トップページ>他山域山行リスト>槍ヶ岳_記録20100806
8月6日(金):上高地バスターミナル(7:02)〜(7:05)河童橋(7:17)〜(8:03)明神(8:09)〜(9:00)徳沢(9:15)〜(10:13)横尾(10:50)〜(12:41)槍沢ロッヂ(泊)
8月7日(土):槍沢ロッヂ(6:20)〜(8:08)天狗原分岐〜(12:07)槍ヶ岳山荘(12:39)〜(12:59)槍ヶ岳(13:19)〜(13:46)槍ヶ岳山荘(14:40)〜(15:25)大喰岳(15:37)〜(16:16)槍ヶ岳山荘(泊)
8月8日(日):槍ヶ岳山荘(5:20)〜(7:26)天狗原分岐〜(9:20)槍沢ロッヂ(9:28)〜(10:44)横尾(10:57)〜(11:45)徳沢(11:52)〜(12:35)明神(12:49)〜(13:30)河童橋(13:32)〜(13:37)上高地バスターミナル |
今回は、父と、久々の北アルプス山行です。
父は、今年で82歳となります。80近くになってから、毎年、この頃になると、「今年で3000m級の山は、引退」と宣言する父なのですが、翌年になると、また北アルプスに向かっておりました。それも単独です。
ですが、いくらなんでも年齢的に見て、そろそろ本当に引退だろうという気がしてきました。そうであれば、最後ぐらい同行するのが、息子の礼儀というもの。そんな訳で、今年は、北アルプス山行に同行することにしました。
目的の山は、槍ヶ岳です。父は、7回目。私は、8回目の槍ヶ岳訪問となります。
....でも、父と行く槍ヶ岳は、今回が初めて
今回の山行後、いよいよ父自身から「真の」3000m級の山からの引退宣言が出てきました。 その理由は?
詳細は、以下をご覧下さい。 |
新宿からの臨時夜行列車で、早朝、松本到着。
どういう訳か、父は、夜行好きである。寝られないのが、嫌だといいながら、利用頻度は高い。これは、 寝ている間に移動できるという効率重視の性格かもしれない。
眠い目を擦りながら、松本電鉄へ乗換える。乗車した電車は、ノンストップで新島々に到着。ここから、上高地行きのバス乗り場へと急ぐ。登山者が、バス停前にドッと集まってくるのかと思ったら、意外に少ない。やはり、マイカーで乗り込む登山者が圧倒的に多くなったということだろうか。
バスの中で再び、眠り込む。
6:28、上高地バスターミナルに到着。1年ぶりの訪問である。
. ....今年も来た〜
ターミナルのベンチにて朝食をとる。まだ6時半というのに登山者がやってくるのを察してか、ベンチ前の店は、全てオープン。天気は、上々だ。悪くない。父は、ザックを背負ったら、いきなり歩き出した。慌ててついて行く。(7:02)
すぐに河童橋。ここで、撮影タイム。こんな天気なので、期待通りの光景が広がった。 |
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[上高地バスターミナルにて] |
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樹林帯の日陰は、歩きやすいが、モロに太陽光が当たる林道は、暑くてつらい。贅沢な悩みだと思いながら、林道を歩き続ける。
梓川の縁に出た。河原が広い。遠くに見えるは、大天井岳のようだ。
9:00、徳沢到着。(写真下)
缶コーラを買って飲む。冷えたコーラは、この上ない爽快感。今日は金曜日だが、シーズン中ということで、結構な人数の登山者が休憩中だった。 |
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[徳沢にて] |
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10:13、横尾到着。(写真下) 去年、ここを訪れた時は、雨だったので、ひと気のない広場だったが、今回は、青空の下、登山者の休憩姿が見受けられ、とても明るい雰囲気だ。
....去年、この横尾山荘で、一番風呂だったことを思い出した。
父曰く、右足が若干、調子悪いらしい。だが、ここまで、父の歩行ペースは、それほど悪くはなかった。まあ、このまま進むと、今夜の宿泊予定の槍沢ロッヂには、昼ぐらいに到着してしまうので、ここでゆっくり休憩することにした。 |
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[横尾にて] |
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横尾からは、道が狭くなり、樹林帯が密になる。ようやく山道歩きとなってきた。梓川左岸に登山者が休憩中だった。右手の道標を見れば、ここは槍見河原。槍のピークが見れるかと岩の上に立ち、槍ヶ岳方面を眺めてみる。
一の俣谷を渡り、続いてニの俣谷を渡る。(写真下) ここまで来れば、槍沢ロッヂは、近い。 |
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[二の俣での橋を渡る] |
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木立の間から見える左手の横尾尾根は、急峻だ。垂直の壁のように見える。鬱蒼とした樹林帯の中は、日陰なので、まだ涼しい。(写真下) 槍沢の沢音が結構、耳に響く。
「そろそろロッヂが、見えてもいいのでは」などと話をしていたら、、本当にロッヂの建屋が林の中から現れた。 |
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[緑の中を進む] |
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12:41、槍沢ロッヂに到着。
宿泊手続きを終え、外に出て、缶ビールで乾杯。やはり、山のビールはウマい。 |
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[小屋にて乾杯] |
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ゆっくり、缶ビールを飲んでいたら、ヘリコプターの音が聞こえてきた。
ホバリングする瞬間を撮影。(写真下) ヘリコプターが上昇するとき、ものすごい土煙が立つ。
事前に小屋のスタッフが「離れてください」という意味が良くわかった。
運ばれてきたのは、ドラム缶や、食料のダンボールなど。ヘリが去った後、小屋の若い男女のスタッフがテキパキと物資を運んでいく。 |
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[ヘリコプターが小屋の荷物を運搬] |
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夜行列車のせいか、小屋に着いた後も、ゴロゴロと昼寝。談話室でも、いつの間にか寝ていた。
夕食後、就寝。今日の小屋は、満員状態でキツキツ。
だが、夜行列車のためか、睡魔の方が強く、すぐに眠り込む。 |
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[山荘から横尾尾根を見上げる] |
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※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。
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