、新緑の木々、そしてヤマザクラの花が、目に入る。ツツジの花は無いものの、この時季でも、この光景ならば、満更でもないなと思う。
....前を歩く二人は、既に速足状態。 |
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[フラットな登山道] |
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だが、先を行く二人の足が止まった。何かと思ったら、前方に一面のミツマタ群落が広がっていた。普通、ミツマタは、植林帯に広がるが、ここは、自然林の斜面にミツマタが立木の下を埋め尽くしていた。
こんな場所にミツマタなんて、あったっけという、予想外の光景に思わず撮影タイムとなる。
ただ惜しむらくは、もう完全に開花ピークを過ぎており、花の色が白っぽくなっていた。それでも二人には、新鮮に見えたようで、各々がデジカメ撮影したりして、時間を費やす。 |
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[ミツマタ群落] |
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9:34、ゴーラ沢出合に到着。ここで小休止して、水分補給。
振り返って、渡ってきた沢方向を眺めると、その奥の尾根の斜面にツツジが咲いているのを発見。どうやらミツバツツジが咲いているようだ。ツツジには、今回、全く期待していなかったが、思わぬ発見に心が和む。
9:39、出発。 |
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[ゴーラ沢出合に到着] |
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9:46、ベンチの横を通過。ここまで、檜洞丸に向かう道標が新しくなっている事に気がついた。(写真下)
最近の傾向として、新しい道標の場合、英語でも記載されているケースが多い。ここもそうだった。何気なく、アルファベットに着目してみる。
すると、檜洞丸は、「Hinokihoramaru」と記載されていた。「ひのきほらまる?」...う〜む。これが、最近の読み方なのかなと思ってしまったが、すぐに否定する。やはり、「ひのきぼらまる」だろう。
この道標だけなのかなと思い、この後の道標でも確認することにした。 |
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[新しくなった道標] |
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10:19、展望園地到着。新しい道標では、「展望台」と記されていたが、ここは、昔からの名称、「展望園地」を採用して欲しかったなぁと、個人的には思う。
残念ながら、天気は素晴らしいのだが、富士山方面は、雲が発生しており、富士の裾野だけがどうにか眺められた。また、手前の木が伸びていて、富士山の眺めには、ちょっと目障りになっていた。いずれ、切られてしまうのではないだろうか。 |
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[展望園地(展望台)から富士山方面を望む] |
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展望園地からは、新しいルートが出来ていた。従来のルートは、尾根の腹を斜めに登っていくような道筋で、左下は、急斜面となっている。このため、凍結した雪が残っていると、ちょっとスリル感があった。(その後、クサリが設置された。)今度の新ルートは、尾根の背筋を登っていくルートになっている。これなら、転落の可能性は、小さく、より安全に通行できるだろう。 |
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[展望園地から新しいルートを進む] |
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11:09、展望のいいベンチに到着。小休止とする。
ここからは、北西側の大室山の光景が広がる。休憩するには、ピッタリの場所である。
ツツジの時季であれば、この周辺は、シロヤシオとトウゴクミツバツツジの花に囲まれ、ツツジ新道と名が付くだけのことはあるな〜と納得できるエリアだ。
ここまでで、新しい道標の「horamaru」問題を確認。
・展望園地手前の鞍部、展望園地直前での道標は、「boramaru」
・展望園地から先の新しいルートでの道標は、「horamaru」
と、「horamaru」と「boramaru」が、混在していた。おそらく1回目の製作で、「horamaru」としてしまい、2回目の製作で、「boramaru」と変更したのではないだろうか。 |
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[ツツジ新道ベンチにて] |
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ベンチの先は、ツツジの当たり年で、かつ開花ピークに訪れたら、満開のシロヤシオのトンネルを通り抜けるようなエリアだ。だが、今は、まだ蕾すら無く、冬枯れの木立群を進む。
石棚山稜からの登山道と合流し、登りは、だいぶ緩くなる。
木道を歩いていくと、立ち枯れの木々が目立つ。何となく、立ち枯れの木が増えたような気がする。そのうち、檜洞丸山頂から、立木が消えていくのではないかと思えてしまった。
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[立ち枯れが目立つ(1)] |
[立ち枯れが目立つ(2)] |
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11:50、檜洞丸頂上に到着。
登山道では、そんなに他の登山者を見掛けなかったのだが、頂上には、30人ぐらいの登山者が休憩中で、予想以上の人数にちょっと動揺する。
犬越路寄りのベンチがちょうど空いたので、そこでランチタイムとした。 |
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[檜洞丸山頂到着] |
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何か羽の回るような音がするなと思ったら、山頂からドローンを飛ばしている人たちが居た。これにカメラをつけて撮影したら、面白い画像が取れるだろうな〜と、点のように小さくなったドローンを眺める。 |
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[ドローンを目撃] |
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ドローン見物を終えて、いつものようにブナの木の定点撮影をしようと、青ヶ岳山荘の方に目を向ける。
「あれっ!」
なんと、目的の木がなくなっていることに気がついた。よく見てみると、地面に根本から倒れているブナの木を発見。
「おおっ! ついにこの時が来たか」
と、ちょっと言葉が出なかった。
ここで、恒例の1本のブナの変遷をUP。 |
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[木が無い?] |
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倒木の根元に近づいてみると、登山者の危険を考えて、どうも人手によって、強制的に倒されたように思えた。 |
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[根本から倒れていた] |
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長年、見続けたブナの木の変わり果てた姿にいささかショックを受けながらも、2人を誘って、犬越路側に向かい、大室山、奥多摩方面の展望を楽しむ。
だが、富士山は、相変わらず霞んでおり、裾野は、少し見えているが、頭の部分は、サッパリという光景で、今一つ。 |
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[大室山方面の眺め] |
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3人の登頂記念撮影を実施後、12:26、檜洞丸頂上をスタート。
帰路は、登りと同じルートとした。
だが、登りの時と、下りの時では、距離感覚が全然、異なった。あっという間に石棚山稜分岐点まで来たかと思うと、ツツジ新道のベンチから展望園地までが、とても長く感じた。 |
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[ツツジ新道の下り] |
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13:42、ゴーラ沢出合に到着したが、休憩せずに通過する。
先行の二人は、相変わらず、ペースが落ちない。
....撮影していると、すぐに離されてしまう。 |
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[ゴーラ沢を通過後、西丹沢ビジターセンターへ] |
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ミツマタ群落に再び戻ってきた。まだ黄色が残っているミツマタを探して撮影。(写真下左)
その後は、各々3人が、続々と現れる満開のヤマザクラを撮影しながら、のんびり歩いていく。(写真下右) |
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[再びミツマタ群落を通過] |
[ヤマザクラが満開] |
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14:28、西丹沢ビジターセンターに到着。14:40発のバスにちょうど間に合った。
既にバス停には、下山者の列が出来ていた。
自販機で、サイダーを買う。あまり、冷えていなかったが、下山した充実感を味わいながら、一気に飲む。 |
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[西丹沢ビジターセンターに到着] |
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STKさん、HINさん
本日は、お疲れ様でした。速いペースで往復できましたので、14:40発のバスに乗車することが出来ました。ちょっとツツジには、早かったですが、多くの満開のヤマザクラに出合えた事に大満足でした。(ミツマタもありました)
今後とも、宜しくお願い致します。
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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