トップページ他山域山行リスト>焼岳・蝶ヶ岳_記録20190810


焼岳・蝶ヶ岳

 山行日
2019年8月9日(金)〜11日(日) 晴・晴・晴
同行者:「山の会」メンバー 1名(8/9)、12名→10名(8/10)、10名(8/11)
 コース
2019/08/09:上高地バスターミナル(6:33)〜(7:09)田代橋〜(10:07)焼岳小屋(10:50)〜(11:23)中尾峠〜(13:02)焼岳北峰(14:08)〜(16:38)焼岳登山道入口〜(16:53)中の湯温泉旅館(泊)
2019/08/10:中の湯温泉旅館(7:30)⇒(旅館ワゴン車)⇒(7:44)大正池(7:58)〜(8:50)上高地バスターミナル(9:05)〜(9:10)河童橋〜(9:53)明神(10:04)〜(10:50)徳沢(11:07)〜(15:12)長塀山(15:16)〜(16:19)蝶ヶ岳〜(16:27)蝶ヶ岳ヒュッテ(泊)
2019/08/11:蝶ヶ岳ヒュッテ(6:52)〜(7:00)蝶ヶ岳(7:09)〜(9:37)まめうち平〜(11:10)三股〜(11:23)三股駐車場


<第2日>中の湯温泉〜大正池〜徳沢〜蝶ヶ岳ヒュッテ
 朝、目覚めると今日も好天気。
 昨晩の夕食と同じ場所で、1列にテーブルが並んだ部屋で、朝食をとった後、バタバタしながら、7:30、旅館のワゴン車に乗って出発する。
 ....料理は最高!
[朝食の一コマ]

 釜トンネルを通過。 (写真下)
 天井から水が落ちてきたり、路面が悪かったりという昔の釜トンネルと比べたら、なんと走りやすい道だろうか。快調に走っていくと、トンネルの出口が見えてきた。
 トンネルを出たら、明神岳の姿が目に入る。昨日同様、素晴らしい光景が広がることが分かった。
[釜トンネルを走る]

 今日は、混雑ピーク対策のせいか、旅館のワゴン車といえども上高地バスターミナルまで入れないとのことで、大正池の前で、ワゴンから降車。
 道路から池に向かって下っていくと、朝靄がほんの少し残っていた大正池に焼岳がシンメトリックに映っていた。(写真下)
 今まで何度となく上高地を訪れているが、大正池の岸に立つのは、初めてだったので、この光景は、とても新鮮だった。
[大正池と焼岳]

 同じく大正池の岸から眺めた穂高連峰。(写真下)
 2日続けて、この眺めが見れるのは、何とラッキーなことだろう。
[大正池から穂高岳方面]

 その後、大正池から上高地バスターミナルの方へ歩いていく。やがて、樹林帯の中のルートに入る。8時を過ぎたせいか、だいぶハイカーの数が増えてきた。
 突如、田代湿原の前に出た。ここでも正面に穂高連峰が奥に聳え立つ。この光景も初めてなので、何枚も撮影してしまった。
[田代橋に向かう途中にて]

 田代橋の前を通り過ぎると、ここから上高地バスターミナルへの道は、昨日通った道だ。今日は、逆方向に歩いていく。
 樹林帯の中を仲間と話しながら歩くのも楽しい。
[フラットな樹林帯を進む]

 上高地バスターミナルを通過し、河童橋まで来ると、観光客ラッシュとなる。
 このため、特に記念撮影もせず、通過していく。
 通過後に、振り返って河童橋と焼岳を撮影。(写真下)
[河童橋と焼岳(振り返って撮影)]

 小梨平では、数多くのテントが目に入る。さすが夏休みシーズンだ。昨日、焼岳に登るときに会ったお母さん娘さんパーティは、小梨平のキャンプ場からと言っていたが、確かにここだと、焼岳が一番登りやすい感じがする。
 ....明神5峰なんて、簡単に行けないし

 9:53、明神に到着。
 ここでメンバーSOYさん、NOMさん2名と別れる。NOMさんは、そもそも蝶ヶ岳企画の当人だったのだが、今朝、朝食前に突如腰痛となり、急遽、SOYさんと同じ上高地散策に変更となった。ということで、明神からは、10名となった。
[明神にて]

 10:50、徳沢(徳澤園前)に到着。ここで小休止。(写真下左)
 天気が良すぎて上高地と言えども、非常に暑く感じる。自販機でペットボトルのコーラを買って一気飲み。やはり冷たいコーラ(炭酸水)は、喉を潤すなぁと、満足感を味わう。
 ここから蝶ヶ岳ヒュッテまでは、地図上のコースタイムで、4時間40分。今からだと、15:40ぐらいになってしまう。そこで、10人を4人(快速組)と6人(ノンビリ組)に分ける。快速組は、山小屋に早めに入り、チェックインしてもらうという作戦だ。

 11:07、徳沢を出発する。すぐ先に蝶ヶ岳・長塀山登山口があった。(写真下右)
[徳沢にて] [蝶ヶ岳・長塀山登山口]

 前方を歩く快速組を見て、我々ノンビリ組も出発。快速組は、さすがに速い。すぐに視界から消えてしまった。覚悟は、していたが、樹林帯の登りが続き、周囲は、木しか見えない。
 背中のザックも重く感じられ、今一つペースが上がらない。だが、ノンビリ組メンバーの中でも速い/遅いがあり、列が徐々に長くなっていく。長過ぎると判断したら、前を歩く人に待ってもらい、元の列の長さに戻る。
 そんな繰り返しで、登り続ける。
[厳しい登りが続く]

 13:18、女性3人組とすれ違う。聞けば、今朝、横尾山荘を出発し、蝶ヶ岳へ直登し、この長塀山を経由して上高地に戻るとの事。いろいろなコースのとり方があるものだと思う。
 13:55、水分補給のため、小休止。(写真下)
 ここから先、少し緩やかな登りとなった。
[樹林帯の途中で小休止]

 15:12、長塀山到着。ちょっと小休止。
 ピークではあるが、樹林に囲まれて遠方の視界無し。
 ここから蝶ヶ岳ヒュッテまで、地図上のコースタイムは、1時間。あと1時間だと気合を入れて出発。
[長塀山に到着]

 樹林帯が終わり、突如、草原とハイマツの斜面に出た。この先が蝶ヶ岳ヒュッテかなと思えた。
 視界がこれだけ広がると、気分爽快だ。
[樹林帯から抜けた]

 そう思って、左を見たら、ビックリ仰天。
 逆光だが、槍穂がしっかり見えていた。う〜む。さすが蝶ヶ岳。今まで、全くこの光景を見せていないで、ここで一気に全部見せるという演出が憎い。
[左手に突如、槍穂高連峰が現れる]

 さらに進むと、蝶ヶ岳ヒュッテが見えてきた。
 あと少しだ。ここからは、もう登りがないので、足取りは軽い。
[蝶ヶ岳ヒュッテを発見]

 途中で、快速組のTOIさん、YUTさんと出会う。(聞けば、我々よりも到着が1時間以上、早かった)既に山小屋で着替え終わり、我々ノンビリ組を出迎えてくれた。そこで、ちょっと寄り道し、蝶ヶ岳の標柱に向かう。
 「あれっ、ここが蝶ヶ岳頂上?」
 標柱には、「蝶ヶ岳山頂」と書かれてあった。ちょっと気になったが、標柱には、そう書かれてあるので、そうなのだろう。手許の地図(山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳 2015年)で確認すると、この地点は、蝶ヶ岳最高点と記されてあった。
 「最高点だから、山頂ということか」と納得。
[途中で蝶ヶ岳山頂に寄り道]

 16:27、蝶ヶ岳ヒュッテに入る。自分にとって、38年ぶりの訪問だった。
 だが、小屋に入っても、38年前の小屋の記憶は、全くなかった。
 ....3年前、八ヶ岳のオーレン小屋には40年ぶりに訪問したが、その時は、部屋のレイアウトに記憶があったのだが。
[蝶ヶ岳ヒュッテに到着]

 1階のテーブルにて皆で乾杯。
 その後、外に出て日没を撮影。(写真下)
 ガスがゆっくり流れている中、ちょうど大キレットに陽が沈んだ。
[大キレットに陽が沈んだ]

<今日の花>
 今日は、高山植物をよく見かけた。
 ゴゼンタチバナ、ハクサンフウロなど。だが、色鮮やかで、一際目立ったのは。クルマユリだ。(写真下)
[クルマユリ]

<第3日>蝶ヶ岳ヒュッテ〜三股駐車場

<第1日>上高地バスターミナル〜焼岳〜中の湯温泉


※山行時間には、撮影時間を含んでおりますので、ご注意下さい。