トップページ他山域山行リスト>明神ヶ岳_記録20201206


明神ヶ岳

 山行日
2020年12月6日(日) 晴 同行者:3名
 コース
道了尊バス停付近(9:12)〜(10:25)見晴小屋(10:30)〜(10:59)神明水〜(11:52)昼食地点(12:41)〜(13:14)明星ヶ岳分岐点1〜(13:22)明星ヶ岳分岐点2〜(13:26)明神ヶ岳(13:35)〜(13:37)明星ヶ岳分岐点2〜(13:52)最乗寺(道了尊)分岐点〜(14:36)宮城野分岐点(14:39)〜(16:25)宮城野営業所前〜(16:31)宮城野温泉会館(17:15)〜(17:19)宮城野
 今回は、新しいメンバーで、雄大な富士山の眺めを期待し、明神ヶ岳に行ってきました。
 詳細は、以下をご覧下さい。


 今日は、ひょんなことから、「明神ヶ岳は、初めて」という女性3人をお連れしてのハイキングとなった。
 小田原駅で今回のメンバーと集合し、伊豆箱根鉄道大雄山線に乗車。
 ....久々に乗車。仕事で何度か乗ったことがあるが、それ以外では、初めてかも。

 大雄山駅からタクシーに乗って、道了尊バス停の少し先で降車。
 ウィンドブレーカを脱ぎ、ウェストバッグをザックにしまい込んだり、アキレス腱を伸ばしたりした後、9:12、出発する。
 ....道了尊から出発するのは、これで3回目だが、今まで一回も巨大な赤下駄を見物していない。今回もパス。
[最初は、最乗寺の横を歩いていく]

 尾根筋に乗ってからは、植林帯の中の登りが続く。今日は、日が差し込んで、植林帯でも明るい。
 よく見ると、後方に送電鉄塔が見えた。(写真下) 地図で確認したら、ここは、標高585mぐらいだと判明。
 ....残念。またしても、三角点(534.3m)をスルーしてしまった。登山道の傍にある筈なので、目に入りそうなのだが。
[植林帯を行く(振り返って撮影)]

 10:25、見晴小屋に到着。
 5年前、初めて訪問した時と、建屋の外観は、さほど変わっていない。板壁が破れ、床と板壁の隙間が少し大きくなった感じだ。とは言え、もう完全に廃屋状態だ。
 この建屋前のベンチで、小休止。
[見晴小屋に到着]

 10:44、右に謎の索道施設の残骸を見る。
 ここは、初めてこのルートを登ったとき(2015年5月)、気になったので、ネットで調べてみたところ、サイトが見つかったので、「明神ヶ岳・明星ヶ岳_記録20150505」内にリンクを張っていたが、ここでも再掲。

  大雄山−明神ヶ岳索道(仮名)

また、下記サイトも見つけた。
  明神ヶ岳|〜梨子平/リフト鉄塔跡〜

 そろそろ、柱となっている鉄骨も折れそうで、倒壊しそうな雰囲気だ。相変わらず、木の幹にワイヤーが食い込んでいるのを確認すると、すぐさま脱出。
 ワイヤーを取り込んでしまった樹木の強靭な生命力は、驚異だが、おそらく50年は経っていると想定されるワイヤーが切れずに残っていることも驚異に感じた。
[謎の索道施設] [ワイヤーが木の幹に食い込む]

 10:47、前方がフラットな道のりとなる。
 その道を進むと、左手に紅葉や黄葉樹林が現れた。もう12月に入っており、この高度(740mぐらい)ならば、紅葉は、終わっていると思っていたので、ちょっと意外だった。
[まだ紅葉・黄葉が残っていた]

 標高760mぐらいまで登ってきた。
 振り返って、相模湾を眺める。今日は、空気が澄んでいて、クリアに海岸線が見えた。女性御三方は、初めて、相模湾を見下ろす光景に感動中。
[相模湾を眺める(振り返って撮影)]

 10:59、神明水に到着。
 パイプの付いた水場に近づく。この水をペットボトルに入れ、後ほど紅茶を飲もうとしていたのだが、残念ながら、神明水は、涸れており、ガッカリ。
[神明水]

 標高840mぐらいにて、振り返ると、大山がクッキリ見えた。(写真下)
 これだけクリアならば、富士山が楽しみだ。
[大山を望む(振り返って撮影)]

 防火帯のような植林帯に挟まれた草地を登っていく。この辺りが、結構、キツく感じるところだ。
 一歩一歩、ゆっくりと進む。
[防火帯?を行く(振り返って撮影)]

 右手にマユミの木を見つけた。
 葉を落とした枝には、赤い実が、目立っていた。
[マユミの実]

 12時に近づいてきた。だが、まだ頂上には、時間がかかりそうだ。
 ということで、登山道横のスペースのある所で、ランチタイムとした。ちょうど、陽が当たり、風もなく場所的には、問題なし。
[ランチタイム(食後のフルーツは、イチゴ)]

 ランチタイムを終え、再び歩き続け、13:14、最初の分岐点(明星ヶ岳分岐点1)に到着。ここを右折し、明神ヶ岳を目指す。登山道は、完全にV字の溝状になっていて、かつ急登になり、非常に登りにくい。(写真下) 丹沢だったら、間違いなく、木の階段が設置されるような所だ。
[V字の登山道(振り返って撮影)]

 稜線の分岐点(明星ヶ岳分岐点2)に出たが、休むこともなく、頂上に向かう。まずは、富士山を眺めたいためだ。
 13:26、明神ヶ岳頂上に到着。(写真下左、右)
 頂上には、10人ぐらいの登山者が既に休憩中だった。
 残念なことに富士山の眺望は、得られず、雲にスッポリ覆われていた。但し、幸いにも神山や駒ヶ岳、金時山など、箱根の山々は、見渡すことが出来た。
 やはり、西風が強い。今回は、頂上で記念撮影した後、さっさと下ることにした。
[頂上広場に到着] [明神ヶ岳山頂標識]

 再び分岐点(明星ヶ岳分岐点2)に戻ってきた。(13:37)
 先程、頂上に向かう時は、手前に雲が多かったのだが、今は、その雲が消えていたので、立ち止まって、しばし、4人で相模湾を見渡す。
[相模湾方面の眺め]

 さらに稜線を下っていく。
 最後尾メンバーから、「ストップ」の声がかかる。何かと思えば、後方から単独男性が追い越すということで、声をかけたとの事。だが、一向にその男性が現れない。
 「青い服を着ていた。」と、いろいろ補足説明を受けるが、他の3人は、ポカーン。
 この先、
 「いよいよ憑かれたか。」
 「今夜、寝る時にも出てくるのでは」
とか、彼女に対し、憶測が飛び交う。
 ....この話題で、この後の下山路は、大いに盛り上がったのだ。

 13:52、最乗寺(道了尊)分岐点を通過。(写真下)
[分岐点を通過(振り返って撮影)]

 13:55、矢佐芝分岐点を通過。
 この道標の柱には、「二宮金次郎ゆかりの地 矢佐芝へ」と文字が書かれてあった。やはり、明神ヶ岳には、道了尊奥ノ院コースで登り、矢佐芝に下るコースを歩かないとイカンな〜と、一人呟く。

 14:26、急な下りが始まる時、明星ヶ岳方面の外輪山の稜線が見渡せた。(写真下)
[明星ヶ岳方面の眺め]

 14:36、明星ヶ岳と宮城野の分岐点に到着。
 今回は、ここで稜線を離れ、宮城野へ下っていく。
[明星ヶ岳分岐点]

 そろそろ足の疲労が出てくる頃ということもあり、スローペースで慎重に下っていく。続いて、別荘地の横を下っていくが、滑りやすかったので、結構、時間がかかってしまった。
 16:11、舗装路に出た。(写真下)
[舗装路に出てきた(振り返って撮影)]

 舗装路に出た後、宮城野温泉会館に向かう。
 計画時では、「勘太郎の湯」としていたのだが、メンバーから、「2019年に閉館していますよ。」と知らされてビックリ。価格も、浴槽スペースも、休憩エリアも満足だったのに。残念無念。

 16:31、宮城野温泉会館に初めて入浴。
 内湯は、ちょっと狭いが、結構、湯が熱く、5分が限度。だが、これが意外と気持ちよかった。その後、適温だった露天風呂に入り、天国気分を味わう。
 ....しかし、ここは、シャンプー持参とのことだったので、髪は湯で流すだけとなった。
[宮城野温泉会館]

 温泉会館から出たら、とっぷり日が暮れていた。
 バス通りに出て、箱根湯本寄りに歩き、17:19、宮城野バス停に到着。
 17:15の次は、17:25。あと6分と思ったら、すぐにバスが到着。どうやら、17:15が遅れてきたようだ。

 その後、日曜とは思えない程、道が空いていて、20分で、箱根湯本に到着。
 女性御三方は、30分後の小田急ロマンスカーに乗車となった。日曜日だというのに、こんなにロマンスカーが空いているのも珍しい。ロマンスカーを見送って、帰路につく。
 [宮城野バス停にて]


 ご同行して戴きました皆様
 明神ヶ岳登山、お疲れ様でした。この度は、日頃、話すことのないような登山話が出来て、大変面白かったです。今後もどうぞ宜しくお願い致します。



※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。