今回のパートナーであるYSさんとは、八王子駅で待ち合わせ。無事、7:10に集合した後、４番線ホームで特急スーパーあずさ１号を待つ。YSさんに取ってもらった指定席は、12号車で、先頭車両だった。 　7:29、定刻通り、スーパーあずさ1号が八王子駅のホームから離れていく。 　車窓から見る光景は、雨。横浜を出発する時、雨は降っていなかったのだが、八王子に近づいてきたら、いきなり雨模様となった。 　久々にYSさんとの再会したことで、話のネタは、尽きることはないが、やはり車窓が気になってしまう。 　「さて、天気はどうなることやら．．．．」 　甲府盆地では、雲が低く、八王子と同様な天気だったが、電車が、上諏訪を過ぎていくと、天気は、比較的よくなり、塩尻付近では、青空が雲の間から見えた。 　「これは、これは、．．．」 　「意外にも、いけるかもしれない。」 　YSさんとは、お互いニンマリだ。 　9:39、松本着。 　駅の外に出てみると、曇ってはいるものの、雨が降るような天気ではなかった。
［甲府盆地を眺める］	［松本付近では青空が］	［松本駅前にて]

松本駅から新島々まで電車で行くことも考えたが、今回は、松本から上高地行きの直行バスを選択。連休前の平日だが、やはり、バスの前には長い行列が出来ていた。だが、本格的な山行姿の登山者は、それほど多くはない。半数以上が上高地散策の人々のようだ。 　バスの乗客は、発車直前まで増え続け、補助席を２つ使用するところまで埋まった。

［松本バスターミナルにて］

11:58、上高地バスターミナルに到着。 　到着して開口一番。 　「暑い〜。」 　強烈な太陽光線が顔にモロに当たる。相当、紫外線が出ているような感じである。 　「とにかく、いい天気で、なによりですね。」 　と、YSさんとは、上空の天気に満足しながら、昼食をとる。 　今日、宿泊予定の横尾山荘にＴＥＬする。先日、予約を入れたところ、上高地に着いた時点でＴＥＬして欲しいと言われていたからだ。 　12:37、帽子を深く被って、出発。

［上高地バスターミナル付近にて］

ものの4､5分で河童橋に到着。ここも観光客で賑わっていた。平日とはいえ、この人気は、さすが上高地。 　YSさんは、母娘らしい二人連れに写真を頼まれ、カメラマンに。だが、背景となる穂高の山々は、岳沢の途中までしか見えず、その上は、雲に覆われていた。(写真下)

［河童橋にて］

明神にて小休止。（13:23〜13:35) 　ここでも、まだハイカーが多く、賑わっている。 　　一時、日が陰っていたのだが、再び日が差してきた。 　「今日は、本当に暑いな〜」 と、八王子での雨がウソのような状況だった。

［明神にて］

だが、山の天気は、急変する。今日も、その一例だろう。徳沢に到着した時、急に雨が降り始めたのだ。 　さっきまで、強烈な日差しが背中を照らしていたのが、信じられないくらい、上空は急に薄暗くなった。 　「ちょっと止みそうもないですね。」 　YSさんとは、雨宿りを兼ねて、徳沢で小休止していたが、出発することにした。

［徳沢にて］

「まさか、ここで傘を使用するとは」 　YSさんと思わず、苦笑い。 　徳沢を過ぎると、すれ違う人が殆ど居なくなってしまった。さすがにハイカーの人々も、この奥までは訪れないようだ。 　梓川の色は、エメラルドグリーンで、ちょっと神奈川では見られないような色だったが、その流れは激しく、見ていて恐怖感を覚える。（写真下）

［雨の中の歩行となる］

15:34、横尾山荘に到着。 　ここ横尾は、何度も通ったことはあるが、この山荘に宿泊するのは初めてだった。晴れていれば、前穂高がその切り立った山容を見せてくれるのだが、さすがに今は、ガスに覆われ、山影すら見えない。

［横尾山荘に到着］

小屋の中で案内された部屋は、２段ベッドの８人部屋。これは、ゆったり寝れると、ひと安心。 　16:00から入浴できるということで、タオルなどを用意し、風呂場の入口で待っていると、小屋のスタッフから 　「どうぞ〜」 の案内。16:00ジャストに風呂場に向かう。 ．　．．．．一番風呂となる。 　風呂場は、別建屋となっていた。浴槽は、それほど広い訳ではないが、新しくて気持ちがいい。但し、石鹸、シャンプーの使用は禁止されているので、髪の毛のサッパリ感は、それほど得られず。 　風呂から上がり、談話室に向かう。途中、玄関の前を通ると、続々と登山者が到着している。やはり連休前ということで、宿泊者が多いようだ。 　夕食は、17:30からということで、まだ時間は、タップリ。談話室にある自販機で缶ビールを購入し、まずは、山行１日めは、予定通りの行動となったことで、YSさんと、乾杯。
［２段ベッドでゆったり］	［風呂は別建屋］	［湯上りでの乾杯]

※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。